確信犯 参考文献

確信犯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/24 01:00 UTC 版)

確信犯(かくしんはん、: Überzeugungsverbrechen - Überzeugungs:確信(による) Verbrechen:犯罪)とは、自分の道徳・宗教・政治・経済などの理念を確信して実行される犯罪である。言い換えると、己の信念に基づいて実行される犯罪である。行為者は「確信犯罪者」「確信犯罪人」(der Überzeugungsverbrecher)。ドイツの刑法学者グスタフ・ラートブルフの提唱による法律用語義賊テロリズムが代表例である。


注釈

  1. ^ ここでは「慣用句等の意味の理解(において)意味を誤って理解(すること)」を指す[4]

出典

  1. ^ 「明鏡 第2版」(平成22年・大修館書店)「確信犯」②<俗>の解説による。
  2. ^ 「日本国語大辞典 第2版」(平成12~14年・小学館)「確信犯」②の解説による。
  3. ^ a b 「確信犯」の意味”. 文化庁月報 連載「言葉のQ&A」. 文化庁 (2012年5月). 2020年6月29日閲覧。
  4. ^ a b c 平成14年度(2002年度)「国語に関する世論調査」の結果について”. 文化庁 (2003年6月). 2015年6月15日閲覧。
  5. ^ 過失犯に対置される用語で、罪を犯す意思をもってした行為によって成立する犯罪のこと。殺人犯、窃盗犯など。精選版 日本国語大辞典「故意犯」による。
  6. ^ ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「確信犯」、平凡社百科事典マイペディア「確信犯」[1]
  7. ^ 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)「確信犯」名和鐵郎
  8. ^ a b 「確信犯」の意味 - 言葉のQ&A - 文化庁月報 平成24年5月号(No.524)”. 文化部国語課. 文化庁 (2012年5月). 2015年6月15日閲覧。
  9. ^ 自由国民社法律用語辞典P2759「確信犯」[2]
  10. ^ 川端博ユストゥス=クリュンペルマン「錯誤の刑法上の取り扱い」」『法律論叢』第52巻第6号、明治大学法律研究所、1980年3月、125-145頁、ISSN 0389-5947 
  11. ^ [3][リンク切れ][4][リンク切れ][5][リンク切れ]
  12. ^ アルトゥールカウフマン & 上田健二 2008, p. 66
  13. ^ 宮沢浩一「ラートブルフの刑法論 (二・完)」『法學研究 : 法律・政治・社会』第41巻第9号、慶應義塾大学法学研究会、1968年9月、25頁、ISSN 0389-0538 
  14. ^ アルトゥールカウフマン & 上田健二 2008, p. 75
  15. ^ 永尾孝雄「法と正義 : 思想史的考察」『アドミニストレーション』第6巻第2-3号、熊本県立大学総合管理学会、2000年2月、72-88頁、ISSN 2187-378X 
  16. ^ 例えば
    大原康男「"確信犯"吉田茂の靖国参拝を見習え--総理大臣の靖国参拝に関する一考察」『正論』、産経新聞社、2004年9月、62-71頁、NAID 40006322656 
    「絶好調マツモトキヨシは「今がピーク」だ--社長の「確信犯的経営」に敵も多い」『月刊テ-ミス』第13巻第2号、テ-ミス、2004年2月、60-61頁、NAID 40006072114 
    宮本岳志「郵政ぐるみ選挙を問う--"確信犯"小泉首相の責任は免れない」『前衛』、日本共産党中央委員会、2001年11月、47-56頁、NAID 40002200464 
    「4色印刷ならではの版ズレ確信犯 (特集 福田美蘭(みらん)名画をわれらに!) -- (複製「名画」花ざかり)」『芸術新潮』第50巻第8号、新潮社、1999年8月、12-15頁、NAID 40000935805 
    佐々木ベジ「<敗軍の将,兵を語る>佐々木ベジ氏(フリ-ジア・マクロス前社長)「確信犯」でバブルに賭けたが…」『日経ビジネス』、日経BP社、1997年10月27日、115-117頁、NAID 40002806733 


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