藤竜也 藤竜也の概要

藤竜也

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/24 01:47 UTC 版)

ふじ たつや
藤 竜也
本名 伊藤 龍也
生年月日 (1941-08-27) 1941年8月27日(76歳)
出生地 北京
国籍 日本の旗 日本
身長 173cm
血液型 O型
職業 俳優
ジャンル 映画、テレビドラマ
活動期間 1962年 -
配偶者 芦川いづみ
事務所 藤竜也エージェンシー
公式サイト 藤竜也エージェンシー オフィシャルウェブサイト
主な作品
テレビドラマ
時間ですよ
悪魔のようなあいつ
プロハンター
かぶき者 慶次
大追跡
北条時宗
映画
愛のコリーダ
龍三と七人の子分たち
『野良猫ロックシリーズ』
『野獣を消せ』

来歴

大学在学中に銀座の日劇前でデートの待ち合わせ中にスカウトされて、日活に入社[4]1962年『望郷の海』でスクリーンデビュー。デビュー当初は大部屋俳優であり、エキストラに近い役もあった[5][6]。1970年代前半までは凶悪犯や用心棒などの悪役・敵役を演じる機会が多かった。

1976年大島渚監督の映画史に残る『愛のコリーダ』では、劇中で松田英子中島葵との本番を演じ大きな話題となった[7]。しかしこの作品の影響からか、翌年は俳優の仕事から遠ざかり、1978年に復帰した。以降は『大追跡』などのアクションや、現代劇を中心にテレビドラマ・映画で活躍する。

スポーツジム等で身体を鍛える俳優の先駆者といえる存在で[8]、『時間ですよ』で人気を博した頃にはすでに肉体を筋肉質へと変貌させた。

1980年代にはタバコのCMに出演するなど、ダンディーな中年として多大な人気を得て、3冊の写真集が発売された。

2000年代は黒沢清監督の『アカルイミライ』を始め若手監督の作品にも意欲的に出演している。2004年村の写真集』(三原光尋監督)で第8回上海国際映画祭最優秀男優賞を受賞[9]

2015年にはNHKのドラマ『かぶき者慶次』に主演、また北野武監督の映画『龍三と七人の子分たち』でも主演を務め、その龍三と七人の子分たちで、第25回東京スポーツ映画大賞の主演男優賞を受賞した[10]

1962年より「日活」、1970年代「芸映」「北欧企画」、1975年より「オフィスA・T」所属。2005年には30年以上担当したマネージャー高須透夫氏が脳卒中により退任(2010年8月27日死去)「オフィスA・T」が消滅したため2006年「藤竜也エージェンシー」を設立、所属。

人物とエピソード

  • 過去の趣味は陶芸。陶芸好きから映画『KAMATAKI』では吉行和子と共演、テレビドラマ汚れた舌』でも陶芸家の役で出演している。地元である横浜そごうに於いて1995年〜1998年の間に計3回、また横浜高島屋に於いても2006年に「藤竜也 陶芸展」を開催している [11]
  • 回転寿司が好物で、毎週必ず回転寿司に通っている[12]
  • 石原裕次郎からはタツと呼ばれ、大変かわいがられていて、石原が、藤と芦川の結婚を日活の重役たちに了承させ、藤に結婚式のタキシードも贈った[13]
  • 日活時代に、鈴木清順監督の作品に出たいと酒を持参し会いに行ったが、本人から「君には和田浩二の様な育ちの良さも、君には何も無い」とダメ出しを受ける。このことが俳優として転機になったと本人がスカパーの日活映画特集番組で語っている。その一方で、舛田利雄は、藤について、スーパースターにはならないが、必ずいい役者になると思ったと語っている[14]。また日活時代舛田の助監督をしていた村川透も「かならずものになる。」と思ったと同様に話している[15]
  • 愛のコリーダに出演を決めた理由について、「ストーリーがピュアで良かった」から。「あの時、断っていたら自分自身に負けた。一生、後悔しただろう」と話した[16] 。またベッドシーンについては藤とヒロインの松田英子、そして大島監督の3人だけで撮影を行っていたという[17]
  • 大追跡の出演交渉に際して、プロデューサーの山口剛から「実際の主役は藤で、加山は太陽にほえろ!石原裕次郎的な存在である。」と聞かされ、出演を了承した[18]
  • 『大追跡』などの脚本を手がけた柏原寛司は、藤がたびたびセリフを変更したが、そのセンスの良さに驚き、とても敵わないと思ったと語った[19]
  • かぶき者慶次」の記者会見で藤は、自分が慶次を演じるというのは絶対に違うと思ったが、晩年ということでいいかと思ったと語った、また役作りについて「本当に強い人が、強そうにしていたら煙たくてしょうがない。威圧感を出さないように声のトーンには気を使いました。」と語った[20]
  • かぶき者慶次」で共演した火野正平は、藤と共演し、自然体の藤がとても好きになった、と著書で明かしている[21]
  • 殺陣よりもピストルでのアクションの方が得意だと話している[22]
  • 北野武監督の映画『龍三と七人の子分たち』の出演オファーが届いた時藤は、新しい手口の詐欺かと思ったと語っている[8]



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  1. ^ デートの待ち合わせ中にスカウトされて 藤竜也さん”. Asahi web. 2017年7月27日閲覧。
  2. ^ デートの待ち合わせ中にスカウトされて 藤竜也さん”. Asahi web. 2017年7月27日閲覧。
  3. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.557
  4. ^ デートの待ち合わせ中にスカウトされて 藤竜也さん”. Asahi web. 2017年7月27日閲覧。
  5. ^ NTV火曜9時 p.177
  6. ^ デートの待ち合わせ中にスカウトされて 藤竜也さん”. Asahi web. 2017年7月27日閲覧。
  7. ^ 藤竜也が衝撃作「愛のコリーダ」撮影秘話を明かす”. ニュースウォーカー. 2017年7月27日閲覧。
  8. ^ a b 藤竜也 北野武監督のオファーに 詐欺かと疑った”. AERA DOT (2015年4月27日). 2017年7月24日閲覧。
  9. ^ 上海国際映画祭で「村の写真集」がグランプリ!!”. 07.27.2017閲覧。
  10. ^ ビートたけしが「龍三と七人の子分たち」に4冠授ける、東スポ映画大賞発表”. 映画ナタリー (2016年1月26日). 2016年1月27日閲覧。
  11. ^ 苦しみながら人間を表現  俳優/藤竜也さん”. ASA定年時代. 2017年7月23日閲覧。
  12. ^ 藤竜也、愛のコリーダ「断ったら一生の傷」 映画「お父さんと伊藤さん」で父の悲哀体現”. ZAKZAK 夕刊フジ. 2017年7月23日閲覧。
  13. ^ (17)藤・芦川の結婚取り持つ”. 2017年7月26日閲覧。
  14. ^ 『映画監督 舛田利雄〜アクション映画の巨星 舛田利雄のすべて〜』舛田利雄・佐藤利明著・ウルトラ・ヴァイブ177貢
  15. ^ NTV火曜9時 p.177
  16. ^ 藤竜也が明かすラブシーン秘話 カンヌで大島渚監督『愛のコリーダ』上映”. ZAKZAK 夕刊フジ. 2017年7月23日閲覧。
  17. ^ 藤竜也が衝撃作「愛のコリーダ」撮影秘話を明かす”. ニュースウォーカー. 2017年7月27日閲覧。
  18. ^ NTV火曜9時 p.170-173
  19. ^ NTV火曜9時 p.192-193
  20. ^ 藤竜也が戦国一のかぶき者に”. 2017年7月24日閲覧。
  21. ^ 若くなるには時間がかかる 87ページ
  22. ^ 藤竜也が戦国一のかぶき者に”. 2017年7月24日閲覧。
  23. ^ KAMATAKI(窯焚)(2005年5月18日時点のアーカイブ
  24. ^ 上野樹里&リリー・フランキーの同棲生活に藤竜也が転がり込む!? タナダユキ監督作が決定”. 映画.com (2015年10月16日). 2015年10月16日閲覧。
  25. ^ “河瀬直美の新作「光」主演は永瀬正敏、共演に水崎綾女、神野三鈴、藤竜也”. 映画ナタリー. (2016年10月31日). http://natalie.mu/eiga/news/207436 2016年10月31日閲覧。 
  26. ^ 尾野真千子&江口洋介が夫婦に!新ドラマ 「はじめまして、愛しています。」”. シネマカフェ (2016年5月31日). 2016年6月13日閲覧。


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