機動戦士ガンダム 第08MS小隊 登場人物

機動戦士ガンダム 第08MS小隊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/28 07:58 UTC 版)

登場人物

シロー・アマダ
声 - 檜山修之
本作品の主人公。極東方面軍所属機械化混成大隊(コジマ大隊)所属の第08MS小隊の隊長。階級は少尉。
アイナ・サハリン
声 - 井上喜久子
本作のヒロイン。ジオンの名門サハリン家再興のため、技術士官である兄ギニアスを献身的に支える健気で優しい女性。

登場兵器

モビルスーツモビルアーマーなど機動兵器に分類されるものは

それ以外のものについては

一年戦争において連邦軍が勢いを伸ばし始めた頃が舞台であり、登場する兵器もモビルスーツ (MS) だけに偏らず、テレビシリーズ『機動戦士ガンダム』に登場した一見奇抜な兵器をもリメイクして登場させている。

MSがあくまで一兵器として扱われるのは、ガンダムシリーズ全体を通しての特徴であるが、本作ではその傾向がことさら強い。特に、主人公の乗機は大抵強力な特別機なのが通例なところを、本作では量産機やその改造機を主人公が駆っている。それ以外のメカ描写も細部まで技術考証が徹底された。

一方で、テレビシリーズでは後半(29、30話)に初登場するジムが、10話前後に相当する時期に宇宙で配備されていたり、東南アジアに連邦軍の先行量産型MS大隊がすでに存在していたりと、従来の設定よりも連邦軍のMS配備を大幅に前倒しした作品となった。この件の理屈付けには制作側もやや難儀した[11]。結局、陸上のRX-79[G]、RGM-79[G]に関しては「非常に限られた機体とその部品がごく一部の部隊に配備されたのみ」とされ、宇宙用のRGM-79E[12]は「たまたまジャブロー以外、宇宙のどこかにも工場があってそこで造られた機体が偵察部隊的に使われたもので、ファーストの画面にはたまたま登場しなかった」と説明された[13]。ただ、設定の確定に時間を要したために、主人公メカであるRX-79[G]の愛称は各種メディア上で二転三転している。詳しくは陸戦型ガンダムを参照のこと。

スタッフ


  1. ^ ガンダム第08小隊イベントで新作初公開 アーカイブ 2020年8月12日 - ウェイバックマシン東京スポーツ
  2. ^ 『アニメ批評』(マイクロデザイン出版局)1999年7月号掲載の飯田馬之介の発言より。飯田はこの中で主人公シローについて「想像力の欠如した男で、大嫌いだった」「ただのバカですよ」とも語っている。
  3. ^ 『アニメ批評』1999年7月号掲載のインタビューで飯田は、「やっぱり『08小隊』はメカ物ですよ」とコメントしている。
  4. ^ ホビージャパンムック『08MS小隊戦記』(ホビージャパン・1996)の脚本・シリーズ構成の桶谷顕の発言より。
  5. ^ 5,1ch化とハイビジョンニューテレシネによるHDリマスター版のDVDBOX「機動戦士ガンダム第08MS小隊 5,1ch DVD-BOX」の、音声特典の檜山修之井上喜久子速水奨による「第11話 震える山(後編)」のオーディオコメンタリーの中で、檜山が「収録に3年半くらいかかった」と語っている。
  6. ^ しかし、オリコン調べの実売ベースでは『0083』を下回っている。前述のように本作は発売が遅れ、遅れた巻は売上が落ちていった。
  7. ^ 機動戦士ガンダム 第08MS小隊 アーカイブ 2007年2月19日 - ウェイバックマシン - TOKYO MX
  8. ^ 機動戦士ガンダム 第08MS小隊 アーカイブ 2016年1月26日 - ウェイバックマシン - BS11
  9. ^ スカパー、ガンダム27タイトルを続々放送「宇宙世紀完全制覇」。セレクト5で視聴可 アーカイブ 2022年11月28日 - ウェイバックマシン - AV Watch
  10. ^ 機動戦士ガンダム 第08MS小隊 アーカイブ 2016年1月20日 - ウェイバックマシン - 関西テレビ
  11. ^ ホビージャパンムック『08MS小隊戦記』(ホビージャパン・1996)にて矛盾ではないのか? という問いに、脚本・シリーズ構成の桶谷顕が答えている。
  12. ^ この機体が、なぜ終戦直前から戦後に生産されたRGM-79C ジム改と同じ姿をしているのかについては、未だにはっきりとした説明がない。
  13. ^ この説明を考案したのはサンライズ井上幸一であると、同じサンライズの河口佳高が語っている。
  14. ^ a b c 特別編のみ。
  15. ^ a b 第5話まで。
  16. ^ 第6話から第11話まで。
  17. ^ 第6話から特別編まで。
  18. ^ 第7話まで。
  19. ^ a b 第8話、第9話。
  20. ^ 第10話から特別編まで。
  21. ^ 公式HPでは第12話として紹介されている。
  22. ^ サウンドエフェクトの音源自体が変更されている。同様に効果音の変更と5.1ch化が行われた0083と異なり、再アフレコはされていない。
  23. ^ 期間限定扱い
  24. ^ 2013年版と同仕様
  25. ^ 機動戦士ガンダム 第08MS小隊”. BS12トゥエルビ. 2021年1月2日閲覧。 アーカイブ 2020年12月10日 - ウェイバックマシン
  26. ^ 「本誌人気投票では常時5位以内に入っているのだが単行本の売り上げが悪いため打ち切り決定」UMANOSUKEのブログ_2008-04-28 アーカイブ 2016年3月5日 - ウェイバックマシン
  27. ^ REPORT.2「ひとつひとつの歯車」ライナーノート。






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