運行管理者 運行管理者の概要

運行管理者

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/03 07:02 UTC 版)

運行管理者
略称 運管
実施国 日本
資格種類 国家資格
分野 運輸
試験形式 CBT
認定団体 国土交通省
認定開始年月日 1960年(昭和35年)
等級・称号 旅客・貨物
根拠法令 道路運送法
貨物自動車運送事業法
公式サイト https://www.unkan.or.jp/
特記事項 実施は運行管理者試験センターが担当
ウィキプロジェクト 資格
ウィキポータル 資格
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概要

運行管理者の職務は『道路運送法』、『貨物自動車運送事業法』に基づいて、事業用自動車の運転者の乗務割の作成、休憩・睡眠施設の管理、運転者の指導監督、点呼による運転者の疲労・健康状態等の把握や安全運行の指示など、事業用自動車の運行の安全を確保するための業務を行う。また、自動車運送事業者(貨物軽自動車運送事業者を除く)は、一定の数以上の事業用自動車を有している営業所ごとに、一定の人数以上の運行管理者を選任しなくてはならない。 運行管理者は、複数の営業所の運行管理者を兼務することはできない。

区分

旅客

道路運送法に基づかれる

  • 一般旅客 - 特定旅客自動車運送事業以外の旅客自動車運送事業
    • 一般乗合旅客 - 路線を定めて定期に運行する自動車により乗合旅客を運送する一般旅客自動車運送事業
    • 一般乗用旅客 - 1個の契約により乗車定員10人以下の自動車を貸し切って旅客を運送する一般旅客自動車運送事業
    • 一般貸切旅客 - 一般乗合旅客および一般乗用旅客自動車運送事業以外の一般旅客自動車運送事業
  • 特定旅客 - 特定の者の需要に応じ、一定の範囲の旅客を運送する旅客自動車運送事業

貨物

貨物自動車運送事業法に基づかれる

  • 一般貨物 - 他人の需要に応じ、有償で、自動車(三輪以上の軽自動車および二輪の自動車を除く。次項および第7項において同じ)を使用して貨物を運送する事業であって、特定貨物自動車運送事業以外のもの
  • 特定貨物 - 特定の者の需要に応じ、有償で、自動車を使用して貨物を運送する事業
  • 貨物軽 - 他人の需要に応じ、有償で、自動車(三輪以上の軽自動車および二輪の自動車に限る)を使用して貨物を運送する事業

現在交付されている資格者証の種類

貨物自動車運送事業運行管理者資格者
  • 旅客自動車運送事業運行管理者
  • 貨物自動車運送事業運行管理者

「旅客」の資格者証は旅客運行管理者試験合格者のみに交付しており、試験免除の認定では交付申請をすることができない。また、試験免除の認定では「一般貸切旅客」の資格者証は、交付申請をすることができない。

運行管理者選任者数

事業用自動車の数(被けん引車を除く)によって必要人数が決まる。貨物自動車運送事業の場合、

  • 29両まで(運行車+運行車以外)の運行管理者1人以上
  • 30両から59両(運行車+運行車以外)の運行管理者数2人以上
  • 以下、必要選任者数=1+配置車両数(被けん引車を除く。)÷30(ただし、小数点以下は切り捨てる)
※運行車とは、特別積合せ貨物運送の運行系統に配置する車両のこと。

さらに2013年5月1日以降、以下の条件が追加された。

  • 5両未満でも運行管理者1人を選任する必要がある。
    • 但し、専ら霊きゅう自動車または一般廃棄物の収集のために使用される自動車を管理する営業所、離島に存する営業所については、保有車両数が5両未満である場合、引き続き、運行管理者を選任する義務はない。







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