造語 造語の概要

造語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/24 06:33 UTC 版)

現在伝わっている全ての語は、いずれかの時代に何らかの意図や必要性によって造語されたものである。従って、「その語が造語(されたもの)であるかどうか」という分類は意味を成さない。しかし、その語がいつ、誰に、どうして作られたのかといった情報は、その語が用いられる分野を歴史的に捉える上での大きな手がかりとなる。

造語が行われるのは、主に次のような場合である。

  1. それまでに無かった新しいもの(発明品や製品、思想など)に命名する場合。
    • 食育」、「協働」など。
    • それまでに無かった新しいものが出来たために「それまでにあったものに」区別の為に命名される造語。レトロニムという。携帯電話普及後の造語である「固定電話」など。
  2. 他言語の言葉やものを示そうとする際に、対応する適当な語が存在しない場合。
    • 「野球」など。
  3. 既存の言葉で表すと冗長となるものを短縮しようとする場合。
    • ネチケット(インターネット上のエチケット)」、「ブログ(ウェブ上のログ)」など。
  4. 文学美術などの芸術作品において、作者がその意図を既存の言葉で表現できない場合。
  5. 既存の言葉を使用することによって生じる法的責任や道義的責任を回避・曖昧化しようとする場合。



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