木曽漆器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/10 04:41 UTC 版)
木曽高等漆芸学院
正式名は塩尻市木曽高等漆芸学院。1975年(昭和50年)4月、木曽漆器が伝統的工芸品に指定されたことを受け、木曽平沢の漆器協同組合内に開校した[18][19]。
分業化した木曽漆器の生産体制を懸念し、漆芸の後継者の育成と一貫した技術の習得、また漆器産業の振興を目的とした施設である[18][19]。開校当初は、漆工、蒔絵、木工、沈金の4コースであったが[18][† 4]、現在は漆器科とデザイン科で、週2回の夜間開講を2年間受講するカリキュラムで、若干名の訓練生を定期的に募集している[19][20]。
参考文献
- 大蔵省印刷局編 「官報. 1917年02月19日」1917年
- 荒川浩和、音丸淳、姫田忠義 『漆工』淡交社〈カラー日本の工芸6〉、1978年。
- 伝統的工芸品産業振興協会 編 『伝統的工芸品技術事典』グラフィック社、1980年。
- 冬木, 偉沙夫 『漆芸の旅』芸艸堂、1986年。
- 小山, 和 『図説 日本の伝統工芸 東日本編』河出書房新社、1993年。
- 伝統的工芸品産業振興協会 編 『伝統的工芸品の本:平成13年版』同友館、2001年。
- 久野恵一、萩原健太郎 『木と漆』グラフィック社〈民藝の教科書3〉、2012年。
- 塩尻市経済事業部ブランド観光課 『信州塩尻観光ガイド』塩尻市、2013年10月。
関連項目
注釈
出典
- ^ a b c d 小山 1993, p. 113.
- ^ a b c d e f 伝統的工芸品 2001, p. 42.
- ^ 信州塩尻ガイド 2013.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s 技術事典 1980, p. 173.
- ^ a b c d e f 漆工 1978, p. 131.
- ^ 「官報. 1917年02月19日」参考
- ^ 長野冬季オリンピック入賞メダル - 木曽くらしの工芸館
- ^ さいたま観光国際協会 - 造幣さいたま博物館
- ^ a b "郷土伝統工芸品、学校給食で感じて:漆塗り食器導入 楢川村"、朝日新聞1999年10月26日付朝刊(長野版)、p.27
- ^ “木曽漆器の魅力”. 塩尻市ウェブサイト. 塩尻市. 2016年12月12日閲覧。
- ^ 「塩尻市木曽平沢重要伝統的建造物群保存地区」(塩尻市サイト)
- ^ "漆文化、継承へ機運 木曽平沢、国の「保存地区」に"、朝日新聞2006年4月22日付朝刊(長野版)、p.31
- ^ “第22回ジャパン≪漆≫サミット開催月間図書館展示”. 塩尻市地域ポータルサイト「ここから、」. 塩尻市振興公社 (2012年10月5日). 2016年12月12日閲覧。
- ^ "「木曽漆器」の魅力、サミットを機に発信"、朝日新聞2012年10月10日付朝刊(長野東北信版)、p.29
- ^ 漆工 1978, p. 135.
- ^ a b 漆工 1978, p. 141.
- ^ a b 冬樹 1989, p. 132.
- ^ a b c d 漆工 1978, p. 146.
- ^ a b c “木曽漆器工業協同組合のご案内”. 木曽漆器工業協同組合. 2016年12月2日閲覧。
- ^ “「広報しおじり」平成28年2月1日号”. 塩尻市 (2016年1月29日). 2016年12月2日閲覧。
木曽漆器と同じ種類の言葉
- 木曽漆器のページへのリンク