腐女子 特徴

腐女子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/08 04:04 UTC 版)

特徴

腐女子が好むのは男性キャラクターの恋愛や特別な絆の物語であるが、戦う少年たちの熱い友情に憧れ萌える、アニパロの系譜の二次創作を好むタイプもいれば、少年愛ものは好きだが戦う少年たちにもその熱い友情にも興味はないという人、「ヘタリア」などの国の擬人化にみられるように、ジェンダーを娯楽化して屈託なく楽しむ人など様々である。商業オリジナル作品を読む人、二次創作を読む人、商業オリジナル・二次創作の両方を読む人、特定の傾向の作品・特定の作家だけを読む人、やおい・BLジャンルは何でも読む人、二次創作のクリエイター、同人オリジナルのクリエイター、商業クリエイターでやおい・BLだけを描く人、それ以外の作品も描く人、お金をつぎ込む人、作品の購入はせずネットで読む人など、人によって好みや行動は異なる。千田有紀は、やおい・BLジャンル好きも一様ではなく、どちらが受けでどちらが攻めというカップリング妄想でいくらでも時間が潰せるタイプもいれば、そういった「典型的な腐女子」像のイメージが当てはまらない人もいると述べている。やおい・BLジャンル作品をどのように読むのか、そのような側面を好むのかには、いくつかのグループ、少なくとも2つ以上のグループがあるようだと指摘している[4]

女性のオタクの中には、腐女子、男女の物語を好む・またはアニメや漫画、ゲームなどは好きだが特に恋愛ものを好むわけではない女オタク、夢小説乙女ゲームを好む夢女子、女性同士の物語を愛好する百合女子、熱狂的声優ファンである声オタ[注 4]テニミュのような2.5次元が好きな人などがあり、それぞれ作品に求めることは微妙に異なっている。とはいえ、男性同士の物語も男女の物語も好き、声優もやおい・BL作品も好き、何でも楽しめるといったように、複数の嗜好を持つファンもいる[29]

二次創作を行う腐女子は、同人誌即売会、アフター(打ち上げ)、オフ会など、現実空間での活動だけでなく、日常ではTwitterやpixiv、個人サイト、筆者とのメールでのやり取りなど、仮想空間上で活発に活動している[30]

楽しみ方
ドイツの研究者ビョーン=オレ・カムは、ドイツと日本の腐女子にインタビューし、UGA(対象の使用方法とその満足度に対するアプローチ)理論を使ってやおい・BLの多様な楽しみ方・エンターテイメント性を分類した。
  1. 主に性的な欲望・欲動としてやおい・BLを楽しむパターン
  2. オンライン活動を通して作品を生産、消費し、ファン間の密接なコミュニケーションを楽しむパターン
  3. コンベンションなどイベントを楽しむパターン
  4. 上記の混合型
やおい・BLジャンルは読者・クリエイターの間を行き来することが容易であるので、楽しみ方は無限に多様化すると述べている[16]。私生活や恋愛を犠牲にしても創作を行う人、生活と創作を適度なバランスで楽しむ人、創作をせずに作品を楽しむだけの人など、腐女子の楽しみ方や価値観も様々である。
腐女子になった時期・きっかけ
少女漫画における少年愛の仕掛人と呼ばれる増山法恵は、小さいころから大量の本を読んでいたが、小学校中学年から「耽美的世界」を文字としても漠然とした内容としても意識し憧れており、小学校高学年頃からヘルマン・ヘッセなどの少年同士の物語が好きだとはっきり自覚していたと述べている[17]。ブロガー・BL研究家のマルコ(山田井ユウキ)による日本語のアンケート(2005年、有効得票数4509)[注 5]、女オタクのちぷたそのTwitterでの日本語のアンケート(2016年、有効得票数50程度)[注 6]によると、腐女子に目覚めた時期は、小学生から中学生がおよそ7 - 8割を占めている。マルコは、25歳以上が多いのは意外だが、これはネットが普及したことが大きいのではないかと推測している[31][29]
腐女子になったきっかけは、マルコのアンケートでは、元々アニメや漫画が好きでそのまま移行した(スライドした)という人が44.0%、友人、姉妹、母親といった周囲の腐女子の影響が計32.9%(友達 28.3%、姉妹 3.5%、母親 1.1%)、生まれた時から腐女子だったという回答は11.4%である[31]。スライドしたきっかけとしては様々な作品が挙げられているが、『幽☆遊☆白書』と『テニスの王子様』が圧倒的に多い[31]。ちぷたそは、2016年時点でアラサーの女性は、少女漫画誌『なかよし』で連載されたCLAMPカードキャプターさくら』に幼少期から触れたことで、腐女子やオタクになった人が多いのではないかと述べている[29]。同作は低年齢の少女向けであるにもかかわらず、百合・BL・ロリコン・男の娘というオタク要素が含まれており、アニメ化されてNHKBSとNHK教育で放送され広く人気となった。
腐女子の性自認
日本では、腐女子の大半は異性愛者であるという見解が定説になっており、同性愛者であるケースは少ない[32][33]と言われてきた(また、中島梓は1998年の著作で、やおいを愛好する女性たちは、現実の男性の同性愛者に対しては興味を示さないことが多いと述べており[34]、いわゆる「おこげ」とも異なる)。溝口彰子は、セックスを身体的行為であるとのみ定義づけるならば腐女子の多くは異性愛者だが(性自認は異性愛者)、セクシュアリティにファンタジーの次元を認める場合、「セクシュアル・ファンタジーがヤオイの男性同士の表象で占められている」女性たちを完全に異性愛者だとは断言し難いと述べている[11]
英語圏のやおい・BLファンの多くは、やおい・BLを既存のジェンダー構造の枠組みを打破する新しいセクシュアリティー言説であると考えている。タン・ビー・キーは、英語圏の腐女子・腐男子は「自身のセクシュアリティーに関してもクィア的か、もしくは、単純に固定されない人々」だと定義している。西洋でのやおい・BLの受容を重視するアメリカの批評家ドゥルー・パグリアソッティは、2005年から2007年にかけてやおい・BLファンを対象に英語(回答者478)とイタリア語(回答者313)でオンライン・アンケートを行った。回答者が異性愛者であると答えた割合は英語では47%と半数以下、イタリア語では62%で、パグリアソッティは西洋では日本に比べて「性自認、または性自認に対する考え方が多様化している」という見解を示し、やおい・BLファンの大半が「異性愛者の女性」であるという日本の定説と合致しないと述べている[16]
趣味の隠蔽
一般に腐女子は、やおい・BLジャンルを好むことを同じ趣味を持つ仲間内以外には隠す傾向がある[35]。名藤多香子は、腐女子の自身の趣味の隠蔽度は次の3段階に分かれているとしている[36]
  1. 腐女子仲間とだけ趣味を共有し、一般の友人には完全に趣味を隠蔽するケース
  2. 腐女子仲間のほか、一般の友人のうちでも理解のある人には趣味を公開するケース
  3. 友人が皆腐女子なので隠蔽する必要が無いケース
福岡女学院大学の吉田栞・文屋敬は、「〈告白〉とは、少女同士の間に形成されたコミュニティへ参加するために必要な条件」であり、腐女子が〈告白〉の対象とするのは、主に漫画やアニメ、ゲームに登場する男性キャラクターたちであり、一般的に受け入れられにくいと述べている[10]。自身の腐女子的な趣味を告白することは、性的少数者がそのセクシュアリティを告白するときの表現にならって「カミングアウト」としばしば表現される[37]漫画家伊藤剛によれば、自身が腐女子であることを隠す傾向は地方ほど高いという[38]
恋愛・モテとの関連
腐女子に対するステレオタイプな否定的イメージとして、「現実の男性に相手にされないようなモテない地味な女性がやおい・ボーイズラブに逃避している」というものがある。漫画家のよしながふみは、BLは「もてない女の慰め」と揶揄されることもあるが、実際そういった面もあり(無論それが全てではない)、「今の男女のあり方に無意識的でも居心地の悪さを感じている人が読むもの」だが、読者が受けてきた抑圧や居心地の悪さはそれぞれ違っているので、一括りにしにくいと述べている[39]。やおい・BLジャンルや腐女子をフェミニズムと結びつけて論じられることも少なくないが、それを嫌がる人も多い[39]
もてる腐女子も少なくないという反論もあるが[40]、恋愛コンプレックスからやおい・BLジャンルを愛好するようになった人もいるため、その場合擁護が心理的プレッシャーになるという指摘もある[41]。なお、参考になりうる統計として、(その多くを腐女子が占めると思われる)漫画雑誌『ぱふ』でのアンケート結果では恋人・配偶者のいる人が回答者の28%だったのに対し、20代の一般女性でのその比率は48%である、というものがある(異性からアプローチを受けているかという比較ではないため、このデータから単純にモテ具合の比較はできない)[42]
宗教との関連
日本ではやおい・BLジャンルが宗教絡みの文脈で語られることはほとんどない。カトリックの多いフィリピンは性的な事柄に保守的で、BLなど性描写のある作品の出版が禁じられており(キス以上の場面は一般メディアでは検閲される)、女性が性的な作品を鑑賞したり性的な自己主張をすることは変態的欲望だとみなされている[43]大分大学国際教育研究センター準教授の長池一美は、この国のBLコンベンションでのインタビューでは、BL活動に関する宗教の影響を否定する参加者が多かったが、仮面をかぶって顔を隠す参加者、両親に腐女子であることを知られたら殺されると真剣に案じる参加者もいたと述べている[16]
またイスラム教徒の多いインドネシアでは、BL商業誌の出版は検閲は厳しくないとはいえ禁止されている。腐女子・腐男子の多くは自らを敬虔なイスラム教徒ではないとしてBLと自身の宗教との関係を否定していたが、中には敬虔なイスラム教徒であるが腐女子を止められないというジレンマを抱える人もいたという[16]

注釈

  1. ^ 例えば中島梓の『タナトスの子供たち―過剰適応の生態学』(筑摩書房、1998年)で使われている。
  2. ^ 漫画『私がモテてどうすんだ』の著者ぢゅん子は、腐女子の主人公について「もっとも主人公になりたくない人物」と語っている。
  3. ^ ブログに掲載された情報によると筆者は30代男性で、「最近, ネット上の某掲示版で腐女子(たぶん[ふじょし]と読む)の見習いをしている. 腐れた女子という意味で, まあ女子になることはできないが, この 腐れという言葉が面白い. 」と書かれている。
  4. ^ 熱狂的・狂信的な声優ファンは声豚という蔑称で呼ばれることもある。
  5. ^ 10歳以下 353票 7.8%、11 - 15歳 2684票 59.5%、16 - 18歳 604票 13.4%、19 - 25歳 263票 5.8%、25歳以上 605票 13.4%
  6. ^ 小学生 41%、中学生 37%、高校生 11%、大学生 11%
  7. ^ この不健全指定のほとんどは、上述した2010年の条例改正で導入された新基準ではなく、「著しく性的感情を刺激するもの」という旧基準(1964年の条例制定当時からある基準)に基づいて指定されている。
  8. ^ 「ガイネーシス」はアリス・ジャーディンの発案した概念で、女性を主体としたコンテクストを表現したものを意味する。慶応義塾大学の巽孝之は、ジャーディンは「西欧近代家父長制の支配的言説が『時間』軸に沿った男性原理と断じ、そのような支配的言説自身が把握しえず制御しきれぬ『空間』領域を――従来は『自然』『他者』『物質』『狂気』『無意識』とからめて『女性的含意』を与えられてきた領域を――聖書創世記の起源神話genesisを模して『ガイネーシス』gynesisの名で呼んだ。」と述べている。
  9. ^ 例えば大島弓子の漫画『ダイエット』など。

出典

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