石岡瑛子 石岡瑛子の概要

石岡瑛子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/17 03:06 UTC 版)

いしおか えいこ
石岡 瑛子
生年月日 (1938-07-12) 1938年7月12日
没年月日 (2012-01-21) 2012年1月21日(73歳没)
出生地 日本東京府
職業 アートディレクターデザイナー
著名な家族 石岡怜子(妹)
 
受賞
アカデミー賞
衣裳デザイン賞
1992年ドラキュラ[1]
グラミー賞
ベストアルバム・パッケージ賞
1988年tutu
その他の賞
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妹は同じくアートディレクター、イラストレーターの石岡怜子。米国映画芸術科学アカデミー協会 (Academy of Motion Picture Arts and Sciences) 会員[3]

略歴

お茶の水女子大学附属中学校お茶の水女子大学附属高等学校を経て、東京藝術大学美術学部図案計画科を卒業後、資生堂宣伝部に入社[4]村瀬秀明、中村誠らとともにグラフィックデザイナーアートディレクターとして活動した。

1970年、石岡瑛子デザイン室として独立し、パルコ角川書店などの広告で1970年代の日本で活躍。1980年代からは活動拠点をニューヨークに移し、メディアに限定されない分野で国際的に活動した。映画や演劇では、セットデザインと衣装デザインの両方を手がけたほか、衣装のみ担当した作品も少なくない。

主な受賞歴に、フランシス・フォード・コッポラ監督作品の『ドラキュラ』でアカデミー衣裳デザイン賞第65回[1]マイルス・デイヴィスのアルバム『TUTU』のジャケットのデザインでグラミー賞(第29回)受賞[5]

1996年には第49回カンヌ国際映画祭で審査員を務めた。

2002年には、紫綬褒章を受章。ジョージ・ルーカスフランシス・フォード・コッポラらと交流が深かった。

2008年北京オリンピックの開会式では衣装デザインを担当した。

2011年、長年交際していたプロデューサーのニコ・ソウルタナキスと結婚。

2012年1月21日、膵臓癌のために死去[2](73歳没)。

受賞歴

主な受賞歴は以下の通り[3]

  • 1964年、電通賞「資生堂の広告」
  • 1965年、日宣美賞(日本宣伝美術会)「シンポジウム現代の発見」
  • 1969年、通商産業大臣賞「パルコカレンダー」
  • 1975年、毎日産業デザイン賞(第21回)「パルコの広告デザイン」
  • 1975年、ADC会員賞(東京アートディレクターズクラブ)「パルコのアートディレクション」
  • 1980年、ワルシャワ国際ポスタービエンナーレ展特別賞 (第8回)「パルコのポスター」
  • 1985年、カンヌ国際映画祭芸術貢献賞(第38回)「Mishima: A Life In Four Chapters」(美術監督)
  • 1987年、グラミー賞(第29回)「マイルス・デービス『TUTU』のアートワーク」(ジャケットデザイン)[5]
  • 1988年、ニューヨーク批評家協会賞(第39回)「ブロードウェイプロダクション『M.バタフライ』の美術監督」
  • 1988年、トニー賞ノミネート〔昭和63年〕「M.バタフライ」(美術監督)
  • 1988年、ACE賞(Annual Network Award for Cable Excellence)(第9回)「RIP VAN WINKLE」
  • 1992年、アート・ディレクターズクラブ・ホール・オブ・フェーム栄誉殊勲者(米国)
  • 1993年、日本宣伝賞山名賞(第38回)
  • 1993年、アカデミー賞衣装デザイン賞(第65回)「BRAM STOKER'S DRACULA(邦題:ドラキュラ)」[1]
  • 1993年、勝見勝賞(第6回)
  • 1994年、BAFTAノミネーション「ドラキュラ」
  • 1994年、THE ART AWARD OF THE MULTIMEDIA GRAND PRIX 「MECHANISMS OF DENSITY」(ミュージックビデオ演出)
  • 2002年、紫綬褒章〔平成14年〕

作品

グラフィック・デザイン

映画

舞台

その他




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