川崎重工業
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沿革
- 1878年(明治11年) - 川崎正蔵により「川崎築地造船所」として設立。
- 1886年(明治19年) - 神戸の官営兵庫造船所の払い下げを受ける。
- 1896年(明治29年)10月9日 - 株式会社川崎造船所を設立(資本金200万円)。松方幸次郎が初代社長に就任。
- 1906年(明治39年)5月 - 運河分工場(後の兵庫工場)を開設。製鉄事業に進出し、機関車、貨客車、橋桁の製作を開始。
- 1908年(明治41年)6月27日 - 清国大連に支店を設置。
- 1911年(明治44年) - 国産化第1号蒸気機関車完成 (1B1形タンク機関車=鉄道院180形)。
- 1918年(大正7年) - 兵庫工場に飛行機科を設置。
- 1919年(大正8年) - 船舶部を分離し、川崎汽船株式会社を設立。
- 1928年(昭和3年) - 鉄道車両部門を分離し、川崎車輛株式会社を設立。
- 1937年(昭和12年) - 飛行機部門を分離し、川崎航空機工業株式会社を設立。
- 1939年(昭和14年)12月1日 - 川崎重工業株式会社に商号変更。
- 1949年(昭和24年)5月 - 東京証券取引所・大阪証券取引所・名古屋証券取引所に上場。
- 1950年(昭和25年)8月 - 製鉄部門を分離して、川崎製鉄株式会社(現・JFEスチール株式会社)を設立。
- 1966年(昭和41年) - ボイラ、破砕機、運搬機械などのメーカーであった横山工業株式会社を合併。
- 1969年(昭和44年) - 川崎車輛・川崎航空機工業を合併[注釈 3][14]。
- 1972年(昭和47年) - 汽車製造株式会社を合併。
- 1974年(昭和49年) - バス車体製造部門(各務ヶ原工場)を分離し、いすゞ自動車のバス車体製造会社として川重車体工業(いすゞバス製造を経て、現・ジェイ・バス)を設立。
- 1975年(昭和50年) - 米国でオートバイの生産を開始。
- 1986年(昭和61年)3月31日 - 宇都宮工場(栃木県河内郡河内町、現・宇都宮市)を閉鎖。翌4月1日、アイ・ケイ・コーチ(旧・川重車体工業、現・ジェイ・バス)に生産拠点として譲渡。
- 1988年(昭和63年) - 米国で建設機械の生産を開始。翌年、伊藤忠を伴い、Armcoと共同事業。
- 1991年(平成3年) - ドーバー海峡を挟む英仏海峡トンネルの掘削に成功。
- 2001年(平成13年) - 社内カンパニー制に移行。米国に鉄道車両専用工場を完成。
- 2002年(平成14年) - 造船部門を、川崎造船株式会社へ分社。油圧部門をカワサキプレシジョンマシナリとして分社、独立。
- 2003年(平成15年)4月 - 神戸製鋼との破砕機部門統合会社アーステクニカを設立。
- 2005年(平成17年) - プラント建設部門を分離、カワサキプラントシステムズ株式会社を設立。オートポリスを買収。
- 2006年(平成18年)
- 2007年(平成19年)
- 国土交通省と旧・日本道路公団の橋梁談合事件をうけ、国土交通省より建設業法に基づき45日間の業務停止命令を受ける。
- カワサキヘリコプタシステム(現・セントラルヘリコプターサービス)の株式をトヨタ自動車系の同業大手・朝日航洋へ売却。
- カワサキプラントシステムズとカワサキ環境エンジニアリングが合併し、新・カワサキプラントシステムズが発足。
- 次期固定翼哨戒機(XP-1)試作1号機・次期輸送機(XC-2)試作1号機ロールアウト。
- 2008年(平成20年)4月 - 神戸製鋼との破砕機部門統合会社アーステクニカの全株式を取得。
- 2009年(平成21年) - 建設機械部門をKCMとして分社独立。
- 2010年(平成22年)10月 - 川崎造船、カワサキプラントシステムズ、カワサキプレシジョンマシナリの3社と合併・再統合。
- 2013年(平成25年) - シスメックスと医療用ロボットの開発に向けたマーケティング会社・メディカロイドを設立。
- 2015年(平成27年)4月1日 - 三井造船(現・三井E&Sホールディングス)からエム・イー・エス由良(同日、MES-KHI由良ドックに社名変更)の株式40%を取得。KCMを日立建機グループに譲渡。
- 2018年(平成30年)4月 - 航空関連分野、エネルギー関連分野について、事業分野に沿って3カンパニーを2カンパニーに改組。社内カンパニーは7から6となった[5]。
- 2020年(令和2年)11月2日 - 鉄道車両事業を2021年10月に分社化すると発表[15]。
- 2021年(令和3年)
- 2023年(令和5年)3月17日 - 国立西洋美術館と公式パートナーシップを締結[21]。
注釈
出典
- ^ 構成銘柄一覧:日経平均株価 Nikkei Inc. 2021年10月8日閲覧。
- ^ “Kawasaki Roboticsの50年”. 2018年12月28日閲覧。
- ^ 【日本のバイクメーカー】カワサキのエンブレムの歴史を見てみよう! carcast、2016年3月18日
- ^ 創立120周年ロゴマークの作成について 川崎重工業、2016年1月7日
- ^ a b 役員体制の変更、カンパニーの改編、組織改正 役員の異動、業務執行体制の改正および人事異動について 川崎重工業、2018年1月31日、2018年5月25日閲覧
- ^ Life-Size Humanoid Robot Is Designed to Fall Over (and Over and Over) - IEEE Spectrum IEEE Spectrum、2017年9月26日閲覧
- ^ 川重がタフなヒューマノイドを初披露、「転んでも壊れない」の実現へ - iREX 2017 マイナビニュース マイナビニュース、2017年11月30日閲覧
- ^ 新型ヒューマノイドからロボット活用の未来を探る XYZ 川崎重工業株式会社 川崎重工業、2017年11月20日閲覧
- ^ WRS 2018-川重が新型ヒューマノイド「Kaleido」を公開、攻めたダンスも披露 マイナビニュース マイナビニュース、2018年10月19日閲覧
- ^ ヒューマノイドロボット名称募集 川崎重工 ロボットビジネスセンター 川崎重工業、2017年11月29日閲覧
- ^ 人とロボットが共存する社会を見据えて―カワサキのヒューマノイド開発が目指す未来 XYZ 川崎重工業株式会社 川崎重工業株式会社、2019年12月16日閲覧
- ^ デビューから2年、カワサキの「転んでも壊れない」ヒューマノイドロボットの進化はいかに XYZ 川崎重工業株式会社 川崎重工業株式会社、2019年12月16日閲覧
- ^ 企業情報 沿革 株式会社KCM
- ^ “東京証券取引所『東京証券取引所20年史』(1974.04)”. 渋沢社史データベース. 東京証券取引所. p. 476 (1974年4月). 2024年4月2日閲覧。
- ^ “鉄道車両事業も分社化 川崎重工が発表 21年10月”. 神戸新聞. (2020年11月2日) 2020年11月2日閲覧。
- ^ 『組織改正、役員の異動、業務執行体制の改正および人事異動』(プレスリリース)川崎重工業、2021年2月26日 。2021年9月8日閲覧。
- ^ “川崎重工、造船・舶用関連トップに渡辺氏。4月1日付”. 日本海事新聞. (2021年3月2日) 2021年9月8日閲覧。
- ^ “モーターサイクル&エンジン事業の会社分割の完了ならびに人事体制について(カワサキモータース)”. 川崎重工業株式会社・カワサキモータース株式会社. 2021年10月13日閲覧。
- ^ “車両事業の会社分割の完了ならびに人事体制について(川崎車両)”. 川崎重工業株式会社・川崎車両株式会社. 2021年10月13日閲覧。
- ^ 『シールドマシン事業の合弁会社「地中空間開発株式会社」が営業開始』(プレスリリース)川崎重工業・日立造船、2021年10月1日 。2021年12月7日閲覧。
- ^ “川崎重工と国立西洋美術館、初のオフィシャルパートナー契約を締結”. 川崎重工業・国立西洋美術館 (2023年3月17日)
- ^ 川崎重工業株式会社、平成28年度有価証券報告書 川崎重工業
- ^ [1]
- ^ 「川重会長 中国版新幹線和諧号に法的手段を示唆」msn産経ニュース、2011年7月4日[リンク切れ]
- ^ “計算高い川崎重工が「対米新幹線計画」に便乗”. ビジネス・インサイド 2010年6月号. FACTA (2010年6月). 2020年8月8日閲覧。
- ^ SankeiBiz、2011年6月29日、18:16配信[要文献特定詳細情報]
- ^ “中国をつけ上がらせた親中派の財界人&経済人列伝【3】 JR東日本&川崎重工「中国の新幹線はJRの技術の盗用」”. ビジネスジャーナル編集部. サイゾー (2012年10月9日). 2020年8月8日閲覧。
- ^ “中国、日本の新幹線技術を国際特許出願…なぜ川崎重工は技術を流出させたのか”. ビジネスジャーナル編集部. エキサイトニュース (2013年6月28日). 2020年8月8日閲覧。
- ^ SankeiBiz、2012年12月25日、08:15配信[要文献特定詳細情報]
- ^ https://www.khi.co.jp/news/detail/post_23.html
- ^ [2]
- ^ 「重圧で自殺」と労災認定=遺族補償の不支給取り消す-神戸地裁 時事通信、2010年9月3日
- ^ 社長ら27人、社内賭けゴルフ…川崎重工子会社 読売新聞、2013年1月8日
- ^ 佐官級幹部が漏洩か、川崎重工などに入札情報 Archived 2012年12月6日, at the Wayback Machine.(MSN産経、2012/9/6閲覧)
- ^ 株主代表訴訟:「官製談合で損害」川崎重工業社長らを提訴 毎日新聞、2014年6月23日
- ^ 陸自ヘリ談合 川重株主の訴え却下 神戸地裁 神戸新聞 2019年9月17日
固有名詞の分類
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