江戸川乱歩
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江戸川 乱歩(えどがわ らんぽ、旧字体:江戶川 亂步、1894年〈明治27年〉10月21日 - 1965年〈昭和40年〉7月28日)は、日本の推理小説家、怪奇・恐怖小説家[※ 1]、アンソロジスト[※ 2]。本名は平井 太郎(ひらい たろう)[1]。日本推理作家協会初代理事長。位階は正五位。勲等は勲三等。ペンネームは小説家のエドガー・アラン・ポー[2][※ 3]のもじり。
注釈
- ^ a b この分野の乱歩の作品集として『鏡地獄―江戸川乱歩怪奇幻想傑作選』角川ホラー文庫、『文豪怪奇コレクション 猟奇と妖美の江戸川乱歩』双葉文庫などがある。
- ^ 『世界短編傑作集』や『怪談入門』を編纂した。
- ^ 2001年に発見された『二銭銅貨』の草稿には、「江戸川藍峯」(えどがわ らんぽう)と署名されていた[3]。
- ^ 全集は刊行順に、生前刊は平凡社全13巻(戦前)、春陽堂全16巻、光文社全23巻、桃源社全18巻(近年沖積舎で復刻)。没後刊は講談社で全15巻(新版 全25巻)、他に「文庫版全集」が、昭和末期に講談社文庫全66巻、平成(21世紀に入り)に光文社文庫全30巻が刊行。
- ^ 『心理試験』や『人間椅子』『屋根裏の散歩者』などの初期の作品を含む21作品がこの家で執筆されており、そのほとんどが大正14年(1925年)に創作された。明智小五郎が初登場する『D坂の殺人事件』もこの家で創作された。また乱歩はこの家に住んでいた当時、床の間の天井板を外して踏み台に載り、首だけを出して屋根裏を覗いてみて、その捨てがたい眺めに陶然とした。その経験を元に『屋根裏の散歩者』が書かれた。
- ^ 途中で話が続けられなくなり中断した。乱歩本人が掲載誌にお詫びとして読者へ謝罪し、中断を発表している。
- ^ 発表当時は「小松龍之介」名義。
- ^ これは古典推理小説ではよくあることで、同時期の横溝正史作品などにもよく見られる。
出典
- ^ 厚木淳「江戸川乱歩」『日本大百科全書』(JapanKnowledge版)小学館、2001年。
- ^ 三善貞司 (2011年7月23日). “江戸川乱歩 (上) 雑誌「新青年」に掲載、好評 『二銭銅貨』で作家デビュー”. 大阪日日新聞. なにわ人物伝 -光彩を放つ-. 2012年4月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月12日閲覧。
- ^ “乱歩の名作「二銭銅貨」、最初期の草稿見つかる”. Yomiuri On-Line. 読売新聞社 (2001年11月21日). 2001年12月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年7月10日閲覧。
- ^ 『新潮日本文学アルバム41 江戸川乱歩』新潮社,1993 p.14
- ^ a b “江戸川乱歩とシンフォニア(その1)”. シンフォニアテクノロジー. 2020年5月9日閲覧。
- ^ a b “江戸川乱歩とシンフォニア(その2)”. シンフォニアテクノロジー. 2020年5月9日閲覧。
- ^ 小酒井不木「『二銭銅貨』を読む」(1923)、新保博久・山前譲編『乱歩【上】』(講談社、1994年)所収。
- ^ 奈落一騎、荒俣宏『江戸川乱歩語辞典』誠文堂新光社、2020年8月5日、41頁。ISBN 978-4416520420。
- ^ 三善貞司 (2011年7月30日). “江戸川乱歩 (下) 全集災い、検閲で発禁同然に 戦後推理小説界発展に尽力”. 大阪日日新聞. なにわ人物伝 -光彩を放つ-. 2012年1月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月12日閲覧。
- ^ 岩井寛『作家の臨終・墓碑事典』(東京堂出版、1997年)54頁
- ^ “エロ・グロ・ナンセンス”. コトバンク. 2020年5月9日閲覧。
- ^ “言論統制下も執筆続ける 乱歩ら、海軍関連の会報で”. 日本経済新聞. (2018年5月24日) 2024年3月12日閲覧。
- ^ 江戸川乱歩著『貼雑年譜はりまぜねんぶ』(東京創元社 完全復刻版)【今出川 閉架 910.268 E9549 】同志社大学図書館(2022年5月5日閲覧)
- ^ 小林信彦『東京のロビンソン・クルーソー』晶文社、1974年6月30日、144-147頁。
- ^ 1959年7月31日の対談「文壇よもやま話」 カルチャーラジオ NHKラジオアーカイブス「江戸川乱歩」(3)[リンク切れ]
- ^ 山田風太郎『風眼抄』(六興出版、1979年)p.152
- ^ 江戸川乱歩の世界[リンク切れ]
- ^ a b c d e 【シティライフ】旧江戸川乱歩邸(東京都豊島区)執筆支えたついの住み家『読売新聞』東京夕刊2022年4月11日2面
- ^ 目立つ場所に建っていないので、簡単な謎解きの楽しみがある。
- ^ 鳥羽市観光基本計画 ― 資料編別冊 - 鳥羽の観光史略年表 鳥羽市 2024年1月17日閲覧。
- ^ a b c “火災で休館の「江戸川乱歩館」 鳥羽でリニューアルオープン”. 中日新聞Web. (2023年4月23日) 2024年3月12日閲覧。
- ^ “乱歩の作品模型で再現 鳥羽・乱歩館 火災1年半 29日再開”. 読売新聞. (2023年4月21日) 2024年3月12日閲覧。
- ^ a b “名張市観光パンフレット”. 名張市観光協会. 2021年11月7日閲覧。
- ^ “「江戸川乱歩」(3)”. NHKラジオ. 2013年4月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月13日閲覧。
- ^ 『読売新聞』2015年10月17日1面※記事名不明
- ^ 中島河太郎 『江戸川乱歩 評論と研究』(講談社)など
- ^ “江戸川乱歩”. アニメ「文豪ストレイドッグス」公式サイト. CHARACTER. 2024年3月12日閲覧。
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