建設機械施工技士
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/23 23:40 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動国家試験は年1回実施される(実施は一般社団法人日本建設機械施工協会)。
概要
1級と2級に分かれ、1級は各種建設機械を用いた施工における指導・監督的業務、2級は第1種から第6種に分かれそれぞれの機械を用いた施工において、運転・施工の業務に携わり、各機種の運転技術者、また一般建設業の現場の主任技術者として施工管理を行う。
- 1級の資格の保有者は、社会保険労務士の受験資格が得られる。
種類
- 1級 - トラクター系建設機械操作施工法、ショベル系建設機械操作施工法、モーターグレーダー操作施工法、締固め建設機械操作施工法、舗装用建設機械操作施工法、基礎工事用建設機械操作施工法、建設機械組合せ施工法
- 2級
受験資格
- 1級
- 専任の主任技術者としての実務経験を1年以上含んでいる場合
- 大学の指定学科を卒業をしている場合、3年以上の実務経験
- 大学の指定学科以外を卒業している場合、4年6ヶ月以上の実務経験
- 短期大学、高等専門学校の指定学科を卒業している場合、5年以上の実務経験
- 短期大学、高等専門学校の指定学科以外を卒業している場合、7年6ヶ月以上の実務経験
- 高等学校の指定学科を卒業している場合、10年以上の実務経験
- 高等学校の指定学科以外を卒業している場合、11年6ヶ月以上の実務経験
- 上記学歴によらない場合は15年以上の実務経験
- 2級建設機械施工技術検定合格者で専任の主任技術者としての実務経験を1年以上含んでいる場合
- 高等学校の指定学科卒業後、2級の種別の一つの経験が2年以上で、他の種別を通算して6年以上の実務経験、2級の種別の一つの経験が1年6か月以上2年未満で、他の種別を通算して7年以上の実務経験、2級合格後3年以上の実務経験
- 高等学校の指定学科以外卒業後、2級の種別の一つの経験が3年以上で、他の種別を通算して7年以上の実務経験、2級の種別の一つの経験が2年3か月以上3年未満で、他の種別を通算して8年6か月以上の実務経験、2級合格後3年以上の実務経験
- 上記学歴によらない場合は2級の種別の一つの経験が6年以上で、他の種別を通算して10年以上の実務経験、2級の種別の一つの経験が4年以上6年未満で、他の種別を通算して12年以上の実務経験、2級合格後3年以上の実務経験
- 指導監督的実務経験を1年以上含んでいる場合
- 大学の指定学科を卒業して3年以上の実務経験、指定学科以外を卒業して4年6か月以上の実務経験
- 短期大学、高等専門学校の指定学科を卒業して5年以上の実務経験、指定学科以外を卒業して7年6か月以上の実務経験
- 高等学校の指定学科を卒業して10年以上の実務経験、指定学科以外を卒業して11年6か月以上の実務経験
- 上記学歴によらない場合は15年以上の実務経験
- 2級建設機械施工技術検定合格者で指導監督的実務経験を1年以上含んでいる場合
- 高等学校の指定学科卒業後、2級の種別の一つの経験が2年以上で、他の種別を通算して8年以上の実務経験、2級の種別の一つの経験が1年6か月以上2年未満で、他の種別を通算して9年以上の実務経験、2級合格後5年以上の実務経験
- 高等学校の指定学科以外卒業後、2級の種別の一つの経験が3年以上で、他の種別を通算して9年以上の実務経験、2級の種別の一つの経験が2年3か月以上3年未満で、他の種別を通算して10年6か月以上の実務経験、2級合格後5年以上の実務経験
- 上記学歴によらない場合は2級の種別の一つの経験が6年以上で、他の種別を通算して12年以上の実務経験、2級の種別の一つの経験が4年以上6年未満で、他の種別を通算して14年以上の実務経験、2級合格後5年以上の実務経験
- 2級
- 大学の指定学科を卒業して受験しようとする種別に6か月以上で、他の種別の経験を通算して1年以上の実務経験
- 大学の指定学科以外を卒業して受験しようとする種別に9か月以上で、他の種別の経験を通算して1年6か月以上の実務経験
- 短期大学、高等専門学校の指定学科を卒業して受験しようとする種別に1年6か月以上の実務経験
- 短期大学、高等専門学校の指定学科を卒業して受験しようとする種別の経験が1年以上1年6か月未満で、他の種別の経験を通算して2年以上の実務経験
- 短期大学、高等専門学校の指定学科以外を卒業して受験しようとする種別に2年以上の実務経験
- 短期大学、高等専門学校の指定学科以外を卒業して受験しようとする種別の経験が1年6か月以上2年未満で、他の種別の経験を通算して3年以上の実務経験
- 高等学校の指定学科を卒業して受験しようとする種別に2年以上の実務経験
- 高等学校の指定学科を卒業して受験しようとする種別の経験が1年6か月以上2年未満で、他の種別の経験を通算して3年以上の実務経験
- 高等学校の指定学科以外を卒業して受験しようとする種別に3年以上の実務経験
- 高等学校の指定学科以外を卒業して受験しようとする種別の経験が2年3か月以上3年未満で、他の種別の経験を通算して4年6か月以上の実務経験
- 上記学歴によらない場合は受験しようとする種別に6年以上の実務経験、受験しようとする種別の経験が4年以上6年未満で、他の種別の経験を通算して8年以上の実務経験
試験科目
筆記と実技(規定時間内に指定された作業を行う)がある。
実際に建設機械類を運転・操作・作業(実技試験)しなければならないので他の施工管理技士試験に比べて受験料は高額(筆記:10,100円,実技:27,800円)である。また受験者も他の施工管理技士試験に比べて限られるので受験者数も少ない。
1級の試験には「建設機械組合せ施工法」という記述式(論文作成)試験があるので事前にいくつかの論文(草案)を作成し、記憶しておく必要がある。
- 1級
- 筆記
- 土木工学
- 建設機械原動機
- 石油燃料
- 潤滑剤
- 建設機械
- 建設機械施工法
- 法規
- 実地
- 以下より2科目選択し所定コース内での操作施工法
- トラクター系
- ショベル系
- モータ・グレーダ
- 諦固め
- 舗装用
- 基礎工事用建設機械操作施工法
- 建設機械組合せ施工法(記述)
- 2級(以下より1種目選択し筆記と実技を受ける)
- 第1種(ブルドーザ)
- 第2種(油圧ショベル)
- 第3種(モータ・グレーダ)
- 第4種(ロード・ローラー)
- 第5種(アスファルト・フィニッシャ)
- 第6種(アースオーガ)
- 筆記
- 土木工学
- 建設機械原動機
- 石油燃料
- 潤滑剤
- 法規
- 選択種の建設機械施工法
- 実技
- 選択種での所定コース内運転操作
- 1 建設機械施工技士とは
- 2 建設機械施工技士の概要
- 3 合格率
- 4 外部リンク
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