日経CNBC 概要

日経CNBC

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/16 09:00 UTC 版)

概要

  • 開局は1999年10月。前身となる日経サテライトニュース(NSN)を引き継ぐ形で発足した。NSN以来ケーブルテレビでの契約数が多く、視聴可能世帯数は全国で約500万世帯にのぼる。「正確なマーケット・経済情報をライブやオンデマンドで伝え、投資家と企業に貢献する映像メディアになる」をミッションとしている[1]
  • 編成はマーケット・経済番組がほとんどを占める。平日の日中は東京証券取引所ニューヨーク証券取引所などの株価を中心に、為替、企業情報、経済指標などの番組を日本経済新聞社内のスタジオで制作し放送する。夜から早朝にかけてはニューヨーク市場の状況を中心としたCNBCアジアの英語番組を同時放送する。また、週末はテレビ東京が制作する経済番組・ドキュメンタリー番組などもディレイで放送している。
  • 日本経済新聞のテレビ番組表にも日経CNBCの番組表が掲載されている。
  • テレビ東京は日経CNBCの設立時点では出資していなかったが、2002年6月に資本参加した。2010年10月1日付でテレビ東京とBSジャパン(現・BSテレビ東京)テレビ東京ブロードバンド(現・テレビ東京コミュニケーションズ)の3社が経営統合し、認定放送持株会社・テレビ東京ホールディングスを発足。テレビ東京ホールディングスは2011年1月12日付で、日本経済新聞社から日経CNBC株式の一部を取得するとともに、テレビ東京より日経CNBC株式の現物配当を受けることにより、日経CNBCを持分法適用関連会社とした[2]

沿革

日経サテライトニュース
CNBCビジネスニュース
日経CNBC
  • 1999年
    • 7月、日経とCNBCはチャンネル統合に合意、株式会社日経シー・エヌ・ビー・シー設立。
    • 10月、「日経CNBC」放送開始。スカパー!の委託放送事業者は日本経済新聞社。
  • 2000年
    • 9月、ディレクTVでの放送終了。
  • 2002年
  • 2009年
    • 5月、演奏所を日本経済新聞社新本社(日経ビル)へ移転、同時に自社制作番組をハイビジョン制作に移行。また、東証アローズスタジオもハイビジョン対応化。
    • 10月、eo光テレビハイビジョン放送日経CNBC HD」を開始(他の放送プラットフォームでは標準画質放送)。
  • 2010年
    • 1月、日経ビルの情報発信空間SPACE NIO(スペースニオ)でセミナー開始。
  • 2011年
    • 5月30日、商号を株式会社日経CNBCに変更。
    • 9月、J:COMでもハイビジョン放送を開始。
  • 2012年
    • 10月、インターネット配信事業「日経チャンネルマーケッツ」を開始。
    • 10月、スカパー!プレミアムサービス・スカパー!プレミアムサービス光でもハイビジョン放送を開始。
    • 11月、大手町フィナンシャルシティに本社部門を移転。
  • 2013年
    • 6月、スカパー!プレミアムサービス光にて標準画質放送を終了し、ハイビジョン放送に完全移行。
  • 2014年
    • 5月、スカパー!プレミアムサービスにて標準画質放送を終了し、ハイビジョン放送に完全移行。
  • 2022年
    • 7月、日経ビルに本社部門を移転。
  • 2023年
    • 4月、インターネット配信事業「日経チャンネルマーケッツ」を「日経CNBC online」にリブランディング。

自主制作の変遷

  • 1999年の日経CNBC発足当時は深夜にCNBCの英語番組の放送を開始する程度で、自主制作は株価速報を中心とした構成は変わらず、大きな方針変更は無かった。
  • 2001年から取引時間中の番組制作を充実させる。4月は前場に「TOKYOスクワークボックス」と「TOKYOマーケットウォッチ」の放送を開始した。番組名やBGM、CGなどは当初、海外のCNBC番組から引用したり、同じものを使用したりした。東京証券取引所や証券会社から中継でニュースリポートや解説を行うスタイルも海外に倣った。
  • 2005年には「TOKYOモーニングExpress」、「TOKYOマーケットExpress」がスタート。夜の「日経CNBCエクスプレス」と3本柱になり、自主制作の時間は大幅に拡大した。
  • 2014年3月から、朝、昼、夜の時間枠を拡大し、コメンテーター2人体制を導入。
  • 2018年から5時台や22時台など早朝・夜間の制作を減らし、「朝エクスプレス」「昼エクスプレス」など取引時間中の制作拡充にシフトした。
  • 2020年から取引時間中は日本語の番組で編成し、英語放送をなくした。
ティッカー
  • 画面下部に2段組のティッカーシステムを導入している。上段は日経平均株価TOPIX、海外株価指数を、下段はドル・円、ユーロ・円などの為替をスクロール形式で表示する。CM中は表示しない。
  • 海外のCNBC(アメリカ・ヨーロッパ・アジア)も2段組のティッカーを使用し、番組内で株価や主要指標をスクロール表示している。
番組提供
  • テレビ東京が平日午前に放送するマーケット番組「Mナビ」やニュース番組「昼サテ」でマーケットの動向を伝えている。Mナビでは日経CNBCが番組をサイマル放送するほか、昼サテでは後半のマーケットコーナーを制作し、前場の値動きを紹介している。

  1. ^ 日経CNBCとは”. 日経CNBC. 2022年12月13日閲覧。
  2. ^ 株式会社日経シー・エヌ・ビー・シーの株式取得(持分法適用関連会社化)に関するお知らせ テレビ東京ホールディングス 2010年12月22日
  3. ^ 番組一覧”. 株式会社WOWOWプラス. 2019年11月27日閲覧。
  4. ^ 2004年2月まで(当時はスカイパーフェクTV!2)は視聴可能であった。
  5. ^ 東経110度CS放送に係る衛星基幹放送の業務の認定申請受付結果”. 総務省情報流通行政局衛星・地域放送課(2011年10月5日作成). 2019年5月17日閲覧。
  6. ^ 申請者概要”. 総務省情報流通行政局衛星・地域放送課(2011年10月5日作成). 2019年5月17日閲覧。
  7. ^ 東経110度CS放送に係る衛星基幹放送の業務の認定”. 総務省情報流通行政局衛星・地域放送課(2012年2月10日). 2019年5月17日閲覧。
  8. ^ 認定することが適当と認められた申請番組”. 総務省情報流通行政局衛星・地域放送課(2012年2月10日). 2019年5月17日閲覧。
  9. ^ 紹介ページ
  10. ^ 番組表”. 日経CNBC. 2022年12月14日閲覧。
  11. ^ 2009年4月より、4本値の時だけ右上にアイコンがつくようになった。
  12. ^ 2009年10月より、画面左上に企業広告がつくようになった。
  13. ^ 10:04、11:38、17:38、19:21のBGMは三村奈々恵、15:20のBGMは寺沢希美選曲による。
  14. ^ 出演者”. 日経CNBC. 2022年12月14日閲覧。






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