徴兵制度 女性兵士の徴兵

徴兵制度

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/09 04:41 UTC 版)

女性兵士の徴兵

イスラエル軍の招集された女性兵士

徴兵対象は男性だけである国家が多く、女性も対象となる国はイスラエル[28]、マレーシア[注釈 8]、ノルウェー[29]、北朝鮮、スウェーデン[30] などである。

女性兵士の徴兵における課題点としては、性暴力の多さとその検挙率の低さが挙げられる。例えば北朝鮮では強姦が日常的であり[31]、志願制の米兵では1日に50件程度の性暴力が確認されており、3割以上が強姦被害、6割以上が性的嫌がらせを受けている[32]

かつては、徴兵の義務が課せられたことが、男性のみに参政権等の権利が与えられる根拠となっていた[33] が、アメリカの社会学者・マスキュリストワレン・ファレルは、男性のみに徴兵制度が強制されている状態を男性差別であると指摘し、批判している[34]

志願制の国家では、男性しか志願できないことが女性差別になりうる。特に貧困層においては、経済的理由から入隊を希望する場合もあるため(経済的徴兵制)、2013年に、アメリカ合衆国議会男女平等の原則に基づき、女性兵士の前線での戦闘行為を容認する法律の施行を2016年までにすすめることを決めた。大統領であるバラク・オバマは、この決定を男女平等への歴史的一歩と述べた[35]

イギリス帝国は、1917年に志願陸軍婦人部隊(Women’s Army Auxiliary Corps,WAAC)を結成していた。第二次世界大戦で女性を徴兵した唯一の国家[注釈 9]であったが、補助地方義勇軍(後に王立婦人陸軍)や婦人補助空軍に配置され、輸送[注釈 10]、電信[注釈 11]、看護など後方支援が任務であり、不足していた国内での運転手として配置もあった。また階級も准大尉のような特別なものが使用された。

エリザベス2世も徴兵され従軍している。

日本の国民義勇戦闘隊については、義勇兵役法により女性にも義勇召集に応ずる義務が課せられ、竹槍なぎなたを使った白兵戦の訓練が実施されていたが、実際の軍事行動を行う事態には至らなかった[36]

ノルウェーでも、かつては徴兵は男性のみとなっていたが、2014年に女性も対象とする法案が可決し、2015年から女性の徴兵を開始した。訓練内容だけでなく、部屋も男女混合である[29]。2018年から開始されるスウェーデンの徴兵制も同様に、女性をも徴兵の対象にしている。


注釈

  1. ^ a b c 日本自衛隊は、軍隊ではないとしている。この記事の地図上では、軍隊に含む。
  2. ^ しかし2015年の世論調査ではフランスでは徴兵制復活支持と廃止への後悔が多数を占めている。
  3. ^ エマニュエル・マクロン大統領は2017年のフランス大統領選挙で18歳から21歳の男女に対し、軍による訓練を中心とした1か月間の兵役の義務化を公約に掲げて当選し実行して復活させた。
  4. ^ 2013年に投票権を持つ国民の73%が徴兵制の廃止に反対し、26州全てで廃止反対派が圧倒した。
  5. ^ 賛成が有効票の59.8%、反対は40.2%
  6. ^ 一方で大規模戦闘終結後のアフガニスタンやイラク情勢においては、パウエル・ドクトリンに見られる圧倒的な兵力を投入し、短期間で勝利を目指し情勢を支配・管理する手法が再評価されている。
  7. ^ 論文発表当時の階級は中佐。
  8. ^ 実質上の短期教育制度であり軍事教練を行わないため、他国の徴兵制と同列に扱うのは難しい
  9. ^ 志願兵としてはアメリカの婦人陸軍部隊、ソビエトでマリーナ・ラスコーヴァの組織した女連隊、フィンランドのロッタ・スヴァールドなどが存在した(英語版en:Women's roles in the World Wars#World War II参照)
  10. ^ 自動車化輸送軍団のように、前線で活動する部隊もあった。
  11. ^ アメリカでは第一次大戦中にバイリンガルの女電話交換手を採用し軍務に従事させていた(ハロー・ガールズ)。
  12. ^ 家族や親族に罰を加える性質のものも存在した。エジプト1279年シャッワール月9日付勅令第26号(1863年3月30日)によれば徴兵からの逃亡に家族・親族への連携罰則として土地を含めた財産の没収を規定している[37]
  13. ^ 日本の旧徴兵令では、兵役忌避は1月以上1年以下の重禁錮刑に3円以上30円以下の罰金刑が附加される(徴兵令31条)[38]
  14. ^ 詳しくは中華民国軍zh:中華民國軍事
  15. ^ 義務教育における軍事教練のみ存在する。
  16. ^ Selective Service System という制度がある。アメリカ合衆国に居住している18歳〜25歳の男性は、有事の際大統領と議会の承認によって徴兵される「選抜徴兵制」があり、国防総省が作成する徴兵リストに登録する義務がある
  17. ^ かつて、徴兵期間が一番長い国としてギネス世界記録に掲載されたことがある。
  18. ^ コスタリカは常設軍を廃止しているが憲法147条・121条により非常時徴兵を規定[61]
  19. ^ 2008年に徴兵制度が廃止されるまでは男女ともに9か月間の兵役義務を負っていた。
  20. ^ 2011年に徴兵制度を廃止。
  21. ^ 2003年に徴兵制度を廃止。
  22. ^ 衆議院予算委員会(昭和56年2月4日)内閣法制局長官 角田禮次郎委員の発言を参照。ただし、これ以前の時期には、内閣法制局は徴兵制度が「意に反する苦役」にあたるか否かについて、はっきりした見解を示していなかった。この点については第六十三回衆議院内閣委員会(昭和45年10月28日)内閣法制局長官 高辻政府委員の発言を参照。
  23. ^ たとえば第五回参議院本会議(昭和24年5月16日)草葉隆圓など
  24. ^ フォトジャーナリストの宮嶋茂樹が、「(引きこもりを)まだ10代のうちに自衛隊へ入隊させて、規則正しい生活送らせ、なまった肉体と屈折した精神を鍛え直すんや。その上で、自衛隊にはさまざまな職種があるから、個々に適した仕事を見つけてもらう。そのうちの何割かは、自衛隊員としての適性を見いだされ、そのまま正式に入隊してもエエやろ。そうなったら定員割れしとる自衛隊内の人手不足問題も解消や。結果、わが国の国防の役に立つやないか」と産経新聞のコラムで主張している[74]。宮嶋は「税金も払わない上に、三十路になっても親がせっせと部屋に「エサ」を運び続け、パソコンに向かってしか他人と会話できん奴をニートと呼ぶそうだが、そんな穀潰しが何十万も生きているのは世界広しと言えども日本だけである」となどと批判し、続けて「お隣の半島南半分ではサッカー選手から、大統領まで男は全員2年以上の徴兵される。日本でも8か月ぐらいでいい。ニートに対して規律、勇気、自己犠牲国防意識という美徳を自衛隊で徹底的に教育し直すべきである」と述べ、ニート対策として徴兵制度の導入を唱えている[75]。また第15代防衛大臣稲田朋美は「教育体験のような形で、若者全員に一度は自衛隊に触れてもらう制度はどうですか」「『草食系』といわれる今の男子たちも背筋がビシッとするかもしれませんね」「でも、たとえば自衛隊に一時期、体験入学するとか、農業とか、そういう体験をすることはすごく重要だと思います」「(自衛隊体験入学は)まあ、男子も女子もですね」と主張している[74]
  25. ^ 戦時中でも徴兵拒否者はいたとされ、俳優の伴淳三郎は召集令状を受け取っていたのだが、徴兵検査にはきれいに化粧をした女装で出かけていき、その格好を見た検査官が激怒して検査場から追い出され、検査直前に醤油を大量に(一升瓶1本分)飲み、「肝臓病」を装って徴兵を逃れている(一時的に同一症状が出せる)。[要出典]
  26. ^ 2011年12月30日、国防部および内政部は、2012年1月1日より徴兵制を停止し、常備兵役の軍事訓練の期間および対象者の出生年について、「1994年1月1日以降に出生した兵役適齢男子は、2013年1月1日より4カ月の常備兵役の軍事訓練を受けることに改める。」及び「1993年12月31日以前に出生した兵役適齢男子は、徴兵を受けていない者、あるいはまだ徴兵に就いていない者は、兵役法第25条3項の規定に基づき、1年間の期限で代替役(兵役の代わりに公的機関で勤務)に付くものとする。」とした[81]
  27. ^ なお、高校や大学、専門学校などで行われる「軍事教練」授業の8時間分を軍事訓練の1日分と換算して、最大で30日分を限度として4カ月の訓練期間に充当が可能であり、また、夏休みなどを利用して軍事訓練を受けることも可能[82][83]
  28. ^ 現行法上、懲役1年6か月以上の刑が確定しない限り、正式に徴兵が免除されないため。
  29. ^ ドラマ『冬のソナタ』に出演していた俳優であるペ・ヨンジュンと歌手でもあるパク・ヨンハは、それぞれ目の異常のため免除された。また同じく俳優であるウォンビンは兵役に従事したが以前から抱えていたひざの病状が悪化したため途中から除隊されたというようなケースもある
  30. ^ Selective Service System(選抜徴兵登録制度)と呼ばれる仕組みがあり、18歳-25歳の米国国民の男性と永住外国人の男性に連邦選抜徴兵登録庁への徴兵登録が義務と規定されている。ただし、ベトナム戦争以後に、この名簿に基づいて徴兵が行われたことは今のところない。
  31. ^ ドイツの選挙権年齢は1970年に21歳から18歳に引き下げられたが、その背景に徴兵制度と参政権の議論が存在する[118]
  32. ^ アインシュタインは、米国に行く前にスイス国籍を取得していたが、扁平足であることを理由に兵役を免除された。
  33. ^ イスラエル国籍の女優ナタリー・ポートマンは米国のハーバード大学に留学していて兵役を免除された。

出典

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