機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズの登場人物 主要人物

機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズの登場人物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/02 05:12 UTC 版)

主要人物

第1作『ASTRAY』

ロウ・ギュール

声:小野坂昌也
【性別:男性・ナチュラル / 年齢:18歳 / 所属:ジャンク屋組合 / 搭乗機:ミストラルレッドフレームレッドフレーム改ザウート / 登場作品:○|○|○|○|○|○|○|-|○】
第1作『ASTRAY』の主人公で、全作に登場。ジャンク屋組合の一員。かなりのメカ好きで、ジャンクであれ武器であれ物なら全てを大事にする。ナチュラルであるが、コーディネイターに対する偏見はない。「戦うジャンク屋」として様々な事件に関与し、C.E.の歴史に大きな影響を与える事も少なくない。
当初はミストラルに搭乗していたが、崩壊後のコロニー・ヘリオポリスにおいて、偶然、ブルーフレーム及びレッドフレームを見つける(同時に、ゴールドフレームの右腕も見つけている)。その際、証拠隠滅のためにやってきた傭兵の叢雲劾と交戦状態になり、ブルーフレームに搭乗し、これを応戦するも苦戦する。しかし、劾の依頼主が劾ごと証拠隠滅を図るために来襲したため、劾は任務を放棄し、ロウはレッドフレームに移乗し劾達と共にこれを撃退する。戦闘後、ブルーフレームを劾に譲り、自らはレッドフレームを乗機とした。
その後、劾も認める悪運の強さで幾度となく危機を乗り切り、ケナフ・ルキーニからは興味を持たれることになった。また、コロニー・グレイブヤードの住人である蘊・奥から技術と活人剣を受け継いだ。ロウにとってモビルスーツ (MS)とは単なる兵器ではなく、人を活かすための機械である(ASTRAYは「邪道・王道を外れたもの」の意味だが、この場合は人を活かすための機械=兵器としては王道を外れたものと言う意味も込められている)。曰く、「俺はジャンク屋だ、人殺しはしねぇ」。
本来、ロウはナチュラルであるためにMSは扱えないが、レッドフレームに試験的に搭載されたナチュラル用OSと、人工知能を持ったコンピューター「8」のサポート、そして彼が持つ天性のセンスによって操縦している。その操縦データはM1アストレイのOS開発にも活用されている。また、非常に高い技術力及び発想力を持っており、独自にMSの改修や様々なオプションパーツの開発、運用を行っている。ブルーフレームセカンドLアウトフレームドレッドノートイータもロウが改修を行った。搭乗機のレッドフレームにも、幾つかの奇抜な自作装備が存在しており、レアメタルΩを丸ごと使用した全長150mのMS用日本刀「150ガーベラ」を製作した。
『SEED』の小説版では、ロウ達がオーブを訪れた際、オノゴロ島に潜入しモルゲンレーテ社の制服を着ていたクルーゼ隊のアスラン・ザラ達と遭遇し、第2ドックへの道を尋ねている(ロウ達は「外来者らしい3人組」となっている)。また、ロウがレッドフレームのフライトユニット試験中に、オーブでストライクイージスの交戦に遭遇し、中破したストライクから、非常用シャッターをこじ開けて重傷を負ったキラ・ヤマトを救助している(ロウは「ジャンク屋の男」となっている)。ラクス・クラインアンドリュー・バルトフェルドも助けていることからSEED本編の影の立役者と言える。
『FRAME ASTRAYS』に於いても重要な位置にいたが、暴走したルカス・オドネルに至近距離から銃弾を受け、射殺されたと思われたが奇跡的に急所は外れていた。その直後、全身に包帯を巻いた姿でレッドフレームを操縦して登場した。
『VS ASTRAY』では久々にメインキャラクターとして復活。かつての師匠でもある蘊・奥率いるライブラリアン所属の機体に襲われるが、天性の悪運とメカニック知識によってその場を退ける。その後、蘊・奥が置いていった日本刀タイガーピアスを装備、そして自分の知りうる限りの知識を全て注ぎ込んだ「レッドフレーム改」を完成させ、ライブラリアンとの戦いに挑む。モチーフは布袋寅泰
『天空の皇女』最終話では名前の由来がロウ自身から語られており、元々は親も不明な孤児であり、拾ったジャンク屋の老人(実は蘊・奥のバクゥに伝八が操縦できるよう改造を施したジャンク屋であった)は「Love(ラブ)」と名付けようとしたが、「Lowe(ロウ)」と誤記してしまい、ロウという名になったと話している。
いわゆる「ガンダム顔」のMSを「アストレイ」と呼ぶ(キラ・ヤマトが「ガンダム」と呼ぶのと同様)。
ときた版と戸田版ではロウの頭につけているものが異なっている。

叢雲劾(ムラクモ・ガイ)

声:井上和彦
【性別:男性・戦闘用コーディネイター / 年齢:26歳 / 所属:傭兵部隊サーペントテール / 搭乗機:ブルーフレームブルーフレーム セカンドGブルーフレーム セカンドLブルーフレーム サードブルーフレーム セカンドリバイブルーフレーム フォースブルーフレームDガイ専用ジンメビウスゲイツハイペリオンG / 登場作品:○|○|○|-|○|○|○|○|○】
スニーカー版『ASTRAY』の主人公で、ほぼ全作に登場。傭兵部隊サーペントテールを率いる凄腕の傭兵であり、地球連合軍に作られたコーディネイター。その戦闘能力は、コーディネイター生来のもの以上に傭兵としての活動の中で積み上げてきた部分が大きく「機動戦士ガンダムSEED」世界においてトップクラスのパイロットである[注 1]
コロニー・ヘリオポリスが崩壊した際、「アストレイの処分と、その目撃者の始末」を行う依頼を受けて潜入する。しかし、依頼主の裏切りにより自らも発見者として始末されかかるが、その場に居合わせたジャンク屋のロウ・ギュールとの共闘により返り討ちにする。劾は元々、専用の機体を持たず、任務ごとに違う機体を調達していたが、この時にロウからブルーフレームを譲り受け、以後は搭乗機とした。
劾の過去を知る者は皆無であり、仲間であるサーペントテールのメンバーすら、彼の過去を知らなかった。しかし、ソキウスとの戦闘後、自らがソキウスと同じ地球連合軍に作られた戦闘用コーディネイターであることを明かす。劾に施された戦闘能力強化は非常に完成度が高いが、心理コントロールが不完全であったことから、研究所を脱走した。ソキウスの挑戦を受けた理由も、同じ戦闘用コーディネイターだからであり、自由を手にして欲しいと考えたためである。また、ブルーコスモスを敵視している。
戦闘用コーディネイターである劾の網膜には管理コードが打ち込まれており、分かる人間が見れば素性を知られてしまうため、それを隠すために常にサングラスを着用している。
密かに優れた空間認識力を保持しており、最後の特技として秘匿している[2]
『DESTINY ASTRAY』の電撃ホビーマガジン版下巻では、劾は「カレーにはソースをかける」ことが明かされた。
ゲームソフト『スーパーロボット大戦W』では、終盤に、劾自身やソキウス、プレア・レヴェリーカナード・パルスブーステッドマンなどの存在を生み出したムルタ・アズラエルを自らの宿敵(私怨はないと語っている)として追い詰める一幕がある。この際、素性を知られてしまうために外そうとしなかったサングラスを敢えて外しているが、戦闘用コーディネーターが復讐に来たと怯えるアズラエルを見て「自分が殺す価値すらない」と直接は手を下さなかった。同作ではラウ・ル・クルーゼとは「人為的に生み出された人間同士だが、同時に対極の道を選んだ存在」として描かれており、ラウにある程度の同情を示しながらも彼の行為を「無意味な戦い」、「俺はお前のように生命を無駄に使わない」、「世界を闇に包んでいるのはお前(ラウ)自身」と完全否定した。また、同作では原作で死亡しているトール・ケーニヒニコル・アマルフィナタル・バジルールの3人を救出するという役でもあった。

サハク姉弟

代々オーブにおいて軍事部門を影で担ってきた、オーブ五大氏族の1つサハク家の後継者である双子の姉弟で、「オーブの影の軍神」という異名を持つ。アストレイのゴールドフレームを所有する。他の氏族と同じく、血縁よりも能力を重視する超現実主義により[3]、サハク家当主であるコトー・サハクの養子となるべく作られたコーディネイター[4]。共に長髪、190cm近い長身で、顔も瓜二つ。能力も戦闘用コーディネイターの劾を上回る[4]

オーブ国成立の頃から汚れ仕事を担ってきたのに加え、五大氏族の中でも並外れて優生学的な思想に偏っていたサハク家は、オーブが連合やプラントに引けを取らない技術を有していながら、争いを望まない国民達の意思やナチュラルとコーディネイターの平和的な共存を最優先して中立を語るアスハ家と対立関係にあり、中立主義を貫く故に連合との技術提携を断った元首のウズミのことも公然と批判。この結果、サハク姉弟は「世界は優れた一握りの者によって導かれるべきである」という思想を抱く様になり、独断でムルタ・アズラエルに接触し、G兵器の開発を始めとする技術提携を行う等、能動的な介入を行っていくようになる。

しかし、G兵器が配備されていたコロニー「ヘリオポリス」がザフトの襲撃を受け、崩壊してしまう大惨事となったのを機に、真実を知ったウズミ・ナラ・アスハから自分達の行いを厳しく糾弾され、その勢力を割く為にあえて自分の暗躍として責任を取った彼によって目論見を潰されたが、ロンド姉弟は諦めようとせず、オーブのマスドライバーの価値を高める為に民間施設であるギガフロートを攻撃する等、過激とも言える暗躍を繰り返し、第三次ビクトリア攻防戦時には連合側に直接的な軍事協力もするようになる。それによってオーブへの不介入の協定をしていたのだが、アズラエルを見くびりすぎてしまった結果、オーブの技術力に目をつけた彼によって協定は反故にされ、自分達が第三次ビクトリア攻防戦に参戦している間に、アズラエルが直接指揮を執る形でオーブのマスドライバーとモルゲンレーテ社が狙われ、オーブ解放作戦によってオーブは壊滅してしまう事態となってしまう。その際に養父のコトー・サハクが死亡したため、サハク家の当主を2人が受け継いでいる。ただし、サハク姉弟とアズラエルの関係については表沙汰にはなっていない上に、被災したオーブ国民の多くを宇宙ステーション「アメノミハシラ」に迎え入れた結果、サハク家は責任を問われず、オーブ侵攻と壊滅双方の責任はウズミ一人のものとなっている。

しかし、オーブ国民達を危険に晒した事態を招いた報いか、後に弟のギナは自らの力を過信した末に、サーペントテールの叢雲劾に殺害され、その意思は双子の姉のミナの方が継ぐ事になるが、拠点アメノミハシラに訪れたロウ・ギュールとの邂逅を機に、その考えを変えるに至った。

ロンド・ギナ・サハク
声:飛田展男
【性別:男性・コーディネイター / 年齢:不明 / 所属:オーブ連合首長国 / 搭乗機:ゴールドフレームゴールドフレーム天 / 登場作品:○|-|-|-|-|-|-|-|○】
『ASTRAY』に登場。ミナの双子の弟。
地球連合軍によるMSの量産体制が本格的に整い、地上での戦線はその物量差から次第に地球連合軍有利な情勢となり、ギナは地球連合軍の宇宙進出を助勢すべく第三次ビクトリア攻防戦に参戦。協力の見返りとして最新鋭MSソードカラミティや、地球連合軍の戦闘用コーディネイターソキウス三人を譲り受ける。
疎ましく思っていた元首のウズミが死亡したことを期に、かねてより抱いていた「支配者による統治世界の構築」[注 2] を目指し、計画を加速させた。しかし、完成したゴールドフレーム天でザフト艦隊を殲滅中に現れたロウのレッドフレームとの交戦で敗北。情報屋のルキーニから情報を得て駆けつけた劾によって止めを刺され死亡した。また、それより以前に、モルゲンレーテ社の技術主任エリカ・シモンズを利用して次代のオーブ首長のカガリ暗殺を試みたが、同じく劾の介入により失敗に終わっている[注 3]
その後、カーボンヒューマンとなって復活。詳しくはロンド・ギナ・サハク(カーボンヒューマン)を参照。
『天空の皇女』ではオーブに移住して間もない頃のラスとパーティにて出会い会話して、彼女に興味関心を抱いていたことが明らかとなっており、カーボンヒューマンのギナにもその記憶が受け継がれている。
ロンド・ミナ・サハク
声:勝生真沙子
【性別:女性・コーディネイター / 年齢:不明 / 所属:オーブ連合首長国 / 搭乗機:ゴールドフレーム天ミナゴールドフレーム天ミナC / 登場作品:○|○|○|○|○|○|○|-|○】
『ASTRAY』に初登場し、ほぼ全作に登場。ギナの双子の姉で、同じく世界統治の思想[要出典]を抱いた。
ギナの第三次ビクトリア攻防戦の参戦と時を同じくして、やがて訪れるであろう宇宙への戦線移行に備えオーブ所有の宇宙ステーション「アメノミハシラ」へ移動した。
ギナの死後も世界統治[要出典]を目指していたが、その後、アメノミハシラの施設の借用を願い出てきたロウと邂逅[注 4]。その際、オーブでの戦火から逃れたオーブ国民が懸命に働く人々を見たロウが発した一言から、「国とは民のことであり、場所のことではない」[注 5] ということに気付かされ[5]、世界統治[要出典]の考えを改めるに至った。それに関連して、オーブ再興の時期が来るまでアメノミハシラに匿っていた国民を各地に潜伏させることを決めた[4]。そうした考えはより明確なものとなり、後に「天空の宣言」と呼ばれる計画を全世界に発信。これは「他人の理想を妨げない限り、人は信念に従って生きるべきであり、国や組織はそれを支援するべきだ[6][7]」というもので、従来の国家とは正反対[要出典]の思想であった。以後、この思想に賛同した組織や街などに無条件の援助を行い、時には戦闘に参加するなど、プラント最高評議会議長ギルバート・デュランダルに「オーブの影の軍神」と評された。以降、ミナは「自らの民」達と共にいずれ訪れるであろう新生オーブ再建の機を見極めるべく地上の動静を天空から静かに見据えている。
後にカーボンヒューマンとして復活したギナと再会。しかし、ギナは未だに世界統治に野望を抱いていたため、対決する道を選んだ。
『天空の皇女』では養子とはいえ自身が親になることには感慨を覚えているが、ラスや風花からは母というより「父親認定」されている。また劾とは弟の仇という間柄ながら、私的な話もできる相手として「模擬戦の相手[注 6]」として付き合いが続いている。同作では基本的にラスと風花を助言する立場であったが、フェアネスとの決戦の際はゴールドフレーム天ミナCの搭乗しミラージュコロイドで姿を消して密かに戦場に出ており、ラスと風花がフェアネスを仕留め損ね反撃を受けそうになった際にラスを庇って負傷するも戦いを終わらせ、意識を取り戻した後にラスと風花へ「母が子を守るのに理由など必要あるまい」と告げ、二人から母親と認められた。

第2作『X ASTRAY』

プレア・レヴェリー

声:小島幸子
【性別:男性・ナチュラル / 年齢:不明 / 搭乗機:ドレッドノート(Xアストレイ) / 登場作品:○|○|-|-|-|-|-|-|-】
『X ASTRAY』の主人公。『ASTRAYスニーカー版』にも登場している[注 7]
オーブのマルキオ導師からドレッドノートの受け取りを命じられた少年。
グリマルディ戦線において壊滅した地球連合軍メビウス・ゼロ部隊のパイロットのクローンとして生まれる。プレア自身も高度な空間認識能力を保持しており、ドラグーン・システムガンバレル・システムを扱うことが出来る。
オーブのマルキオ導師から「運命の子」と呼ばれたプレアは、地上のエネルギー不足で苦しむ人々を救うために、ザフト軍のMS、ドレッドノートの受け取りを命じられる。だが、肝心のニュートロンジャマーキャンセラーを搭載した頭部を傭兵部隊サーペントテールに奪われてしまったところを、ジャンク屋ロウ・ギュールに助けられた。
その後、ニュートロンジャマーキャンセラーを狙って襲撃してきたカナード・パルスハイペリオンに大きな傷を負わせる。その戦いの最中、プレアはカナードの悲しい怒りを感じ、あえてユーラシア連邦に投降する。しかし、カナードと分かり合えないままロウの所へ戻り、ドレッドノートをドラグーン・システムで強化したXアストレイでカナードを止めるために出撃する。
戦闘中、プレアはドラグーンシステムによりハイペリオンを追い詰め、核エンジンの暴走を誘う。そして自機でカナードを爆風から守りながら、人は人それぞれの生き方があり、代わりなど存在しないことを伝える。だがその直後、プレアは細胞機能の停止を起こして死亡した。それは、不完全なクローンであった彼に宿命付けられていた早すぎる寿命であった。
プレアは、死後も幻となって、風花・アジャーやカナードの前に現れている。

カナード・パルス

声:保志総一朗
【性別:男性・スーパーコーディネイター / 年齢:17歳 / 所属:地球連合軍ユーラシア連邦特務部隊X→傭兵部隊X / 搭乗機:ハイペリオン(1号機)、ドレッドノートイータ / 登場作品:○|○|○|-|-|○|-|○[注 8]|○】
『X ASTRAY』のプレアと並ぶもう1人の主人公。ユーラシア連邦特務部隊Xに所属するパイロット。
ユーラシア連邦が独自の技術で開発したMSハイペリオンのパイロット。キラ・ヤマトと同じスーパーコーディネイターとして誕生するが、カナードはキラと異なり失敗作である。そのため唯一の成功例のキラに異常な対抗心を持っている。表情こそ険しいが、キラとほぼ同様の身体的特徴(髪や目の色など)で声質もほぼ同様(ゲームにおける担当声優もキラと同じ保志である)であるなど多くの共通点があるが、これは受精卵に血縁があるのか遺伝子がほぼ同一のためなのかといったことは明確にされていない。しかし、キラとは大きく異なる環境で過ごした影響か、性格は苛烈かつ攻撃的であり、少しでも気に入らない事があれば攻撃行動に出て相手を殺す事も躊躇わない等、登場当初は自制心が大きく欠けていて、人としての道を殆ど踏み外しかけていた。
幼少期は研究所でモルモット扱いされており、1度脱走している。その際に謎の黒髪の男性と出会い、キラの存在を教えられ、それを期にキラに執着するようになった。なお、謎の黒髪の男の正体は変装したラウ・ル・クルーゼとされる[8][注 9]
その能力は通常のコーディネイターとは比較にならない程であり、傭兵部隊サーペントテールとの交戦では叢雲劾と互角以上の戦闘を繰り広げた。
プレア・レヴェリーに出会い、プレアの搭乗するドレッドノートと2度交戦を行うが敗北し、最後にハイペリオンは大爆発してしまう。そして、プレアに人には人それぞれの生き方があり、代わりなど存在しないことを命がけで教えられる。プレアの死により、キラを殺し自分がスーパーコーディネイターの代わりになる野望を捨て、自分自身を探すための旅を始める。その後、マルキオ導師の住む島の砂浜でキラを目撃するが、何もせずに穏やかな表情で立ち去っている。
その後、傭兵として活動し、プレアから譲り受けたドレッドノートはジャンク屋ロウ・ギュールにより改装され、ドレッドノートイータとしてカナードの搭乗機になった。傭兵となっても暴走することがしばしばあり、ジェス・リブルの取材を護衛する任務中にゲルズゲーと交戦、自身の機体の使用するアルミューレ・リュミエールと同じ原理の装備を持っている事に激怒して、徹底的に破壊した。
『VS ASTRAY』で、プレアがライブラリアンの最高司書官として行動しているのを耳にし、カナードはそのプレアが偽者であると断言し、行動を開始する。

第3作『DESTINY ASTRAY』

ジェス・リブル

声:うえだゆうじ
【性別:男性・ナチュラル / 年齢:20歳 / 職業:フォト・ジャーナリスト / 搭乗機:レイスタアストレイ アウトフレームアウトフレームD / 異名:野次馬バカ / 登場作品:○[注 10]|-|○|○|-|○|○|-|○|○】
第3作『DESTINY ASTRAY』の主人公[注 10]ナチュラルのフォト・ジャーナリストで、この世界でも珍しいMSに乗ったカメラマン。SEED本篇でアークエンジェル隊がバルトフェルド隊を打ち破った頃、まだ生身で行動していたある日にザフトのMS部隊と傭兵部隊サーペントテールの戦闘を偶然撮影し[注 11]、とりわけアストレイ ブルーフレームの姿に目を奪われたことで「MSの視点から被写体を撮る」という思いを抱きMSの操縦技術を習得した。性格は熱血で、あまり考えずに現場に飛び込んでしまう。「自分の見た真実をみんなに伝えたい」という使命感を持っている。そのため、取材対象に強く入れ込んでしまいがちであり、「野次馬バカ」の異名はそれを皮肉ったものである。根拠のない、確証の低い一面的な視点のウワサや、ほかの報道が間違っている場合、特に強く反発する。自分では、絶対にウソをつかないと誓っている。
マティアスの依頼でジェネシスαの取材に行った際、レイスタの頭部を破壊され叢雲劾達に捕らえられるが、ロウ・ギュールと意気投合しアストレイ アウトフレームを譲り受け、人工知能を持ったコンピュータ「8(ハチ)」も貸与される。
乗機のアウトフレームを駆り、MSサイズのカメラ(ガンカメラ)で戦争の決定的瞬間を狙い、真実を追う。後のシリーズでは相変わらず批判はあるが、ジャーナリストとしての実績は評価され発言力も増している。
特に頭脳明晰でも優れたMSの操縦技術をもっているわけでもないごく平凡なナチュラルの青年に過ぎないが、どこまでも真実を追い続け見通すという信念を貫く様は、彼に関わった人物に大きな影響を与えている。

カイト・マディガン

声:大塚明夫
【性別:男性・コーディネイター / 年齢:22歳 / 職業:フリーのMSパイロット / 搭乗機:マディガン専用ジンジンアサルトマディガン専用ディンレイヴン、正式量産型スカイグラスパーマディガン専用ザクファントムゴールドフレーム天ミナアストレイ アウトフレームアウトフレームDテスタメントレーゲンデュエル / 登場作品:-|-|○|-|-|○|-|-|○】
『DESTINY ASTRAY』に初登場。サー・マティアスからの依頼でジェス・リブルとコンビ(護衛)を組んで行動する、フリーのMSパイロット。いつもパリッとしたスーツを着こなしている(しかし、対テスタメント戦ではノースリーブの戦闘服を着用している)。MSを使ったさまざまな依頼を受けるが、その中には戦闘も多く含まれるため、立場としてはかなり傭兵に近い。自分の実力に相当の自信を持つため、戦闘の際も寒冷地に赴くことになってもパイロットスーツを着ることはほとんどない。連合製・ザフト製を問わず、「コレクション」と称する無数の機体を所有しており、任務の度に乗り換える。なお、この中には当時ザフトでも一部でしか配備が進んでいない最新鋭の「ミレニアムシリーズ」といった合法的に手に入れることが不可能に近く、また入手経緯が限りなく疑わしい機体(典型的な例が前述のミレニアムシリーズやソードカラミティを2機(レナ、エドの機体を回収した))まで所有しており、それらの修復・整備・保管・稼働テストを行うための設備(兼、自宅)として「コロニー1基」を丸ごと所有している。これは戦争で放棄されたものを安く買い取ったのだろうが、稼ぎの大半はコレクションと設備の維持費に消えていると考えられる。
さらにテスタメント入手の際に叢雲劾イライジャ・キールが使用していたミーティアもついでに手に入れようとしていた(どうなったかは不明)。
かなりの女好きであり、女性を見つけると決まって声をかける。常にスーツを着ているのもナンパのためのオシャレのようで、劇中で「星屑のキャラバン」に捕らえられた時も、スーツにシワが付かないように気を使っていた。その一方で子供に対しては親切であり、ジェスによれば「保育士か小学校の先生として食っていけるだろう」と称しており、子供扱いされることが嫌いな風花・アジャーからは対等に扱ってくれる人物として非常に好かれている。但し、セトナ・ウィンタースに対してはあまりにも不明な点が多いためか信用していない。ちなみに、頭髪は金色だが眉毛や髭は黒い。染色しているのか生まれつきなのかは不明。
コーディネイターであるが、外見が親の望むようにならなかったらしく、それが理由で捨てられた過去を持つ。そういったコーディネイター達を兵士として育て派遣する組織、「サーカス」の出身である。テスト(複数対1で勝利すれば、組織を抜けられる)で組織を正式に抜けるため、必死で操縦の腕を磨いた。美しい容姿をもつイライジャを嫌うのも、その過去が原因で努力をしない者を認めないからである(実際は、イライジャは強くなるための努力を惜しまなかったため、現在ではエースパイロットに匹敵する能力を身に付けている)。ちなみに彼が所有する機体は、左胸を中心に十字が描かれているが、それは組織のテストで的になる者の機体につけられるマークである。
このような過去を持つので、自分を必要とするパートナーを求めており、女性に声をかけるのもそのためである。子供に親切なのも、自分が悲惨な幼少時代を過ごしたためである。
彼は複合武器を好み、常に専用の銃(ビームと実弾を切り替えでき、ナイフも取り付けられている)をMSに装備させている。ジェスの訓練でザクファントムに乗った時も、シールド、大剣、ガトリング砲を使い分けできるショルダーシールドを装備させていた。新たな愛機となったテスタメントにも自分専用の銃を装備している。
『VS ASTRAY』ではジェスが取材中に攻撃を受けるようなことも減ったため、再び個人での仕事も受けておりライブラリアンに雇われてレーゲンデュエルに搭乗しているが、ライブラリアンの正式メンバーではない。
『天空の皇女』ではフェアネスからの依頼でMS操縦のインストラクターをしていた。訓練期間終了後にジェスからの依頼で彼の取材に同行する。ジェスの野次馬ぶりには呆れつつも彼の勘働きは信用している。

第4作『Δ ASTRAY』

アグニス・ブラーエ

声:福山潤(ゲーム『Gジェネ CROSSRAYS』)
【性別:男性・コーディネイター / 年齢:16歳 / 所属:マーシャン / 搭乗機:デルタアストレイターンデルタ / 登場作品:-|-|-|○|-|○|-|-|-[注 12]
第4作『Δ ASTRAY』の主人公。火星のオーストレール・コロニーからやって来たマーシャン(火星人)。セトナ・ウィンタースの弟。火星から派遣された使節団のリーダーだが、使節とは別に特別な任務を与えられていた。赤い瞳とシルバーブルーの長髪が特徴的な美少年。
遺伝子調整によって生まれながらにリーダーとしての資質が与えられている一方、MSパイロットとしても高い技量を誇り、デルタアストレイのメインパイロットとして活躍した。危険を恐れぬ勇気を持ち、「まず相手を信じることが、敵を作らず相手の敵とならないための最善の方法」という信条を唱えているが、短気であり、激しくなりやすい一面も見せた(アイザック曰く「まるでイザーク隊長のようだ」)。激昂した時の口癖は、「我慢ならん!!」。また、何処か自分の信念や理念を他人にまで強いる部分を持っており、ロンド・ミナ・サハクにもそのことを厳しく指摘されていた。特にキラとカガリについてはそれが顕著であり、外部の人間とはいえカガリの指輪を見ているにも拘わらず政略結婚を認め、その上でヤキン・ドゥーエで活躍したキラがカガリを連れ出した理由を理解出来ず、二人の大戦の英雄という面しか見ていないアニメ本編でのラクスに対する偶像崇拝の一端を見せていた。
遺伝子に裏付けされた自分の能力に自信を持っており、ある意味でギルバート・デュランダルに近い思想を持っている人物だったが、多くの人々との出会いや戦いの中で自分を遺伝子という枠に縛り付けていたことを悟り、改めて地球と火星の共存のために戦うことを決意した。
『VS ASTRAY』でターンデルタを未知の敵(後にライブラリアンのレーゲンデュエルと判明)との交戦で大破され、ロウに修理を依頼しようとするが、ロウの機体の強化を選択してターンデルタのパーツを提供した。

第5作『FRAME ASTRAY』

トロヤ・ノワレ

声:若山晃久(ゲーム『Gジェネ CROSSRAYS』)
【性別:男性・ナチュラル / 年齢:不明 / 所属:東アジア共和国反政府ゲリラ / 搭乗機:グリーンフレーム / 登場作品:-|-|-|-|○|○|-|-|○】
第5作『FRAME ASTRAYS』の主人公。東アジア共和国第13密林保護区に潜伏する反政府ゲリラの青年。同ゲリラに参加していたバリー・ホーを師と仰ぎ、彼から譲られたグリーンフレームに搭乗し戦う。正義感の強い熱血漢な性格をしている反面、かなりのお調子者でもあり、当初はそれが災いして責任感の欠けた行動や、乗っている機体の特性をちゃんと理解せず油断して返り討ちに遭う未熟な面が目立っていた。「密林のファイヤーボール」と呼ばれている異名も、グリーンフレームのビームライフルの発射テストの際、誤って周囲の森林を焼き払って大規模な山火事を引き起こしてしまった事で、その時の出来事と性格から皮肉を込めて呼ばれる様になったからである。
中盤で自身とグリーンフレームの力を過信し、連合の基地に乗り込んで劾と交戦するが、技量と覚悟の未熟さから破れ捕虜となる。牢の中で風花からグリーンフレームの特性を教えられ、そして自身の戦う理由に改めて気付き、アジア圏の平和と大切な者を守るために戦うことを決意し、ロウの勧めもあって牢から解放される。そして、ロウが持ってきたツインソードライフルをグリーンフレームに装備してゲリラの村に急ぐが、村に到着した時にはすでに師・バリーは死亡していた。師を失った悲しみを抱きながらも、アジア圏の平和のために単身ザフトの基地に乗り込み、和平交渉を行う。
和平交渉は成功し、一旦はアジア圏に平和が訪れるが、今度はそれを不服とするルカスやスーたちが所属勢力から離反し、第四軍を創設してしまう。トロヤは平和を守るために、劾やレオンズたちと協力して第四軍に立ち向かう。そして、最終決戦にてバリーを殺したスーと交戦し、師から教わった戦法でスーを打ち破った。戦闘終結後、スーに人の「心」を教えるためにスーを引き取る。
『天空の皇女』ではND-HEと共にロウと劾の頼みを受け、フェアネスとの戦いのためアメノミハラシを訪れた。

第9作『天空の皇女』

ラス・ウィンスレット

【性別:女性・コーディネイター / 年齢:不明 / 所属:アメノミハシラ / 搭乗機:バクゥラゴゥゴールドフレーム 天ハナゴールドフレーム アマテラス / 登場作品:-|-|-|-|-|-|-|-|○】
『天空の皇女』の主人公で、ASTRAYシリーズでは初の女性主人公でもある。ロンド・ミナ・サハクが自身の後継者候補として選んだ二人の少女の内の一人。
元はスカンジナビア王国の出身であったが、父親であるウィンスレット・ワールド・コンツェルン社(W.W.K)の代表の都合で、オーブに移住。到着後のパーティーにて、ロンド姉弟と出会っている。C.E.71年のオーブ解放作戦で父親と愛犬のバリーを失い、会社も地球連合に接収され、自身はコーディネイターであることを理由に、連合管轄の施設で幽閉同然の処遇を受けていた。
それから数年後、ミナによって救出されると同時に彼女の後継者候補に選ばれ、当初は戸惑い悩んでいたが、風花と行動を共にし、様々な人間と関わっていくにつれて、自らの意思で後継者を目指す決意をする。物語の途中でフェアネスや劾たちの協力を得て、W.W.Kの経営権を連合から取り戻した。
両親がナチュラルの第一世代コーディネイターであるが、MSの操縦が好きであることと変な嗜好を持っている点を除けば、何処にでもいるごく普通の少女と言える。ただし、大企業の令嬢であったためか、風花と対照的にかなりの世間知らずな面があり、幾つかの言動からも腹に一物抱えているフェアネスの表面上の善意に心酔し、「トップ・オブ・トップ」と評して憧れを抱いている。フェアネスの目的を知ってからは彼の行く末を見届けるためあえて彼に付き風花と敵対するが、終盤に風花から『天空の皇女』の座を継ぐことでアメノミハシラ側に復帰し、フェアネスと一戦交えることで心変わりさせることに成功する。
ラクス・クラインカガリ・ユラ・アスハミーア・キャンベル、セトナ・ウィンタース等と同じ立ち位置で描かれたキャラクターと言え、太陽を模したと思われる髪飾りを複数付けている。
『天空の皇女』最終巻(4巻)の後書きによると、ラスという名前は日本神話の太陽神「アマテラス」から採られており、ロンド姉弟の名がイザナミとイザナギに由来する事に対応したものである。

風花・アジャー

声:小林ゆう
【性別:女性・ナチュラル / 年齢:6歳 / 所属:傭兵部隊サーペントテール / 搭乗機:ゴールドフレーム 天ハナゴールドフレーム アマテラス / 登場作品:○|○|○|-|○|○|-|○|○】
『ASTRAY』に初登場。傭兵部隊サーペントテールの見習い隊員であり、ロレッタ・アジャーの一人娘。
名前の風花(かざはな)は、気象現象の「風花」に由来する。幼いながらも大人顔負けの行動力と判断力を持ち合わせ、劾の代理として交渉に赴き、ブルーフレームの操縦を一時的に任されたこともあった。任務中や劾の前では傭兵部隊の一員として分をわきまえた行動をとるが、それ以外の時では年相応の少女らしい一面も見せる。小説版では、リードに「かざっぱな」と呼ばれることを嫌がっていた。
『X ASTRAY』では、自分と年齢の近いプレアと関わっていく事になり、最終的にその死をカナードと共に見取ることになった。
子供であることを理由に見下されることを非常に嫌っており、自分を対等に扱ってくれるカイトに非常に懐いていた。父親が不明のため、自分にコーディネイターの血が流れていることを期待している時期もあったが、カイトから彼の過去や捨てられたコーディネイターたちの悲惨な実態を知ってからは、そうは考えなくなっている。
『天空の皇女』では、もうひとりの主人公として、ミナの後継者候補としてラスと共に各地で見聞を広めていく。物語の中盤にミナから後継者『天空の皇女』に指名されるが、終盤でフェアネスを止めるにあたり、ラスを次の『皇女』に指名する形で返上した。

注釈

  1. ^ 『SEED ASTRAY』の著者である千葉智宏は、森田繁の「叢雲劾はどのようなキャラか」との質問に「SEED世界で一番強いキャラ」と回答したが、それに対して森田繁は「キラより強いのはありえない」と述べている[1]
  2. ^ 同義語反復になっているが原文ママで引用。
  3. ^ 『小説版』2巻。ただ「ロンドからの指示」という記述で、ギナの指示かミナの指示かは不明。
  4. ^ ロウは以前オーブ本土でギナと邂逅しているが、アメノミハシラのミナがギナと別人であることに気付いていなかった。
  5. ^ この定義はフィクションであり、劇中外では事実ではない。
  6. ^ アメノミハシラで造った物も含めたブルーフレーム用装備の定期メンテナンスを兼ねた慣熟訓練。
  7. ^ 登場自体は『X ASTRAY』が先。
  8. ^ 連載版では未登場。単行本下巻での書き下ろしエピソードで登場。
  9. ^ スーパーロボット大戦W』での、ラウとの対戦時におけるカナードの台詞「俺にキラ・ヤマトのことを教えた男か」より。
  10. ^ a b 『ASTRAY B』単行本書き下ろし「SHOT 00 ジェス レポート」での登場。
  11. ^ スニーカー文庫版『DESTINY ASTRAY』第1巻「REPORT 00 フォト・ジャーナリスト」で『ASTRAY B』「TACTICS 05:フル・ウェポン」をジェスの視点から描いている。
  12. ^ エンディングで彼と思しき人物の後ろ姿が1コマのみ登場する
  13. ^ 『月刊ホビージャパン』連載版では未登場。ムックでの加筆箇所で登場。
  14. ^ ときた洸一 『SEED ASTRAY』 第1巻、123頁における内部基板らしきパーツ上に記された文字を基にしている。一方、『DESTINY ASTRAY』 第1巻、39頁ではボディの背面にも 「# # # # # 8」 と記されているのが確認できる。
  15. ^ MICHELLE(マイケル)、COOPER(クーパー)、LINDA(リンダ)、MICOTO(ミコト)、MARK(マーク)と5機それぞれに名称がある。
  16. ^ 単行本『機動戦士ガンダムSEED VS ASTRAY』に収録の『天空の宣言』ザ・スニーカー版において「映像」としての登場。
  17. ^ エンディングにケナフと会話する「映像」としての登場
  18. ^ a b 『Re:Master Edition』1巻に追加収録された『Scoop.01 MSジャーナリスト』で登場。
  19. ^ 公式年表において三隻同盟はCE71年6月12日から16日の間にジャンク屋組合からの補給を受けており[9]、「ASTRAY R」作中においてアッシュ・グレイはこれを足掛かりにリ・ホームと交戦している。公式年表においてラクス・クラインを含めた三隻同盟が武力介入を行うのはCE71年9月23日からのヤキン・ドゥーエ攻防戦のみであるが[9]、どのような整合性がとられているのかは不明。
  20. ^ この際、ルドルフの金色のグフを見て、モーガンや連合はアカツキに装備された「ヤタノカガミ」をザフトが実用化したのかと深読みしていた。
  21. ^ 「ローラ・ロッテ」と名乗っての登場。
  22. ^ 『DESTINY ASTRAY B』下巻265頁のあとがきにおいてマティスであると記載されている。
  23. ^ ムックの書き下ろしエピソードで登場。
  24. ^ 『DESTINY ASTRAY B』上巻220頁での「閃光の旅団のリリー」を指しての記載。
  25. ^ ロウと接触したリリーが搭乗。
  26. ^ a b 閃光の旅団のリリーが搭乗。
  27. ^ 閃光の旅団のリリーを指しての記載。
  28. ^ ロウと接触したリリーを指しての記載
  29. ^ イレブンが先に脱走し、セブンが後で同様の考えになり、追従した。
  30. ^ ただ、これは「連合の指導者が戦災復興を無視し戦争継続する事でナチュラルを無駄に死なせている」という誤解に基づく結論であった。実際は連合の指導者たちは当時全世界規模の有線通信網とエネルギー供給網を兼ねるネットワークを秘密裏に敷設するなど、戦争継続と同時並行して戦災復興にも力を入れていた事が、続編ディスティニーアストレイで判明する。

出典

  1. ^ ASTRAYなブログ 2006年3月より。
  2. ^ 機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY Bより[要ページ番号]
  3. ^ 角川スニーカー文庫「機動戦士ガンダムSEED ASTRAY 2巻」168-169ページ より
  4. ^ a b c 機動戦士ガンダムSEED ASTRAY 小説版 第2巻[要ページ番号]
  5. ^ 機動戦士ガンダムSEED X ASTRAY 第2巻[要ページ番号]
  6. ^ 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY』第4巻 175頁。
  7. ^ 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY 下巻』 p117頁。
  8. ^ 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY GENERATION of C.E.』のカナードのプロフィールより。
  9. ^ a b 『機動戦士ガンダムSEED コズミック・イラ メカニック&ワールド』双葉社、2012年11月28日、221頁。 (ISBN 978-4-575-46469-6)
  10. ^ 機動戦士ガンダムSEED ASTRAY 小説版 第1巻[要ページ番号]





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