機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズの登場人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/21 07:33 UTC 版)
オーブ
サハク姉弟
- 詳細は#主要人物を参照。
マーシャン追撃部隊
ワイド・ラビ・ナダガ
- 【性別:男性・ナチュラル / 年齢:不明 / 所属:オーブ軍→ファントムペイン / 搭乗機:105スローターダガー(I.W.S.P.装備→エールストライカー装備) / 登場作品:-|-|-|○|-|-|-|-|-】
- 『Δ ASTRAY』に登場。オーブ軍所属。ファントムペインと共同戦線を張り、アグニスらマーシャンを追討する5人のパイロットの1人であり、認識番号はジャガー1。I.W.S.P.装備の105スローターダガーに搭乗する。出世のために邪魔な他の氏族を次々葬り去るなど冷酷な一面もあるが、扱いが難しいとされるI.W.S.P.を使いこなすなどその実力は確か。5人の中では1番カガリを欲している。指揮官であるファントムペイン中尉スウェン・カル・バヤンに乗機のコントロールを奪われ、I.W.S.P.を取られ海に落下した。
- 彼ら5人の家はオーブに古くから住む氏族の一員であるが、その身分は5大氏族よりかなり低く、下級氏族と呼ばれている。彼らはそれぞれの家の跡継ぎであり、出世のための手柄を求め軍に身を置く。彼らの認識番号は猫科の動物の種類を使ったものであり、これはアスハ家の獅子を真似たもののようである。なお、彼らの乗機に装備されたストライカーは全てがスウェンの搭乗機ストライクノワールの予備パックとして用意されたもので、彼ら5人はいわばその運び役としてしか見なされておらず、最初から彼等自身の戦力は二の次でしかなかった。
- その後、ファントムペイン所属となるが自分達が結局、ファントムペインに良い様に利用されていたことに気付いた彼は地球連合軍に組したセイラン家の体制の崩壊を目の当たりにして帰る居場所を失い、それまでの野心をなくす。負傷し復讐のため再戦を望むファンフェルトに「復讐しても仲間は戻って来ない」といい放つが聞く耳を持たないファンフェルト、サースに半ば成り行きで付き合いアグニス達と再戦するが、ファンフェルトの戦死と同時にサースと共に戦線を離脱し去っていった。
ファンフェルト・リア・リンゼイ
- 【性別:男性・ナチュラル / 年齢:不明 / 所属:オーブ軍→ファントムペイン / 搭乗機:105スローターダガー(エールストライカー装備)、デストロイ / 登場作品:-|-|-|○|-|-|-|-|-】
- 『Δ ASTRAY』に登場。オーブ軍マーシャン追撃部隊所属パイロットの1人であり、認識番号はパンサー2。氏族としてのプライドが高く、自らを「オーブの騎士」と称する。エールストライカー装備の105スローターダガーに搭乗する。機体とエールパックにそれぞれ2本、計4本装備されたビームサーベルでの格闘戦を得意とする。戦法自体は普通の二刀流であり、破壊されたサーベルを即座に交換する。ワイドと共にデルタアストレイを挟み撃ちにしようとしたが、ワイドの策略によりデルタアストレイに撃墜された。
- その後、奇跡的に命は助かったが、顔や身体の周りが醜く焼け爛れてしまい、マーシャン達への憎しみから性格が豹変している。片手には火傷を隠すために黒い手袋を着用している。ファントムペイン所属になってからは新たにデストロイに搭乗し、同じく生き残ったワイド、サースと共にアグニス達と再戦する。彼が撃墜されたのはワイドにも非が有るのだが、自分の負傷は全てマーシャンの所為だと思い込むほどファントムペインに生体CPUとして心身ともに調整されてしまう(彼がデストロイを操縦できるのはこのため)。しかし、ターンデルタのビームサーベルでデストロイのコックピットを貫かれ、戦死した。
サース・セム・イーリア
- 【性別:男性・ナチュラル / 年齢:不明 / 所属:オーブ軍→ファントムペイン / 搭乗機:105スローターダガー(ランチャーストライカー装備→エールストライカー装備) / 登場作品:-|-|-|○|-|-|-|-|-】
- 『Δ ASTRAY』に登場。オーブ軍マーシャン追撃部隊所属パイロットの1人であり、認識番号はレパード3。少女に見えるほどの中性的な容姿をしており、5人の中では最年少。没落した家のために幼い身でありながら駆り出されている。ランチャーストライカー装備の105スローターダガーに搭乗する。アイザックのケルベロスバクゥハウンドにビームファングで斬られたものの、ガルドが身を挺して守り辛うじて機体から脱出し一命を取り留める。
- その後、帰る場所を失いファントムペイン所属となる。死んだガルドの仇を討とうと思っていたサースは、同じく生き残ったワイド、ファンフェルトと共に再びアグニス達と激突するが、ファンフェルトの死を受け敗北を確信したワイドに「ガルドの分も生きろ」と諭され、共に戦線を離脱した。
ホースキン・ジラ・サカト
- 【性別:男性・ナチュラル / 年齢:不明 / 所属:オーブ軍 / 搭乗機:105スローターダガー(ソードストライカー装備) / 登場作品:-|-|-|○|-|-|-|-|-】
- 『Δ ASTRAY』に登場。オーブ軍マーシャン追撃部隊所属パイロットの1人であり、認識番号はクーガ4。知略に長けており、パイロットと言うよりは戦略家タイプ。ソードストライカー装備の105スローターダガーに搭乗する。シュベルトゲベールでの接近戦や、マイダスメッサーやパンツァーアイゼンを用いたフェイント戦を得意とする。ガードシェルのMSへの変形に驚き、隙が出来た所にコクピットに直撃を受け戦死した。
ガルド・デル・ホクハ
- 【性別:男性・ナチュラル / 年齢:不明 / 所属:オーブ軍 / 搭乗機:105スローターダガー(ライトニングストライカー装備) / 登場作品:-|-|-|○|-|-|-|-|-】
- 『Δ ASTRAY』に登場。オーブ軍マーシャン追撃部隊所属パイロットの1人であり、認識番号はタイガー5。5人の中で最年長。家は代々軍人であり、5人の中では1番キャリアが長い兄貴的存在。ライトニングストライカー装備の105スローターダガーに搭乗する。元々戦闘に不得手であるサースをケルベロスバクゥハウンドのビームファングから庇い戦死した。
注釈
- ^ 『SEED ASTRAY』の著者である千葉智宏は、森田繁の「叢雲劾はどのようなキャラか」との質問に「SEED世界で一番強いキャラ」と回答したが、それに対して森田繁は「キラより強いのはありえない」と述べている[1]
- ^ 同義語反復になっているが原文ママで引用。
- ^ 『小説版』2巻。ただ「ロンドからの指示」という記述で、ギナの指示かミナの指示かは不明。
- ^ ロウは以前オーブ本土でギナと邂逅しているが、アメノミハシラのミナがギナと別人であることに気付いていなかった。
- ^ この定義はフィクションであり、劇中外では事実ではない。
- ^ アメノミハシラで造った物も含めたブルーフレーム用装備の定期メンテナンスを兼ねた慣熟訓練。
- ^ 登場自体は『X ASTRAY』が先。
- ^ 連載版では未登場。単行本下巻での書き下ろしエピソードで登場。
- ^ 『スーパーロボット大戦W』での、ラウとの対戦時におけるカナードの台詞「俺にキラ・ヤマトのことを教えた男か」より。
- ^ a b 『ASTRAY B』単行本書き下ろし「SHOT 00 ジェス レポート」での登場。
- ^ スニーカー文庫版『DESTINY ASTRAY』第1巻「REPORT 00 フォト・ジャーナリスト」で『ASTRAY B』「TACTICS 05:フル・ウェポン」をジェスの視点から描いている。
- ^ エンディングで彼と思しき人物の後ろ姿が1コマのみ登場する
- ^ 『月刊ホビージャパン』連載版では未登場。ムックでの加筆箇所で登場。
- ^ ときた洸一 『SEED ASTRAY』 第1巻、123頁における内部基板らしきパーツ上に記された文字を基にしている。一方、『DESTINY ASTRAY』 第1巻、39頁ではボディの背面にも 「# # # # # 8」 と記されているのが確認できる。
- ^ MICHELLE(マイケル)、COOPER(クーパー)、LINDA(リンダ)、MICOTO(ミコト)、MARK(マーク)と5機それぞれに名称がある。
- ^ 単行本『機動戦士ガンダムSEED VS ASTRAY』に収録の『天空の宣言』ザ・スニーカー版において「映像」としての登場。
- ^ エンディングにケナフと会話する「映像」としての登場
- ^ a b 『Re:Master Edition』1巻に追加収録された『Scoop.01 MSジャーナリスト』で登場。
- ^ 公式年表において三隻同盟はCE71年6月12日から16日の間にジャンク屋組合からの補給を受けており[9]、「ASTRAY R」作中においてアッシュ・グレイはこれを足掛かりにリ・ホームと交戦している。公式年表においてラクス・クラインを含めた三隻同盟が武力介入を行うのはCE71年9月23日からのヤキン・ドゥーエ攻防戦のみであるが[9]、どのような整合性がとられているのかは不明。
- ^ この際、ルドルフの金色のグフを見て、モーガンや連合はアカツキに装備された「ヤタノカガミ」をザフトが実用化したのかと深読みしていた。
- ^ 「ローラ・ロッテ」と名乗っての登場。
- ^ 『DESTINY ASTRAY B』下巻265頁のあとがきにおいてマティスであると記載されている。
- ^ ムックの書き下ろしエピソードで登場。
- ^ 『DESTINY ASTRAY B』上巻220頁での「閃光の旅団のリリー」を指しての記載。
- ^ ロウと接触したリリーが搭乗。
- ^ a b 閃光の旅団のリリーが搭乗。
- ^ 閃光の旅団のリリーを指しての記載。
- ^ ロウと接触したリリーを指しての記載
- ^ イレブンが先に脱走し、セブンが後で同様の考えになり、追従した。
- ^ ただ、これは「連合の指導者が戦災復興を無視し戦争継続する事でナチュラルを無駄に死なせている」という誤解に基づく結論であった。実際は連合の指導者たちは当時全世界規模の有線通信網とエネルギー供給網を兼ねるネットワークを秘密裏に敷設するなど、戦争継続と同時並行して戦災復興にも力を入れていた事が、続編ディスティニーアストレイで判明する。
出典
- ^ ASTRAYなブログ 2006年3月より。
- ^ 機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY Bより[要ページ番号]。
- ^ 角川スニーカー文庫「機動戦士ガンダムSEED ASTRAY 2巻」168-169ページ より
- ^ a b c 機動戦士ガンダムSEED ASTRAY 小説版 第2巻[要ページ番号]
- ^ 機動戦士ガンダムSEED X ASTRAY 第2巻[要ページ番号]
- ^ 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY』第4巻 175頁。
- ^ 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY 下巻』 p117頁。
- ^ 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY GENERATION of C.E.』のカナードのプロフィールより。
- ^ a b 『機動戦士ガンダムSEED コズミック・イラ メカニック&ワールド』双葉社、2012年11月28日、221頁。 (ISBN 978-4-575-46469-6)
- ^ 機動戦士ガンダムSEED ASTRAY 小説版 第1巻[要ページ番号]
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