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空冷エンジン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/06 13:03 UTC 版)

空冷エンジン(くうれいエンジン)は、その冷却をもっぱら空冷によって行うレシプロエンジン


注釈

  1. ^ 初期には冷却効率を重視するために、クランク軸が機体側に固定され、シリンダーがプロペラとともに回転する「ロータリー・レシプロエンジン」も存在した。
  2. ^ 現に、ダイムラー・ベンツ社設計のエンジンのライセンス生産は、生産数が目標に達せず、かつ稼働率も非常に低かった。この理由の大半は基礎工業力や資源不足に終始するが、むしろ、水冷エンジンの整備員の育成が低調だったことも大きく影を落としている。ちなみに同じエンジンを2社で供給したことを陸軍海軍の不仲の象徴のように語る記述もあるが、実際は1社では供給力不足で2社にならざるを得なかっただけである。詳細については、キ-61「飛燕」(上記の一方の水冷エンジンを搭載した陸軍機)、キ-100「五式戦闘機」(「飛燕」のエンジン換装型の陸軍機)、および、「彗星」艦爆(上記のもう一方の水冷エンジンアツタ (エンジン)を搭載した海軍機)の欄を参照のこと。
  3. ^ ただし、当初は液冷エンジンで設計する予定だったのだが、この機体のために液冷エンジンを供給する余裕がないことから、軍から空冷エンジンでの設計を指示されたという経緯がある。ただ、別の説では軍の指示はなく、設計側が空冷エンジンの利点を評価して採用したという説もある。
  4. ^ ただし、型番で見ると、初期型は簡易型のスーパーチャージャー搭載のアリソン系エンジンだったことや単発爆撃機という扱いもあり(A-36を参照)、細々と生産している状況であったが、B型以降は高機能なスーパーチャージャーを装備したイギリスのロールス・ロイス・マーリンエンジンに換装した結果、高性能化を果たし、一転して大増産が行われたという経緯がある
  5. ^ 実際は水冷エンジンでも、外観が空冷エンジン近づくようにエンジン部分がデザインされた車種が存在する。例 : スズキ・カタナ250

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