第四次中東戦争における戦闘序列 シリア

第四次中東戦争における戦闘序列

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/18 16:55 UTC 版)

シリア

前線を視察するアサド大統領(左手を挙げている人物)とトラス国防相(アサドの横の人物)。
大統領 - ハフェズ・アル・アサド
国防相 - ムスタファ・トラス少将
参謀総長 - ユースフ・シャクールヘブライ語版少将
作戦部長 - アブドゥル・ラツァック・シスル
作戦副部長 - アブドゥル・バシス(実際の攻撃計画責任者)
情報部長 - ジェラブル・ビター少将
特殊作戦部長 - アリ・アスラン准将(第5歩兵師団長と同一人物)
空軍英語版司令官 - ナジ・ジャミル少将
諜報局英語版長官 - ヒクマト・アル=シハービー英語版
諜報局副長官 - アリ・ドゥーバ英語版

司令部直属部隊

最高司令部(シャクール指揮)の直接の指揮下にあった部隊を示す。

共和国親衛隊(アサド親衛戦車旅団) - リファド・アサド中佐(T-62装備)
第82空挺大隊 (كتيبة 82 مظليين/Katibat 82 Mizliayn)(ヘルモン山攻防戦に投入)
第1特殊作戦群ヘブライ語版 - アリ・ヘイダール英語版(7個大隊)
砂漠親衛大隊
第1軽歩兵大隊(ドルーズ系) - オマ・アブシャラシュ中佐
第30歩兵旅団 (لواء 30 مشاة/Liwa' 30 Mushat)
第62歩兵旅団 (لواء 62 مشاة/Liwa' 62 Mushat)
第90歩兵旅団 (لواء 90 مشاة/Liwa' 90 Mushat)
第88戦車旅団 (لواء 88 المدرع/Liwa' 88 Almudarrae)
第141戦車旅団 (لواء 141 المدرع/Liwa' 141 Almudarrae)

主要部隊

第四次中東戦争勃発時の1973年10月6日における各師団の展開状況(ヘブライ語)。

ゴラン高原の攻撃に参加した主要5個師団を示す。第1、第3戦車師団はダマスカス周辺で予備部隊として待機していた。

  • 第5歩兵師団英語版 (فرقة 5 مشاة/Firqat 5 Mushat) - アリ・アスラン英語版准将(完全機械化)
第112歩兵旅団
第61歩兵旅団
第132機械化歩兵旅団
第50砲兵旅団
第46戦車旅団(配属)
第47戦車旅団(配属)
第7歩兵師団英語版 (فرقة 7 مشاة/Firqat 7 Mushat) - オマル・アル=アブラシュヘブライ語版准将(8割機械化)[注 28]
第68歩兵旅団
第75歩兵旅団
第1機械化歩兵旅団
第70砲兵旅団
第78戦車旅団(配属)
  • 第9歩兵師団 (فرقة 9 مشاة/Firqat 9 Mushat) - ハッサン・トルクマニ英語版大佐(5割機械化)
第52歩兵旅団
第53歩兵旅団
第43機械化歩兵旅団
第89砲兵旅団
第51戦車旅団(配属)
  • 第1戦車師団英語版 (فرقة المدرعة 1/Firqat Almudraeat 1) - トウフィク・ジェハニ大佐
第4戦車旅団
第91戦車旅団
第2機械化歩兵旅団
第64砲兵旅団
  • 第3戦車師団 (فرقة المدرعة 3/Firqat Almudraeat 3) - ムスタファ・シャルバ大佐
第20戦車旅団
第65戦車旅団
第15機械化歩兵旅団
第13砲兵旅団

他国の派兵部隊

モロッコ機械化歩兵旅団 - サフライ准将
サウジアラビア第20機甲旅団(兵力約2,000人)
イラク第3戦車師団 - モハメッド・アミン少将(兵力1万6,000人、戦車定数310輌)
第6戦車旅団 - イマミ大佐(戦車130輌)
第12戦車旅団(戦車130輌)
第8機械化歩兵旅団 - モハメッド・ワハビ大佐(戦車50輌)
師団砲兵群
ヨルダン第40機甲旅団 (لواء 40 المدرع/Liwa' 40 Almudarrae) - ハレド・ハジャウリ・エル・マジャリ准将(兵力4,500人、センチュリオン戦車110輌、装甲偵察車20輌、105mm榴弾砲12門、兵員輸送車20輌)
戦車大隊×2
機械化歩兵大隊
工兵大隊
偵察中隊
砲兵大隊(配属)

  1. ^ 戦車教導隊の装備・要員で編成。10月9日戦死。
  2. ^ 第188機甲旅団より配属。
  3. ^ 10月7日戦死。10月9日よりヨセフ・ベンハナン中佐指揮(11日負傷)。
  4. ^ 10月9日よりヨセフ・ベンハナン中佐指揮のもと第7機甲旅団に配属。
  5. ^ 第7機甲旅団より配属。
  6. ^ 10月9日より戦闘加入。
  7. ^ エリシャ・シャレム大佐とする資料も存在する。
  8. ^ a b c 10月7日より戦闘加入。
  9. ^ 10月9日より第146予備役機甲師団へ配属。
  10. ^ 戦死後モシェ・ハダリ中佐
  11. ^ 10月22日よりシナイ方面へ転戦、第252師団へ配属。
  12. ^ 10月8日より戦闘加入。
  13. ^ 10月10日より第210予備役機甲師団へ配属。
  14. ^ 戦死後ダビット・カスピ中佐
  15. ^ 10月9日よりハイム・バーレブ英語版中将。
  16. ^ 10月15日より准将。
  17. ^ 10月13日戦死、同日よりカルマン・マゲンヘブライ語版少将。
  18. ^ 10月7日より第143予備役機甲師団へ配属。
  19. ^ 10月7日より第162予備役機甲師団へ配属。
  20. ^ 10月15日より戦闘に加入。
  21. ^ 10月16~17日第162師団へ配属。
  22. ^ 10月8日捕虜
  23. ^ 10月8日戦死。イツハク・ラビンヘブライ語版中佐(のち首相のイツハク・ラビンとは無関係である)が指揮を受け継いだ。
  24. ^ 10月13日より少将に昇進の上第252機甲師団長、同日よりサソン・イツハキ准将。
  25. ^ 第16予備役歩兵旅団ヘブライ語版より配属、バーレブライン拠点(南部の「ニサン」、「メサグー」除く)の守備を担当。
  26. ^ a b 第440混成師団に配属。
  27. ^ のちメナヘム・メロンヘブライ語版准将に交代。
  28. ^ 10月8日戦死。同日よりサイード・ベラクダル准将。





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