生ビール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/31 01:05 UTC 版)
熱処理ビール
非加熱ではなく、摂氏60℃の高温を用いて加熱殺菌したビールは「熱処理ビール」と呼ばれる。アサヒビールの「アサヒスタウト」[注釈 9]、および「アサヒホワイトビール」[注釈 10]、キリンビールの「クラシックラガー」、および「キリン秋味」[注釈 11]、「スプリングバレー」、「47都道府県の一番搾りシリーズ」[注釈 12]、「一番搾り 糖質ゼロ」[注釈 13]、「一番搾り やわらか仕立て」[注釈 14]、 「キリン 晴れ風」[注釈 15]、サッポロビールの「サッポロラガービール(愛称『赤星』)」、サントリー(二代目法人)の「パーフェクトサントリービール」[注釈 16]などが挙げられる。
ラガー
熱処理ビールの名称にラガーが付けられることが多く、このため「ラガービール」を生ビールの対義語のように扱われることが多いが、ラガービールとはもともと「(下面発酵酵母を使用した)貯蔵工程で熟成させたビール」(ビールの表示に関する公正競争規約・第4条)のことであり、熱処理の有無とは無関係である。
参考資料
- 日本農芸化学会・編『お酒のはなし』(学会出版センター、1994年)ISBN 978-4-7622-7772-6
- 『この酒が飲みたい』(コモンズ)ISBN 978-4906640850
脚注
関連項目
外部リンク
注釈
- ^ 日本の消費者庁及び公正取引委員会が認定したビール業界の自主規制ルール「ビールの表示に関する公正競争規約」の第4条に定義されている。
- ^ a b c 麒麟麦酒#沿革より。
- ^ かつて2000年代に発売されていた発泡酒「純生」とは別の製品。1985年に同社から発売された麦芽100%生ビール「モルツ」の製造に集中させるという理由で1994年末までに一旦終売となるが、2023年4月に「サントリー生ビール」名義で28年ぶりに再び市場投入されることとなった。
- ^ 現在の発泡酒「本生」とは別の製品。
- ^ サントリー#ビール事業より。
- ^ 珪藻土なども使用されている(2006年5月28日放送「所さんの目がテン!」第833回「ビール」)。
- ^ 麒麟麦酒#商品より。
- ^ プレミアムビール#歴史より。
- ^ 現在は関東・関西地区のみの限定販売となる。
- ^ 2023年6月6日より販売開始。現時点では首都圏(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県・山梨県・茨城県・栃木県・群馬県)、および信越地区(新潟県・長野県)のみの限定販売となる。
- ^ 秋季限定商品。
- ^ 2016年から2017年にかけて各地域ごとに数量限定発売された。
- ^ 発売当初は生ビールとして発売されたが、2022年8月の全面改良に伴い、生ビールから熱処理ビールに仕様変更された。
- ^ 2023年10月10日より期間限定商品として販売開始。
- ^ 2024年4月2日より販売開始。
- ^ 2021年4月15日より販売開始。国産の熱処理ビールとしては初の機能性重視でなおかつ糖質ゼロタイプの製品。なお、同社としては1963年から1967年まで発売されていた熱処理ビール「サントリービール〈ラガー〉」以来、54年ぶりに熱処理ビールが市場へ投入されることとなった。
出典
- ^ a b c ビールの表示に関する公正競争規約 (PDF) ・第4条
- ^ a b c d e f g h ジョッキ、ビン、缶…中身はぜ〜んぶ同じ 生ビール=新鮮の嘘 - ウェイバックマシン(2007年2月28日アーカイブ分) - livedoorニュース 2006年8月18日
- ^ a b c d e f g h ジョッキ、ビン、缶…中身はぜ〜んぶ同じ 生ビール=新鮮の嘘 - My News Japan 2006年8月18日
- ^ 違反事件のデータベース - 社団法人全国公正取引協議会連合会
- ^ a b c d 食品加工技術発達史 第5章 1961年〜1975年「包装と流通の革新」テキスト版 / Flash版
- ^ サッポロビール物語:1876年(明治9)ドイツでビール醸造を学んだ初の日本人 - サッポロビール
- ^ a b 戦後昭和史「食の年表」
- ^ a b “ビール豆知識 ビールの表示”. ビール酒造組合. 2018年3月16日閲覧。
- ^ “アサヒ樽生の歴史と活動”. アサヒビール. 2018年3月16日閲覧。
- ^ 宮本紘太郎「第4章 発泡酒、アサヒ「本生」の登場」『アサヒビール 成功する企業風土 内側からみた復活の法則』(初版第1刷)、2002年9月10日、188頁。ISBN 4396611579。
四方宏明 (2007年8月13日). “キリンラガーはどうしてYMOを起用?”. All About. 2018年3月16日閲覧。 - ^ a b c お酒の事典 / 生ビール - ウェイバックマシン(2006年12月30日アーカイブ分) - 月桂冠
- ^ 日経流通新聞(1996年4月16日付)「国産ビールの生比率-3月99.6%に急伸」
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