出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/05/08 08:58 UTC 版)
テレビドラマ
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| ドラマ |
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概要(テレビドラマ)
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フジテレビ月9ドラマ初期の代表作。1991年(平成3年)1月から3月に放送。鈴木保奈美、織田裕二が主演。原作では主に完治の視点を中心に展開したが、ドラマではリカを中心にすえ、彼女の心情を描いた。プロデューサーの大多亮によると、主演が決まっていた鈴木に自分が演じる役をさとみとリカから選ばせたところ、リカと即答したという。また、リカの性格や行動は原作とは大きく違う点も多い。また、企画段階では完治、三上役には緒形直人、本木雅弘が予定されていたが諸般の事情で織田、江口に変更となった。[1]
当時の社会の状況を反映して若い女性に支持された。タイトルバックは、大都会を象徴するような場所(駅、交差点など)で、出演者が人ごみの中で様々な日常生活を営む光景を切り取ったもので、MTVのプロモーションビデオを意識した映像センスは当時としては斬新なものであった。
ドラマ化にあたって原作者が提示した希望キャスティングは「リカ→『ベティ・ブルー』のベアトリス・ダル」、「カンチ→マイケル・J・フォックス」、「三上→ロブ・ロウ」、「さとみ→ダイアン・レイン」だった。より現実的な希望として「カンチ→内村光良」、「リカ→小泉今日子」という案を出したが、まったく相手にされなかったという[2]。
平均視聴率は22.9%、最高視聴率は最終話の32.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。主題歌は小田和正の「ラブ・ストーリーは突然に」。ドラマのストーリーと非常にマッチした楽曲で、シングル売上は270万枚。当時の日本におけるシングルCDで最大のヒットとなった。
鈴木や織田は本作を経て、ドラマの主演級としての評価を確立した。一方でさとみ役の有森也実はリカのサバサバした気性とは対照的な役柄であることから女性視聴者から嫌われ、所属事務所に脅迫状が届いたエピソードを後に本人が語っている。
1991年(平成3年)にポニーキャニオンからVHSでソフト化され、2001年(平成13年)にフジテレビからDVD-BOXが発売された。2006年(平成18年)、ニューヨークのチャンネル63で毎週土曜日夜10時から再放送が英字幕なしで放送されていた。2012年(平成24年)4月2日から6月18日までBSフジの「名作ドラマアワー」枠(月曜22時00分)にて再放送された[3]。
あらすじ
永尾完治を「カンチ」と呼ぶ同僚の赤名リカは、自由気ままに生き、まっすぐに恋をする。リカから想いを寄せられ、最初は戸惑っていたカンチもリカに惹かれるが、同郷の同級生である三上健一と関口さとみとの三角関係が絡み合い、恋は複雑に展開していく。
登場人物(テレビドラマ)
- 赤名リカ:鈴木保奈美
- ロサンゼルスでの生活経験の有る帰国子女。スポーツ用品メーカー「ハートスポーツ」の事業部所属の社員。
- 永尾完治:織田裕二
- ハートスポーツの営業部所属の社員。出身校は愛媛東高校で、就職を機に上京した。リカからは「カンチ」と呼ばれる。
- 関口さとみ:有森也実
- 永尾の同級生。元麻布幼稚園に勤務している幼稚園教諭。
- 三上健一:江口洋介
- 永尾の同級生。文京大学医学部の学生。
- 長崎尚子:千堂あきほ
- 三上の大学の同級生。
- 和賀夏樹:西岡徳馬
- 永尾の上司。ハートスポーツの営業部長。
- 渡辺:中山秀征
- 永尾の同僚。ハートスポーツの営業部所属の社員。
- ときこ:水島かおり
- 関口の同僚。元麻布幼稚園の幼稚園教諭。
- みどり:五島悦子
- リカの同僚。ハートスポーツの事業部所属の社員。
- 大滝新太郎:筒井道隆
- 特別編オリジナルキャラクター。
- ほかのキャスト:伊藤美紀、前田賀奈子、松永博史、潮哲也、武野功雄、青木和代、冨家規政、野村信次、芦沢孝子、矢田稔、小川麻衣子 ほか
原作との相違点
- 原作は完治視点だが、ドラマではリカ視点である。田々井アズサは登場しない。
- 原作では、完治とリカは和賀が経営している広告代理店「和賀事務所」所属の会社員だが、ドラマでは職場はスポーツ用品メーカー「ハートスポーツ」であり、和賀の役職は部長である。
- 原作ではリカはジンバブエ出身だが、ドラマではロサンゼルスからの帰国子女である。
- 原作ではリカが完治のもとを去ったのは和賀の子供を妊娠したからであり、愛媛での完治との再会も臨月に近い状態だが、ドラマでは完治とさとみの事を思い、自ら身を引いたためである。
- 原作では完治は結婚後にリカと再会しないが、ドラマでは三上の結婚式後にリカと再会している。
スタッフ
- 脚本:坂元裕二
- プロデュース:大多亮
- 美術:荒川淳彦
- 技術:島方春樹
- 撮影:久坂保
- 照明:為貝幸宏
- 音声:吉田勉
- 映像:松田年世
- 録画:今村信男
- 編集:石井和男
- VTR編集:高橋努
- 美術プロデュース:上村正三
- 美術進行:柴田慎一郎
- 大道具:徳丸貴文
- 装飾:望月富夫
- 持道具:若林一也
- 視覚効果:北條光昭
- タイオル:山形憲一
- 衣裳:高津勝仁
- スタイリスト:棚橋公子
- メイク:斉藤和子
- 広報:石田卓子
- スチール:瀬井美明
- CG:大村卓
- 音響効果:大貫悦男
- 音楽:日向敏文(アルファレコード)
- 演出補:林徹、中江功
- 制作主任:山崎康生
- 記録:喜多麗子
- 企画:山田良明
- 演出:永山耕三(1・2・5・7・9・11)、本間欧彦(3・4・6・8・10)
音楽
主題歌
- 小田和正「ラブ・ストーリーは突然に」(ファンハウス)
- フジテレビで後日放送されたバラエティ番組によると、最初の主題歌候補曲が不採用となったため、再度作られたのが本曲であるという。NGとなった候補曲は「FAR EAST CLUB BAND SONG」と改題され、小田のベスト盤『Oh! Yeah! (小田和正のアルバム)』(FHCL-1002)に収録されている。
サウンドトラック
- 日向敏文『東京ラブストーリー オリジナル・サウンドトラック』(アルファレコード)
- テレビドラマのサントラが発売されるのは当時では極めて珍しいケースであった。このアルバムは好調な売り上げを記録し、以後人気ドラマのサントラが発売されるのが恒例となった。
- 収録曲
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- ココ・アンド・ジャスミン
- グッド・イヴニング、ハートエイク
- ソー・ファー・アウェイ
- クレイジー・フォー・ユー
- テンダリー〜リカズ・テーマ
- プロミス
- パッション・フラワー
- オータム
- イフ・ユー・ノウ
- ゼルダ
- オーヴァー・ザ・スターズ
- アローン・イン・ザ・ストリート
- エンド・タイトル
挿入曲
ロケ地
東京都内
- 第一話
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- 羽田空港旧国内線ターミナル(大田区羽田空港) - 愛媛から上京した完治とリカが始めて出会った場所。
- 芝浦倉庫(港区海岸通) - リカと完治が商品を受け取りに行った倉庫。[4]
- 弁慶橋のたもと(港区元赤坂) - 高校の同窓会の後に完治と三上が水切りをして遊んだ川。
- 花の館(港区北青山) - リカがサボテンを買った花屋。
- 渋谷東急プラザ(渋谷区道玄坂) - 完治や三上が同窓会の後でみんなと別れた歩道。
- 全労済ホールスペース・ゼロ(渋谷区代々木) - 新作発表会が行われた会場。
- 鉢山町交差点(渋谷区鉢山町) - 完治が道に迷った場所。
- 表参道駅(渋谷区表参道) - 完治とリカが待ち合わせの場所に行く時に使った駅。
- 三菱石油ガソリンスタンド(渋谷区神宮前) - ラストにリカが石油缶を蹴っ飛ばしたガソリンスタンド[5]
- 第二話
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- 恵比寿駅東口(渋谷区恵比寿南) - 完治とさとみが待ち合わせをした駅前。
- 第三話
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- アムラックス池袋(豊島区池袋) - ハートスポーツがイベントを行った会場。イベントのディスプレイとして赤いセリカコンバーチブルが使われた。
- 第三台場(港区台場) - 三上がさとみに告白した公園。
- 白金桟道橋(品川区上大崎)- ラストでリカが完治に「セックスしよ」と言った橋。
- 第四話
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- 第五話
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- 表参道(渋谷区表参道) - 完治がリカにペンダントを買った場所。最終回にリカと完治が再会した場所。
- 富ヶ谷公園(渋谷区富ヶ谷) - ジャングルジムのある公園。
- 第七話
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- 最終話
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- 代々木公園(渋谷区神南)- リカが完治と再会後、お互いに背を向けて別れた場所。
- 日本青年館(新宿区霞ヶ丘)- エンディングでリカが東京を望むビルの屋上。
水上ロケ
- 第五話
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松山ロケ
- 第十一話、最終話
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- 松山空港旧旅客ターミナル(愛媛県松山市)
- 梅津寺駅(愛媛県松山市) - リカが完治と最後に待ち合わせをして「バイバイカンチ」のハンカチが海側のホームの欄干に結ばれていた駅。[6][7](伊予鉄道高浜線の駅)
- 梅津寺パーク(愛媛県松山市) - リカが完治と話をした海沿いの公園。
- 久万町立久万中学校(愛媛県久万高原町(旧・久万町)) - リカが完治との相合傘を彫った完治の出身校。リカを探しに故郷へ帰り校庭で再会する。[8]。
- 大洲神社(愛媛県大洲市) - リカと完治が行った完治の地元の神社。
- おはなはん通り(愛媛県大洲市) - リカと完治が歩いた街並。
- 肱川河川敷(愛媛県大洲市) - リカと完治が歩いた河原。
- 油屋旅館(愛媛県大洲市) - 完治がリカを探した時に入った旅館。
- 国道379号(愛媛県伊予郡砥部町) - 完治がリカを探して走り、トラクターの走っていた道路。
サブタイトル
| 各話 |
放送日 |
サブタイトル |
脚本 |
演出 |
視聴率 |
| 第1話 |
1991年1月7日 |
出会いと再会 |
坂元裕二 |
永山耕三 |
20.7% |
| 第2話 |
1991年1月14日 |
愛ってやつは |
20.8% |
| 第3話 |
1991年1月21日 |
二人の始まり |
本間欧彦 |
19.9% |
| 第4話 |
1991年1月28日 |
君の翼になる |
17.1% |
| 第5話 |
1991年2月4日 |
いつも思い出して |
永山耕三 |
19.9% |
| 第6話 |
1991年2月11日 |
赤い糸に結ばれて |
本間欧彦 |
20.1% |
| 第7話 |
1991年2月18日 |
愛は待たない |
永山耕三 |
22.4% |
| 第8話 |
1991年2月25日 |
この恋を信じたい |
本間欧彦 |
22.9% |
| 第9話 |
1991年3月4日 |
行かないで |
永山耕三 |
26.3% |
| 第10話 |
1991年3月11日 |
約束 |
本間欧彦 |
29.3% |
| 最終話 |
1991年3月18日 |
さよなら |
永山耕三 |
32.3% |
| 特別編 |
1993年2月12日 |
- |
永山耕三 |
29.9% |
平均視聴率(第1話 - 最終話)22.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。
特別編
『金曜ドラマシアター・バレンタインスペシャル』として放送。シリーズの総集編的な内容であったが、鈴木保奈美、筒井道隆が出演した15分ほどの新撮影部分が追加された。数年後という設定で後輩社員と出張のため愛媛に来たリカの姿が描かれている。