希望の轍 希望の轍の概要

希望の轍

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/06/08 14:11 UTC 版)

希望の轍
稲村オーケストラ楽曲
収録アルバム 稲村ジェーン
リリース 1990年9月1日
規格 CD
録音 VICTOR STUDIO
MUSIC INN STUDIO
ジャンル ロック
時間 4分12秒
レーベル ビクタータイシタ
作詞者 桑田佳祐
作曲者 桑田佳祐
プロデュース 桑田佳祐
小林武史
その他収録アルバム
カバー
稲村ジェーン 収録順
稲村ジェーン
(1)
希望の轍
(2)
忘れられた Big Wave
(3)

解説

制作過程

1990年に公開された映画『稲村ジェーン』のサウンドトラックアルバム『稲村ジェーン』(1990年9月発売)の2曲目に収録された。“稲村オーケストラ”としてアーティスト名が表記されているようにサザンのオリジナルメンバーは桑田佳祐のみしか参加していない。ただしこのサウンドトラックにはサザン名義での既発曲も収録されているため、形式上は参加していることになっている。

この曲では桑田のボーカルトラックの速度を僅かに上げて収録されている。そのため歌い方やエフェクトに関係なく桑田の普段の声とは少し異なっている。

定番曲として

サザンオールスターズ名義のベストアルバム数作(バラッド3など)や、サザンの楽曲をメドレー化した「江ノ島 ‎Southern All Stars Golden Hits Medley」(Z団名義)にも収録されているが、これは“サザンオールスターズ”として再録したものではなく、音源はすべてオリジナルにレコーディングしたものがそのまま使われている。

シングルカットはされていないものの現在ではサザンの代表曲の1つとして数えられており、現在の桑田自身もラジオ番組内でサザンオールスターズの楽曲として紹介している。サザンのコンサートでも定番の曲であり、2000年8月の『茅ヶ崎ライブ 〜‎あなただけの茅ヶ崎〜‎』では初めてオープニング曲として、2000年 - 2001年および2005年 - 2006年の年越しライブではそれぞれ年跨ぎ曲として演奏された。サザンのライブコンサートで演奏される場合アレンジはCDに収録されているものとほぼ同じであるがテンポはかなり速くなっており、2番Bメロの「Baby Love」の箇所をシャウトするのが定番となっている(逆にイントロ部のシャウトはファンによって再現される)。なお、レコーディングこそ参加していないものの、ライブなどで披露する際には原由子がオープニングのピアノを担当している。

2006年に行われたap bank fes'06に桑田がゲスト出演した際には、レコーディングに参加した小林武史やギタリストの小倉博和らの演奏でこの曲が歌われた。

桑田の声かけで開催されたTHE 夢人島 Fes.2006では、ライブの最後の曲として出演ボーカリスト全員による「希望の轍」が歌われた[1]2007年 - 2008年の桑田のソロコンサートツアー『呼び捨てでも構いません!!「よっ、桑田佳祐」SHOW』の横浜アリーナ最終公演では、アンコールで「祭りのあと」が演奏され、サポートメンバーが退場した後に桑田1人が残りギター1本でこの曲が演奏された。MUSICMANに収録されているそれ行けベイビー!!は、この時の演奏法を参考している。 2011年の桑田のソロライブ『宮城ライブ~明日へのマーチ!!~』のアンコール最終曲としても演奏されており、桑田の呼びかけで会場全員が合唱した。また、2011年~2012年の『桑田佳祐ライブin神戸&横浜~年忘れ!!みんなで元気になろうぜ!!の会~』では、最終日の横浜アリーナ公演で、2007年同様に桑田1人でこの曲が演奏されていて、ソロ活動でのライブの最後の曲として、定番されつつあったが、2012年のライブツアーI LOVE YOU-now&forever-では演奏されなかった。

2001年ベース関口和之が関口和之&砂山オールスターズ名義で発売したカバーアルバム『World Hits!? of Southern All Stars』の中ではサザンの楽曲としてカバーされている。

他のアーティストからカバーされることも多く2001年にはザ・ベンチャーズが、2003年には東京スカパラダイスオーケストラをはじめとするBig Shot All Starsが、2005年にはBEAT CRUSADERSがカヴァーアルバム『MUSICRUSADERS』内で唯一の日本語楽曲として取り上げているほか、2009年には中村あゆみがアルバム『VOICE II』にてカヴァーしている。

テレビ番組等での使用

フジテレビ系列の番組で、番組内で流れる応援歌のような形で流されていたが、同局のニュース番組めざましテレビ』の1コーナー「ワールドキャラバン」の初代テーマソングとして使用されたことにより一般のお茶の間にも曲が浸透し、めざまし以降も頻繁にテレビ挿入歌としても使われるようになり、21世紀最初の年の2001年に放送した『FNSオールスターズ 27時間笑いの夢列島』のテーマソングとしてもこの曲が使用された。

めざましテレビ内の「ワールドキャラバン」では現在でもサザンオールスターズ名義のクレジット表記で放送されている。幾度かワールドキャラバンのコーナーはテーマソングが変わっているが、4回も使用されているのはこの曲だけである。

2008年に行われたファン投票においても、未シングル作品としては最高の2位に入った。

エピソード

  • サビの歌詞中に登場する"エボシライン"とは桑田の造語だが、茅ヶ崎市烏帽子岩を望む国道134号を指しているというのが定説である。
  • 本曲の歌詞及び映画『稲村ジェーン』の舞台に程近い茅ヶ崎駅の電車発着音にサザンの曲を使おうという試みが以前あり、その際ファン投票で1位を争ったのがこの曲だったが企画は取り止めとなり曲が使用されることはなかった。
  • 2000年の『茅ヶ崎ライブ』で1曲目の演奏曲になることが決まった際、それまでのサザンのライブにあったような松田弘ドラムから入るライブオリジナルの前奏や桑田の煽りなども一切なく完全に原のピアノからのライブスタートとなる為、リハーサルの段階では原はプレッシャーのあまり桑田に「希望の轍を1曲目にするのはやめてほしい」と泣いて頼んだらしいが、桑田の説得もあり同ライブでは見事1曲目で演奏しきった。
  • ラジオ番組「爆笑問題カーボーイ」内のコーナーで行われた「好きなサザンオールスターズの曲」のランキングで1位に選ばれた。
  • 漫画家臼井儀人がこの曲のファンであり、自身の漫画クレヨンしんちゃん』内で一部ながら楽曲の歌詞を載せている回が一度ある(単行本24巻収録、『稲村ジェーン』の歌詞カードをそのまま載せた可能性が高い)。後日この回がアニメ化されたときにはBGMとしてこの曲が使用されていた。
  • 青山学院大学の後輩である福岡ソフトバンクホークス小久保裕紀読売ジャイアンツ所属時、打席に立つ時の入場曲としても使用していた。
  • 河合克敏の漫画及びそれを原作としたNHKのドラマ『とめはねっ! 鈴里高校書道部』では、鈴里高校書道部が書道甲子園パフォーマンス部門に参加する際のパフォーマンス曲として用いられている。
  • ビクター系のSONG-OKUを含め、DAMJOYSOUNDUGA等、主な通信カラオケには「サザンオールスターズ名義」で登録されている。
  • カラオケの本などで50音順に並べると「気分しだいで責めないで」の次の曲に書かれている。



  1. ^ 桑田のほかに比嘉栄昇(BEGIN)、TERUGLAY)、岡野昭仁ポルノグラフィティ)、桜井和寿Mr.Children)、福山雅治が参加した。


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