大阪市立図書館 大阪市立図書館の概要

大阪市立図書館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/17 22:04 UTC 版)

Japanese Map symbol (Library) w.svg 大阪市立図書館
大阪市立中央図書館.jpg
施設情報
前身 大阪市立育英図書館
専門分野 総合
事業主体 大阪市教育委員会
管理運営 大阪市教育委員会
開館 1921年大正10年)
統計情報
蔵書数 約388万冊 (2012年時点)
プロジェクト:GLAM - プロジェクト:図書館
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概要

大阪市内の24行政区にそれぞれ1館ずつあり、西区に本館の大阪市立中央図書館が、他の23区に地域図書館が設置されている。自動車文庫(移動図書館)も2台ある。

資料(CD・ビデオも含む)は、ひとり15点、15日間借りられる。また、貸出した館以外での返却も可能である。館内にはオムリス(OMLIS)の専用端末があり、全館の資料の検索が出来る。電話による音声応答サービスでの貸出予約が可能。インターネット(携帯電話を含む)で資料検索や貸出予約も可能。予約はひとり15点まで可能だが、インターネットでの予約は8点までに限定されている。

資料を借りるのには、「図書館カード」をつくる必要がある。図書館カードは24館それぞれで発行しており、色が違う(参照→[1])発行した館以外でも使用は可能であるが、インターネット貸出予約は発行した館に限られる。

図書館カードなどに描かれているイメージキャラクターは、オムリン。頭がO(Osaka)、本がM(Municipal)、からだがL(Library)と、大阪市立図書館(Osaka Municipal Library)の頭文字をデザインしている。

各館にある多機能オムリスでは、新聞・雑誌記事や法律・判例情報などの商用データベースを無料で利用することができる。ただし、検索結果のプリントアウトは1枚50円である。

学術書・専門書を中心とした電子書籍サービスを提供している。

沿革

1921年大正10年)に当時の4行政区に1館ずつ、西区阿波座一番町(現・立売堀2丁目)に阿波座図書館、北区西野田玉川町1丁目(現・福島区玉川4丁目)に西野田図書館、南区御蔵跡町(現・浪速区日本橋3丁目)に御蔵跡図書館、東区清水谷西之町(現・天王寺区清水谷町)に清水谷図書館が開館。4館とも大正天皇御大典記念事業で開園した小公園に隣接して設置された。

1925年(大正14年)の大阪市第二次市域拡張に伴って、西成区花園町(現・花園南1丁目)に旧西成郡今宮町立図書館を継承した市立今宮図書館、翌1926年(大正15年)には東成区鴫野町(現・城東区鴫野東3丁目)に旧東成郡城東村から寄付された建物を転用した市立城東図書館(現・大阪市立城東図書館とは異なる)が開館し、計6館となった。

しかし、太平洋戦争の激化に伴い、清水谷図書館は1944年昭和19年)に建物疎開の対象となって取り壊された。清水谷図書館の蔵書は南区鰻谷東之町(現・中央区島之内1丁目)の旧育英商工学校校舎(現・大阪市立南中学校敷地付近)に移動させ、「大阪市立育英図書館」と改称した上で、蔵書整理が済み次第移転開館する計画だった。しかし、実際の開館にはいたらないまま、1945年(昭和20年)3月13日の第1回大阪大空襲で建物を焼失した。

また、阿波座・西野田・御蔵跡・城東の市立図書館4館は1944年(昭和19年)に戦時託児所に転用されて休止となった。残った今宮図書館も第1回大阪大空襲で焼失し、市立図書館の機能は停止した。なお、休止中の阿波座・御蔵跡の2館もこの大空襲で焼失している。

終戦後の1946年(昭和21年)、南区難波新地五番町(現・中央区難波3丁目)の大阪市立精華小学校内に「大阪市立育英図書館」として復興開館した。

1950年(昭和25年)には北区新川崎町(現・天満橋1丁目)の桜宮公会堂内に移転し「大阪市立図書館」と改称した。1952年(昭和27年)には天王寺区茶臼山町の天王寺公園内に大阪市立図書館本館が竣工し、従来の本館を分館扱いに変更した。

その後1961年(昭和36年)には西区北堀江御池通6丁目(現・北堀江4丁目)に大阪市立中央図書館が設置された。これに伴い、従来の大阪市立図書館本館を中央図書館の分館扱いに変更して天王寺図書館へ、従来の大阪市立図書館分館も桜宮図書館と名称変更された。(桜宮図書館は1980年(昭和55年)廃館)。1970年代から1980年代には各行政区に順次地域図書館を整備し、1989年平成元年)には全区に図書館が設置された。

年表

  • 1921年大正10年)
    • 6月20日 - 阿波座図書館・西野田図書館の2館が開館。
    • 10月1日 - 御蔵跡図書館・清水谷図書館の2館が開館。
  • 1922年(大正11年)8月1日 - 西成郡今宮町大字花園に今宮町立図書館が開館。
  • 1925年(大正14年)4月1日 - 周辺市町村の編入(第二次市域拡張)により、今宮町立図書館を市立今宮図書館として引き継ぐ。
  • 1926年(大正15年)11月1日 - 城東図書館が開館。
  • 1930年昭和5年)3月 - 建物のシロアリ被害により、清水谷図書館の閲覧を休止。
  • 1944年(昭和19年)4月
    • - 戦争の激化に伴い、阿波座・西野田・御蔵跡・城東の4図書館は戦時託児所へ転用して休止。
    • - 清水谷図書館が建物疎開。南区に移転して大阪市立育英図書館へ改組。
  • 1945年(昭和20年)3月13日 - 今宮・育英・阿波座・御蔵跡の各館、第1回大阪大空襲で被災して焼失。市立図書館の機能を停止。
  • 1946年(昭和21年)7月1日 - 大阪市立精華小学校内に「大阪市立育英図書館」として復興開館。
  • 1950年(昭和25年)6月1日 - 北区桜宮公会堂内に移転し「大阪市立図書館」となる。
  • 1952年(昭和27年)12月1日 - 天王寺公園内に大阪市立図書館本館が開館。従来の大阪市立図書館を分館とする。
  • 1961年(昭和36年)
  • 1967年(昭和42年) - 自動車文庫の運行開始(当時、天王寺図書館の所属)。
  • 1970年(昭和45年)11月「図書館をみんなのものにする会」が、自動車文庫(移動図書館)と図書館の増設を大阪市会に請願し、全会一致で採択される。
  • 1971年(昭和46年)7月 - 自動車文庫を「まちかど号」と命名。
  • 1972年(昭和47年) - 1989年平成元年)- 各行政区に順次、地域図書館を設置。
    • 1972年(昭和47年):東住吉(1974年分区により平野図書館に改称)、西淀川
    • 1973年(昭和48年):城東
    • 1975年(昭和50年):旭、阿倍野
    • 1976年(昭和51年):東成、鶴見
    • 1977年(昭和52年):住之江、此花
    • 1978年(昭和53年):都島
    • 1979年(昭和54年):東住吉
    • 1980年(昭和55年):東淀川
    • 1981年(昭和56年):生野
    • 1982年(昭和57年):港、住吉
    • 1983年(昭和58年):淀川
    • 1984年(昭和59年):浪速、大淀(1989年合区により北図書館に改称)
    • 1985年(昭和60年):西成
    • 1986年(昭和61年):大正
    • 1987年(昭和62年):福島
    • 1989年(平成元年):島之内(中央区)
  • 1980年(昭和55年)3月31日 - 桜宮図書館を廃止。
  • 1985年(昭和60年)
    • 4月 - 自動車文庫「まちかど号」を中央図書館へ所属変更。
    • 4月13日 - 天王寺図書館が移転開館。
  • 1992年(平成4年) - 中央図書館建て替えのため、四つ橋・旧大阪市立電気科学館跡に仮移転。
  • 1996年(平成8年)7月2日 - 中央図書館の建て替え工事完了し、現在地に再開館。
  • 1998年(平成10年)3月7日 - 東淀川図書館が移転開館。
  • 2000年(平成12年)1月15日 - 旭図書館が移転開館。
  • 2001年(平成13年)10月19日 - 平野図書館が移転開館。
  • 2002年(平成14年)1月17日 - 阿倍野図書館が移転開館。
  • 2005年(平成17年)
    • 5月10日 - 鶴見図書館が移転開館。
    • 5月17日 - 西淀川図書館が移転開館。
  • 2008年(平成20年)1月5日 - 住吉図書館が移転開館。
  • 2011年(平成23年)1月4日 - 東成図書館が移転開館。

図書館一覧

図書館名 住所 登録者数 貸出冊数 蔵書図書数 延床面積 閲覧室 開館
中央図書館 西区北堀江4-3-2 111,686人 2,678,262冊 2,138,820冊 34,533㎡ 7,840㎡ 1961年
北図書館 北区本庄東3-8-2 12,746人 347,410冊 65,724冊 611㎡ 342㎡ 1984年
都島図書館 都島区中野町2-16-25 15,959人 436,349冊 63,880冊 662㎡ 402㎡ 1978年
福島図書館 福島区吉野3-17-23 12,487人 380,730冊 74,926冊 664㎡ 411㎡ 1987年
此花図書館 此花区四貫島1-1-18 8,434人 230,078冊 71,984冊 833㎡ 430㎡ 1977年
島之内図書館 中央区島之内2-12-31 9,196人 247,039冊 80,895冊 872㎡ 570㎡ 1989年
港図書館 港区弁天2-1-5 9,564人 268,379冊 63,241冊 599㎡ 379㎡ 1982年
大正図書館 大正区千島2-6-15 7,550人 173,693冊 66,034冊 644㎡ 369㎡ 1986年
天王寺図書館 天王寺区上之宮町4-47 15,044人 447,450冊 100,236冊 1,138㎡ 647㎡ 1985年
浪速図書館 浪速区敷津西1-5-23 6,001人 154,654冊 66,932冊 606㎡ 419㎡ 1984年
西淀川図書館 西淀川区御幣島1-2-10 21,386人 556,850冊 104,151冊 1,499㎡ 888㎡ 1972年
淀川図書館 淀川区新北野1-10-14 15,010人 332,799冊 71,034冊 621㎡ 359㎡ 1983年
東淀川図書館 東淀川区東淡路1-4-53 16,877人 493,508冊 103,502冊 1,209㎡ 698㎡ 1980年
東成図書館 東成区大今里西3-2-17 22,746人 474,511冊 86,102冊 1,480㎡ 786㎡ 1976年
生野図書館 生野区勝山南4-7-11 9,535人 244,270冊 70,982冊 894㎡ 409㎡ 1981年
旭図書館 旭区中宮1-11-14 20,642人 615,135冊 99,022冊 1,480㎡ 784㎡ 1975年
城東図書館 城東区中央3-5-11 14,855人 422,611冊 78,305冊 1,270㎡ 784㎡ 1973年
鶴見図書館 鶴見区横堤5-3-15 25,895人 666,999冊 99,776冊 1,473㎡ 793㎡ 1976年
阿倍野図書館 阿倍野区阿倍野筋4-19-118 25,066人 555,195冊 97,443冊 1,467㎡ 786㎡ 1975年
住之江図書館 住之江区南加賀屋3-1-20 11,663人 316,163冊 73,078冊 789㎡ 399㎡ 1977年
住吉図書館 住吉区南住吉3-15-57 30,378人 768,229冊 101,059冊 1,512㎡ 845㎡ 1987年
東住吉図書館 東住吉区東田辺2-11-28 13,498人 482,449冊 66,842冊 630㎡ 385㎡ 1979年
平野図書館 平野区平野東1-8-2 19,692人 554,903冊 92,798冊 1,599㎡ 801㎡ 1972年
西成図書館 西成区岸里1-1-50 9,874人 289,488冊 63,424冊 607㎡ 517㎡ 1985年
登録者数と貸出冊数は2013年度、蔵書図書数は2014年3月末の統計





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