崖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/16 20:20 UTC 版)
崖(がけ、がい)とは、山や岸(海岸・河岸・湖岸)などの、険しく切り立った所[1][2]。地表の高度が急変する部分の急斜面[3]との定義もできる。山腹の崖[1]を日本語ではほき(崖[1][4]、歩危[1])、そわ(岨)[1][2]、そば(岨)[1][2]ともいうが、古語の趣がある。また埼玉県などの小字名などに残っているはけ「岾」や「坫」や「𡋽」などと表記も川辺の崖である。 垂直かそれに迫るほど切り立った崖は、古来の日本語で切岸[1][4]/切り岸[4](きりぎし[1][4]、きりきし[4])という。しかし現代語では断崖(だんがい)[1][2][4]ということが多い。懸崖(けんがい)[1][2][4]、絶崖(ぜつがい)[1][2][4]ともいう。また、これらの同義語として、切り立った状態を壁に譬えた絶壁(ぜっぺき)[1][2][4]があり、断崖に絶壁を合わせて断崖絶壁という強調表現もある。
注釈
出典
- ^ a b c d e f g h i j k l 『広辞苑』
- ^ a b c d e f g h 『大辞泉』
- ^ 『ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典』
- ^ a b c d e f g h i j 『大辞林』第3版
- ^ “宅地造成等規制法施行令”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2006年8月26日閲覧。
- ^ “がけ・擁壁について”. 建築・開発の手続き. 船橋市. 2006年8月26日閲覧。
- ^ 濱田誠一. “北海道沿岸の海岸地形堆積物の分類と分布(その2)”. 北海道地質研究所報告第75号(2004年). 2020年12月7日閲覧。
- ^ “Highest Cliffs”. ギネス世界記録. 2005年11月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2006年8月27日閲覧。
- ^ a b 大辞林 第三版. “崖”. コトバンク. 2018年10月29日閲覧。
- ^ 鏡味完二『日本の地名』角川書店、1964年、12頁。
- ^ “地名の由来(野毛・上野毛・中町)”. 世田谷区. 2009年12月17日閲覧。
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