奥多摩湖 奥多摩湖の概要

奥多摩湖

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/15 02:07 UTC 版)

小河内ダム
左岸所在地 東京都西多摩郡奥多摩町大字原5番地
位置
河川 多摩川水系多摩川
ダム湖 小河内貯水池 (通称「奥多摩湖」)
ダム諸元
ダム型式 直線重力式非溢流型コンクリートダム
堤高 148.0 m
堤頂長 353.00 m
堤体積 1,675,680
流域面積 425.0 km²
湛水面積 1,150.0 ha
総貯水容量 189,100,000 m³
有効貯水容量 185,400,000 m³
利用目的 上水道水力発電
事業主体 東京都水道局
電気事業者 東京都交通局
発電所名
(認可出力)
多摩川第一発電所
(19,000kW
施工業者 鹿島建設
着手年/竣工年 1936年/1957年
出典 小河内ダム[東京都](おごうち) 一般財団法人日本ダム協会運営サイト「ダム便覧2021」、水力発電所データベース 多摩川第一 一般社団法人電力土木技術協会
備考 工事中断: 1943年 - 1947年
土木学会選奨土木遺産2018年
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奥多摩湖
奥多摩湖の航空写真。1976年度撮影
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

貯水容量は約1億9000万立方メートル[1]。竣工当時、上水道専用貯水池としては世界最大規模の貯水池だった。現在も水道専用貯水池としては日本最大級を誇っている。現在、東京都の水源利根川水系を主としているが[2]、渇水時の水瓶として極めて重要な役割を担っている。水質は取水口近くで調査されているほか、水質観測船「みやま丸」により湖の9カ所で毎月調査されている[1]

また、東京都交通局水力発電施設(多摩川第一発電所)も併設されており[3]、発電された電気は東京電力へ売却され、奥多摩町・青梅市などの東京多摩地域に電力を供給している。湖畔には様々な見どころや観光施設があり、首都圏のオアシスとしても知られている。


  1. ^ a b c 【水都東京ものがたり】(7)小河内ダム:山守り飲み水守る/水質調査や林整備『読売新聞』朝刊2023年1月13日(都民面)
  2. ^ 東京都の水源は約8割が利根川水系および荒川水系、約2割が多摩川水系である。水源・水質 安定した水源の確保 東京都水道局(2020年7月9日閲覧)
  3. ^ 水力発電所データベース 多摩川第一 一般社団法人電力土木技術協会(2023年1月14日閲覧)
  4. ^ 文献にみる補償の精神【4】「帝都の御用水の爲め」(小河内ダム)日本ダム協会
  5. ^ 小河内ダム、曲渕ダム 選奨土木遺産に認定」日本水道新聞(2018年10月1日)2019年10月12日閲覧
  6. ^ ■多摩川風物詩■(5)奥多摩湖周辺の魚類相について とうきゅう環境浄化財団(現・東急財団)『財団だより 多摩川』第34号(1987年6月)2019年9月23日閲覧
  7. ^ 東京水道水源林 - 水源の森百選 林野庁
  8. ^ 東京水道名所(東京都水道局)
  9. ^ 東京の「水道名所」に7カ所/歴史や技術をPR日本経済新聞』朝刊2017年9月22日(東京面)
  10. ^ @Shin_KRの2022年4月1日のツイート2022年5月18日閲覧。






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