正岡子規 正岡子規の概要

正岡子規

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/21 08:54 UTC 版)

正岡 子規
まさおか しき
誕生 正岡 處之助
1867年10月14日
日本 伊予国温泉郡
(現:愛媛県松山市
藤原新町
死没 (1902-09-19) 1902年9月19日(34歳没)
日本
東京市下谷区
上根岸
墓地 大龍寺東京都北区田端
職業 俳人歌人新聞記者
言語 日本語
国籍 日本
最終学歴 帝国大学国文科中退
活動期間 1893年 - 1902年
ジャンル 俳句短歌、新体詩、小説評論随筆
代表作歌よみに与ふる書
ウィキポータル 文学
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松山市にある子規記念博物館

俳句短歌新体詩小説評論随筆など多方面にわたり創作活動を行い、日本の近代文学に多大な影響を及ぼした、明治を代表する文学者の一人である。


注釈

  1. ^ 天田愚庵が自由民権の思想を伝えたという。松山市立子規記念博物館には「子規の国会開設に関する演説」という資料がある[3]
  2. ^ 森鴎外などとの交際は、「遼東五友の交わり」と称された。その五友とは、鴎外、『新聞 日本』の中村不折、『読売新聞』の河東銓(かわひがし せん。俳人河東碧梧桐の兄)、久松定謨、子規の5人である[4]。なお、子規と鴎外の交際は、没するまで続いた[要出典]
  3. ^ 中国の故事「杜鵑の吐血」に因む。長江流域に(秦以前にあった)という傾いた国があり、そこに杜宇という男が現れ、農耕を指導して蜀を再興し帝王となり「望帝」と呼ばれた。後に、長江の氾濫を治めるのを得意とする男に帝位を譲り、望帝のほうは山中に隠棲した。望帝杜宇は死ぬと、その霊魂はホトトギスに化身し、農耕を始める季節が来るとそれを民に告げるため、杜宇の化身のホトトギスは鋭く鳴くようになったという。また後に蜀がによって滅ぼされてしまったことを知った杜宇の化身のホトトギスは嘆き悲しみ、「不如帰去」(帰り去(ゆ)くに如かず)と鳴きながら血を吐いた、と言い、ホトトギスのくちばしが赤いのはそのためだ、と言われるようになった。
  4. ^ 明治2年1月金沢生まれ。明治26年東京帝国大学卒業後大学院在学中の明治30年3月29日腹膜炎で死亡。
  5. ^ 子規記念博物館の展示でも確認できる。

出典

  1. ^ a b 正岡子規について 松山市立子規記念博物館(2023年11月25日閲覧)
  2. ^ a b c d e f g 正岡子規について 子規庵(2023年11月25日閲覧)
  3. ^ (中村政則 2010)
  4. ^ 佐谷眞木人『日清戦争』(講談社現代新書、2009年)54頁
  5. ^ 観光スポット ≫ 田端エリア ≫ 大龍寺 東京都北区役所地域振興部(2023年11月25日閲覧)
  6. ^ a b 国立国会図書館 デジタルコレクション 正岡子規 著 大正14 アルス『子規全集. 第8巻 (少年時代創作篇)』「水戸紀行」 info:ndljp/pid/978844 請求記号 520-9 書誌ID(国立国会図書館オンラインへのリンク)000000590499 DOI 10.11501/978844『水戸紀行』
  7. ^ 正岡子規 『墨汁一滴』春陽堂、1932年
  8. ^ 処女作追懐談 夏目漱石 青空文庫
  9. ^ 漱石と自分 狩野亨吉 青空文庫
  10. ^ 上田正行「「哲学雑誌」と漱石」『金沢大学文学部論集 文学科篇』第8号、金沢大学、1988年2月、1-37頁、ISSN 02856530NAID 110000976302 
  11. ^ 『哲学雑誌』124号、125号
  12. ^ 伊集院静「それがどうした 男たちの流儀」第264回『週刊現代』2015年5月23日号(講談社)pp.68-69
  13. ^ 城井(1996年) pp.118-119
  14. ^ 城井(1996年) p.102
  15. ^ 君島(1972年) p.75
  16. ^ a b 殿堂入りリスト 公益財団法人野球殿堂博物館(2020年10月13日閲覧)
  17. ^ 正岡子規 『香雪紫雲』春陽堂、1932年
  18. ^ 末延芳晴「従軍記者正岡子規」『愛媛新聞』2010年2月7日付。のち『正岡子規、従軍す』(平凡社、2011年)。
  19. ^ 『筆まかせ』95頁。
  20. ^ 『筆まかせ』97頁。
  21. ^ a b c d e f g h 『差別用語』(汐文社、1975年)pp.76-77
  22. ^ 復本一郎『歌よみ人正岡子規 病ひに死なじ歌に死ぬとも』(岩波現代全書、2014年)に詳しい。
  23. ^ 司馬遼太郎『ひとびとの跫音』[要文献特定詳細情報]
  24. ^ 森銑三『森銑三著作集:続編 第六巻』(中央公論社、1993年、)226頁
  25. ^ 森銑三『森銑三著作集:続編 第六巻』(中央公論社、1993年)238-241頁






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