藤竜也 藤竜也の概要

藤竜也

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/01/29 11:09 UTC 版)

ふじ たつや
藤 竜也
本名 伊藤 龍也
生年月日 (1941-08-27) 1941年8月27日(75歳)
出生地 北京
国籍 日本の旗 日本
身長 173cm
血液型 O型
職業 俳優
ジャンル 映画テレビドラマ
活動期間 1962年 -
配偶者 芦川いづみ
事務所 藤竜也エージェンシー
公式サイト 藤竜也エージェンシー オフィシャルウェブサイト
主な作品
テレビドラマ
時間ですよ
悪魔のようなあいつ
プロハンター」、「かぶき者 慶次」、『大追跡
北条時宗
映画
愛のコリーダ
龍三と七人の子分たち』「野良猫ロックシリーズ」、「野獣を消せ」

北京生まれ、神奈川県横浜市育ち。横浜市立戸部小学校、関東学院中学校関東学院高等学校日本大学芸術学部演劇学科卒業。

来歴・人物

大学在学中に銀座、日劇前でスカウトされ、日活に入社。1962年『望郷の海』でスクリーンデビュー。1970年代前半までは凶悪犯や用心棒などの悪役・敵役を演じる機会が多かった。

1976年大島渚監督の映画史に残る『愛のコリーダ』では、ハードコアポルノとして松田英子中島葵との本番を演じ大きな話題となった。しかしこの作品の影響からか、翌年は俳優の仕事から遠ざかり、1978年以降に復帰した。以降はアクション現代劇を中心にテレビドラマ・映画で活躍。

スポーツジム等で身体を鍛える俳優の先駆者といえる存在で、『時間ですよ』で人気を博した頃にはすでに肉体を筋肉質へと変貌させた。

2000年代は黒沢清監督の『アカルイミライ』を始め若手監督の作品にも意欲的に出演している。2004年村の写真集』(三原光尋監督)で第8回上海国際映画祭最優秀男優賞を受賞。

過去の趣味は陶芸。陶芸好きから映画『KAMATAKI』では吉行和子と共演、テレビドラマ汚れた舌』でも陶芸家の役で出演している。

94年には自宅裏に2階建てプレハブの陶芸工房まで建築するほど陶芸に没頭していたが、今は更地と化している。

地元である横浜そごうに於いて95年~98年の間に計3回、また横浜高島屋に於いても2006年に「藤竜也 陶芸展」を開催している。

1980年代以降、敢えて「赤い靴下」や「赤い履物」を着用してアイコンとしている。

横浜生まれだが「関西」とりわけ大阪や京都に足しげく出かけるのが大好きである。

1980年代にダンディーな中年として多大な人気を得て、二冊の写真集を販売。当時『TVガイド』などでは中年御三家などと呼ばれた。

セリフが鯱張るのが嫌であり、時代劇の仕事は普通余り受けないと、2015年放送の『かぶき者慶次』の際にインタビューで語っている。

日活時代に、鈴木清順監督の作品に出たいと酒を持参し会いに行ったが、本人から「君には和田浩二の様な育ちの良さも、君には何も無い」とダメ出しを受ける。このことが俳優として転機になったと本人がスカパーの日活映画特集番組で語っている。

一方で日活の映画監督舛田利雄は、藤について、スーパースターにはならないが、必ずいい役者になると思ったと語っている(映画監督 舛田利雄~アクション映画の巨星 舛田利雄のすべて~』(舛田利雄・佐藤利明著・ウルトラ・ヴァイブ)。

2005年、30年以上連れ添った盟友であるマネージャー高須透夫氏の脳卒中による退任、死後、藤竜也のマネージメントの質や出演作品のチョイスは大幅に劣化してしまい、 もはや「全盛期の藤竜也のソレ」ではなくなってしまっている。 奇しくも、高須透夫氏の命日は藤竜也の誕生日と同じ8月27日である。また藤竜也は、高須透夫氏の葬儀一切には参列していない。

出演作品

映画

  • 望郷の海(1962年、日活) - 清
  • 若い旋風(1962年、日活) - 川口
  • 午前零時の出獄(1963年、日活) - 愚連隊
  • 夜霧のブルース(1963年、日活) - 浩
  • 黒い太陽(1964年、日活)
  • 黒い海峡(1964年、日活) - 香山
  • ギャングの肖像(1965年、日活) - 毛利健次
  • 拳銃無宿 脱獄のブルース(1965年、日活) - 郷田剛
  • 四つの恋の物語(1965年、日活) - 長田吉夫
  • ぼくどうして涙がでるの(1965年、日活) - 川口徹
  • 哀愁の夜(1966年、日活) - 吉田一也
  • 夜霧の慕情(1966年、日活) - 矢島耕一
  • 嵐を呼ぶ男(1966年、日活) - 国分英次
  • 大巨獣ガッパ(1967年、日活) - ジョージ井上
  • 嵐来たり去る(1967年、日活) - 峰浩
  • 黄金の野郎ども(1967年、日活) - 三鬼武
  • 昭和のいのち(1968年、日活) - 地下鉄のサブ
  • あゝひめゆりの塔(1968年、日活) - 泉川
  • 無頼 人斬り五郎(1968年、日活) - 林田昌彦
  • 女の警察(1969年、日活) - 松田
  • 野獣を消せ (1969 日活,長谷部安春監督)
  • 博徒百人(1969年、日活) - 寺前親分
  • 昇り竜やわ肌開張(1969年、日活) - 風巻
  • 広域暴力団 流血の縄張(1969年、日活) - 湊茂夫
  • 朱鞘仁義 お命頂戴(1969年、日活) - 夜桜の清治
  • 日本最大の顔役(1970年、日活) - 境
  • 盛り場仁義(1970年、日活) - 殺し屋 ※ノンクレジット
  • 反逆のメロディー(1970年、日活) - 滝川政次
  • 野良猫ロックシリーズ(1970年 - 1971年、日活)
    • 女番長 野良猫ロック(1970年) - 勝也
    • 野良猫ロック ワイルドジャンボ(1970年) - ガニ新
    • 野良猫ロック セックスハンター(1970年) - バロン
    • 野良猫ロック マシン・アニマル(1970年) - ノボ
    • 野良猫ロック 暴走集団'71(1971年) - マッポ
  • 組織暴力 流血の抗争(1971年、日活) - 小沢浩次
  • 不良少女 魔子(1971年、日活) - 田辺
  • 追いつめる(1972年、松竹) - 乗松刑事
  • 不良番長 のら犬機動隊(1972年、東映) - サブ
  • 不良番長 一網打尽(1972年、東映) - 力石一
  • やくざと抗争(1972年、東映)
  • 不良番長 骨までしゃぶれ(1972年、東映) - 虎尾鉄男
  • 任侠花一輪(1974年、東映) - 白鳥真一
  • アフリカの光(1975年、東宝) - 穴吹
  • 愛のコリーダ(1976年、東宝東和) - 吉蔵
  • 愛の亡霊(1978年、東宝東和) - 田中豊次
  • 黄金のパートナー(1979年、東宝) - 江上周作
  • ションベン・ライダー(1983年、東宝 / キティ・フィルム) - 厳兵
  • 友よ、静かに瞑れ(1985年、東映 / 角川映画) - 新藤剛
  • 化身(1986年、東映) - 秋葉大三郎
  • 塀の中の懲りない面々(1987年、松竹) - 安部直也
  • 行き止まりの挽歌 ブレイクアウト(1988年、にっかつ) - 梶竜介
  • 河童 KAPPA(1994年、日本ヘラルド映画) - 鈴森雄太
  • 裏ゴト師(1995年、パル企画) - 狩野誠治
  • Acri(1996年、東宝) - 佐古田洋三
  • KISS ME(1996年、シネマパラダイス / JACKPOT) - 初老の殺し屋
  • Zの回路~復讐の裏ゴト師~(1996年、パル企画) - 狩野誠治
  • 猫の息子(1997年、KSS) - 仁賀丈太(猫)
  • まむしの兄弟(1997年、東映) - 無期懲役囚 ※リメイク版
  • ズッコケ三人組 怪盗X物語(1998年、東映) - 謎の老人(怪盗X)
  • アカルイミライ(2003年、アップリンク) - 有田真一郎
  • 許されざる者(2003年、シネマパラダイス) - 芹田軍司
  • 村の写真集(2004年、ビデオプランニング) - 高橋研一
  • 海猿 ウミザル(2004年、東宝) - 源太郎
  • 力道山(2004年、ソニー・ピクチャーズ) - 菅野武雅
  • KAMATAKI(窯焚)[1](2005年、ZUNO FILMS) - 陶芸家・琢磨
  • ミッドナイト・イーグル(2007年、松竹) - 内閣総理大臣・渡良瀬隆文
  • しあわせのかおり(2008年、東映) - 王慶国
  • 感染列島(2008年、東宝) - 仁志稔
  • スープ・オペラ(2010年、プレノンアッシュ) - 田中十二夫
  • 小川の辺(2011年、東映、篠原哲雄監督)
  • 星守る犬(2011年、東宝) - 奥津京介の祖父
  • はやぶさ 遥かなる帰還(2012年、東映) - 丸川靖信
  • 人生、いろどり(2012年)- 徳本輝雄
  • EMPTY HOUSE(2013年、クレイテプス)
  • サクラサク(2014年、東映)- 大崎俊太郎
  • 私の男(2014年、日活)- 大塩
  • 柘榴坂の仇討(2014年、松竹) - 秋元和衛
  • 龍三と七人の子分たち(2015年、ワーナー・ブラザース映画 / オフィス北野) - 龍三親分
  • お父さんと伊藤さん(2016年、ファントム・フィルム) - 彩のお父さん 役[2]
  • 東の狼(2016年公開、なら国際映画祭) -  二村アキラ
  • 光(2017年公開予定、監督:河瀬直美) - 劇中映画『その砂の行方』- 吉原重三/北林監督 [3]

テレビドラマ

オリジナルビデオ

コマーシャル

書籍

写真集
  • 『写真集 藤竜也』
  • 『WIND JOURNEY』
  • 『WIND DANCING』
エッセイ
  • 現在進行形の男(2015年10月10日、宝島社

音楽

  • EP『花一輪 /夢は夜ひらく』(1974年)
  • EP『MINI BEST 花一輪 / 夢は夜ひらく / スナック「ジロー」 / 夜のサングラス』(1974年)
  • EP『茅ヶ崎心中 / 「昨日」という名の酒場』
  • EP『ヨコハマ・ホンキートンキー・ブルース / 淑珍(スーザン)』(1977年) ※タイトルは、『ヨコハマ・ホンキー・トンク・ブルース』ではない。
  • EP『セニョリータ・マリア<麗人> / ニューヨーク・サンバ<紐育>』
  • LP『藤竜也』(1974年4月25日)
  • LP『続・藤竜也』
  • LP『イン・ザ・メロウ・ウィンド』(1982年)
  • LP『CARNAVAL〜饗宴〜』(CDも“和ボッサ”シリーズで発売)

※尚『ヨコハマ・ホンキー・トンク・ブルース』では藤が作詞を手掛け、作曲のエディ藩によりヨコハマのブルースナンバーの代表曲となった。エディとは親交があり音楽活動のサポートを受けた松田優作原田芳雄石橋凌宇崎竜童山崎ハコ石黒ケイ等が好んでカバーしていた。

※他にも『横浜 MY SOUL TOWN』『Far faraway』唄(宇崎竜童)等、多々の作詞作品や短編小説「熱い砂の向こうに」等多数の文献を上梓している。

その他

  •  ダーティ刑事 DOG RACE(東映ビデオ)
  • プロハンター」「ベイシティ刑事」等、横浜が舞台のアクションドラマ劇中にて主演の藤竜也が考案、着用していた衣裳に「yokohama soul city」「YOKOHAMA MY SOUL TOWN」「HONMOKU GANG」等、横浜に纏わる名称が書かれていた。

これらは実際に商品化され、90年代初頭に横浜市中区元町の店舗にて石黒成(HONMOKU GANG OFFICE)が製作、販売した。現在も藤竜也公認ウエア「HONMOKU GANG」ブランドで同衣裳のレプリカを販売している。




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