知識 知識の分類

知識

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/06/09 05:54 UTC 版)

知識の分類

知識は様々な観点で分類される。

宣言的知識 / 手続き的知識

心理学では、知識は長期記憶として扱われ、記憶の分類そのままに、表象化された知識を「宣言的知識」、行動的な知識を「手続き的知識」と分類している。

宣言的知識の例としては、科学的法則についての知見(九九、地球上での重力定数など)や、社会的規約についての知見(「日本の首都は東京である」など)が挙げられる。

手続き的知識の例としては、の使い方、ピアノの弾き方、の運転の仕方などが挙げられる。

前者を「knowing that」 、後者を「knowing how」と呼ぶこともある。

形式知 / 暗黙知

形式化、伝達方法の観点から、知識は「形式知」と「暗黙知」に分類される。ナレッジマネジメントなどの世界で利用される分類である。

暗黙知 とは、宣言的に記述することが不可能か、極めて難しい知見のこと。手続き的知識や直観的認識内容は暗黙知とされる。例えば「美人」についての知識は誰でも持っているが、それを明確に定義することはできない。

アプリオリな知識 / アポステリオリな知識

哲学生物学的な立場から、人間に生まれながらにして備わっている知識を「アプリオリな知識(先天的知識)」、誕生後に社会生活などを通して獲得する知識を「アポステリオリな知識(後天的知識)」と分類することもある。

アプリオリな知識が存在するかどうかは認識論において長年の問題であった。大陸合理論の系譜においてはデカルトをはじめ、なんらかのアプリオリな知識を認める立場が主流であった。このような立場を生得説という。

イギリス経験論においてはアプリオリな知識の存在を否定し、心を白紙としてみる経験主義の立場がロックらによって提唱された(→タブラ・ラサ)。

その他の分類名

  • 理論的知識 / 実践的知識

注釈

  1. ^ ただし、プラトンはこれらの定義を十分に示してはいない。

出典

  1. ^ 『岩波哲学小事典』
  2. ^ Part Three, No. 1831”. Catechism of the Catholic Church. 2007年4月20日閲覧。
  3. ^ Q 2:115
  4. ^ Swami Krishnananda. “Chapter 7”. The Philosophy of the Panchadasi. The Divine Life Society. 2008年7月5日閲覧。
  5. ^ Kirkham, Richard L. Does the Gettier Problem Rest on a Mistake?
  6. ^ Ludwig Wittgenstein, On Certainty, remark 42
  7. ^ Gottschalk-Mazouz, N. (2008): „Internet and the flow of knowledge“, in: Hrachovec, H.; Pichler, A. (Hg.): Philosophy of the Information Society. Proceedings of the 30. International Ludwig Wittgenstein Symposium Kirchberg am Wechsel, Austria 2007. Volume 2, Frankfurt, Paris, Lancaster, New Brunswik: Ontos, S. 215-232. http://sammelpunkt.philo.at:8080/2022/1/Gottschalk-Mazouz.pdf
  8. ^ Sir Francis Bacon - Quotationspage.com”. 2009年7月8日閲覧。
  9. ^ "[4] Rules for the study of natural philosophy", Newton 1999, pp. 794-6, from the General Scholium, which follows Book 3, The System of the World.
  10. ^ scientific method, Merriam-Webster Dictionary.
  11. ^ 詳しくはPopper, K.R. (1975). "The rationality of scientific revolutions"; in Rom Harré (ed.), Problems of Scientific Revolution: Scientific Progress and Obstacles to Progress in the Sciences. Clarendon Press: Oxford.
  12. ^ Traill, Robert R. (2008) Thinking by Molecule, Synapse, or both? - From Piaget's Schema, to the Selecting/Editing of ncRNA: Table S, page 31の4つの "epistemological domains" の一覧を参照。また、それらからニールス・イェルネへの参照がある。


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