臥薪嘗胆
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/26 00:27 UTC 版)
臥薪嘗胆(がしんしょうたん)は、復讐を成功するために苦労に耐えるという意味を持つ、中国の故事成語である。紀元前5世紀の呉と越の国家間の戦争に由来する。この成語の現在確認できる初出は、「嘗胆」のみならば『史記』巻41越王勾践世家であるが、「臥薪嘗胆」と揃った形では蘇軾(1037年 - 1101年)の詩『擬孫権答曹操書』中の句「僕受遺以来、臥薪嘗胆』(11世紀後半に成立)に求められる。明治時代の日本において、三国干渉が発生した時に、ロシア帝国に復讐するために耐えようという機運を表すスローガンとして広く使われた。
- 1 臥薪嘗胆とは
- 2 臥薪嘗胆の概要
- 3 臥薪嘗胆を題材とした作品
臥薪嘗胆と同じ種類の言葉
史記に由来する故事成語 | 火牛の計 禍福は糾える縄の如し 臥薪嘗胆 会稽の恥 蓋世 |
心・腸・肝に関連する四字熟語 | 無理心中 錦心繍口 鉄心石腸 無腸公子 臥薪嘗胆 |
苦労・努力に関連する四字熟語 | 隠忍自重 臥薪嘗胆 刻苦勉励 孜孜汲汲 精励恪勤 |
史記に由来する四字熟語 | 切歯扼腕 三令五申 臥薪嘗胆 天下無双 抜山蓋世 |
品詞の分類
名詞およびサ変動詞(努力) | 訓練 厳修 臥薪嘗胆 切磋琢磨 独修 |
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