武器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/28 05:07 UTC 版)
武器の分類
武器の種類は多彩で、区分の仕方により様々な分類が可能である。主な区分としてサイズ・形状・用途によって分類される。
以下ではそれら武器の分類法の一部をとりあげる。
- 射程による分類 - 近距離で白兵戦に用いられる「近接武器(近距離武器)」、遠距離で射撃される「遠距離武器」。
- 用法による分類 - 近距離の白兵戦に用いられる「近接武器」と、投射・射撃される「飛び道具」。
- 性質による分類 - 爆弾や銃のように火薬を使用する「火器(火兵器)」と、火器以外の伝統的な武器「冷器(冷兵器)」。
- 役割による分類 - 暗殺や護身に用いられる隠密性を重視した暗器。
- 構造による分類 - 刀、剣、斧、槍、戦鎚など。
- 中国での著名な武器の操法および分類法に「武芸十八般」がある。水滸伝では矛、錘、弓、弩、銃、鞭、簡(鞭と同種)、剣、鏈(多節棍)、抓(鉤爪を持つ武器)、斧、鉞、戈、戟、盾、棒、槍、扠(さすまた)の十八に分類されている。
- 例:日本刀の分類
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- 刃物をもつ刀剣類は、片刃の刀、両刃の剣に大きく分けられる。
- 刀はさらに形状により、直刀、彎刀(曲刀)に分かれる。
- 地域性から平安時代以降の日本の彎刀は日本刀と分類される。
- 製作された時代、形状、造り込み、反り、茎、鋩子、切っ先、地肌、地刃などによって細分類される。
主な武器の種類
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刀剣類
細長く扁平で、少なくとも片側が刃になっているもの。基部には握りがあり、主としてこれを握って扱う。握りが長いものは下記の竿状武器に含める。
材質は少なくとも刃の部分は金属製で、刃の部分は切れ味がよく、普段は危険なので鞘に収められることが多い。形状は様々であるが、片刃と両刃がある。握りと刃との間に段差をつける例が多く、つばという。これは握る手が刃のところに行くのを避けるもので、同時に敵の武器を受ける際には自分の手を守る役割も果たす。
使い方としては刃のある側でこするか叩くかして切る方法と、先端で突く方法がある。
起源:ナイフ
鈍器類
竿状武器(ポールウェポン)
投擲武器
射出武器
暗器・格闘武器
その他の武器
脚注
- ^ 『本朝軍器考』 - コトバンク
- ^ 『鎌田魚妙』 - コトバンク
- ^ “日本は小型武器上位輸出国 世界の総取引額は6年で倍”. 47NEWS. (2012年8月28日) 2014年5月25日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 今野忍 (2014年4月4日). “武器の「国産重視」転換へ 防衛省、国際共同開発を推進”. 朝日新聞 2014年4月7日閲覧。
- ^ “防衛装備移転三原則について”. 防衛省 (2014年4月1日). 2014年5月25日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “日本船に小銃警備員 海賊対策措置法が成立”. 日本経済新聞. (2013年11月13日) 2014年5月25日閲覧。
- ^ “日本船にも武装警備員OK 海賊対策で特措法成立、民間人武装を初規定”. 産経新聞. (2013年11月13日) 2014年5月25日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 春日芳晃 (2014年5月10日). “武器貿易条約を批准 日本は32カ国目”. 朝日新聞 2014年5月25日閲覧。
武器と同じ種類の言葉
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