大気汚染 日本の状況

大気汚染

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/08 15:39 UTC 版)

日本の状況

東京の大気汚染

日本においては、明治初期(19世紀終盤)から産業による大気汚染が発生し始めた。 早期に製鉄所ができた八幡釜石では高炉からの煤塵による大気汚染が起きた。栃木・群馬の足尾銅山鉱毒事件では、水質汚染とともに銅の精錬所から排出される二酸化硫黄が植物に被害を与えている。愛媛の別子銅山でも精錬所からの二酸化硫黄が農業被害を起こし紛争となっている[106][107]

1883年から1884年(明治16-17年)には大阪市で煤煙による広域汚染が問題となり、大阪府が煤煙を規制する通達を出して以降、市や府による対策やメディアによる報道も行われたが、大気汚染は悪化した。この時期大阪市は別名「煙の都」とも呼ばれていた。1922年(大正11年)には大阪市立衛生試験所が大気の広域的な調査を開始するなど、調査研究もこの頃からいくつか行われ始めている[106][107]

天を覆う蒙々たる黒煙は我が大阪市の有する特徴の最たる
ものにして、又最大なる悩みなり。煤煙により市民が蒙る
被害の甚大なるは…(中略)…煤煙防止方策の如何は実に
焦眉の急務と云わざるべからず。
大阪市立衛生試験所『事業成績概要』、
1926年(昭和2年)[106]

同様の汚染は隣の京都や兵庫、また東京や神奈川、福岡でも生じた。工場周囲での汚染、ばい煙による広域汚染に、自動車の排気なども加わり、大気汚染は拡大していった[106][107]

第二次世界大戦中には休止した工場もあったが、戦後は再操業・増産を行うなど産業の復興に伴い大気汚染が再び深刻化した。工業地帯では、煤煙や製鉄所からの酸化鉄ヒュームが空を覆い「太陽が赤く染まる」ほどの汚染ともいわれ、洗濯物が汚れ、視程が悪化するなど生活に影響を与えた。こうした汚染に対して住民の苦情も増し、1949年(昭和24年)に東京都、1950年(昭和25年)に大阪府、1951年(昭和26年)に神奈川県で、それぞれ公害防止条例が制定されている。

1960年代に入ると、国に対する規制を求める世論も高まり、1962年(昭和37年)には煤煙の排出の規制等に関する法律が制定され、京浜工業地帯阪神工業地帯北九州工業地帯などの指定地域のすすや粉塵等の規制が開始された[108]。しかしこの法律では、電力ガス事業が対象外とされたほか、硫黄酸化物の問題をほとんど考慮していなかった[106][107]

1960年頃から三重県四日市市に誘致された四日市コンビナートによる大気汚染のため、四日市ぜんそくの被害が深刻化し始める[109]。またそれに先出ち、1950年代から京浜工業地帯川崎ぜんそくが社会問題となっていた。

1967年(昭和42年)には公害対策基本法、翌1968年(昭和43年)には煤煙の排出の規制等に関する法律に代えて大気汚染防止法が制定された。大気汚染防止法は、硫黄酸化物の排出規制に関して煙突が低いほど上限が低くなる「K値規制」[110]、初めての自動車排出ガス規制を含むものであった。しかし二酸化硫黄の濃度はしばしば高濃度となって「緊急時措置」が執られた[106][107]

1970年代に入ると大気汚染の深刻化に世論が高まり、1970年(昭和45年)の通称「公害国会」で大規模な法改正が行われた。この改正により、窒素酸化物 (NOx)、炭化水素などの有害物質が規制対象に加えられ、電力・ガス事業も対象となり、工業地域などに限定されていた規制が国内全域に拡大されるなどしている。また被害の顕著な都市部では、自治体が条例により独自に上乗せ規制を行うところも出てきた。また1972年(昭和47年)には四日市公害訴訟で被害者側が勝訴し、1973年(昭和48年)の公害健康被害補償法の制定につながる[106][107]

夏のスモッグ、東京都中央区(2006年)

1970年代を境に集塵装置や脱硫装置の開発・普及が進み、煤塵や硫黄酸化物の濃度は低下して20年で5分の1程度になった[2][7][106][107]。2010年の時点で硫黄酸化物の濃度は99%以上の測定地点で環境基準を達成している[111]。二酸化窒素の濃度は1970年代に減少してから横ばいが続いていたが、自動車排出ガス規制や都市部での総量規制などが始まって以降、2000年代から緩やかに減少している[107][112]

その後もコンビナート地帯や大都市の幹線道路沿いなどの大気汚染が完全に解消されたわけではなく、四大公害訴訟(水俣病第二水俣病イタイイタイ病・四日市ぜんそく)が終わった1970年代後半以降も、京葉工業地帯のある千葉(1975 - 1992年)、大阪市有数の工業地域における西淀川公害訴訟(1978 - 1998年)、川崎公害訴訟(1982 - 1999年)、水島臨海工業地帯周辺の倉敷・水島(1983-1996年)、阪神工業地帯のある尼崎(1988-2000年)、名古屋南部(1989-2001年)、東京大気汚染訴訟(1996-2007年)など、各地で大気汚染訴訟が提起されている。この中には、公害健康被害補償法下で指定されていた汚染地域が1988年にすべて解除され、補償対象となる患者認定が新規に行われなくなったことが関係している訴訟もある。その後、基金などを設立する動きも出ている[107][113]

有害大気汚染物質は、2000年施行のPRTR法ダイオキシン対策特措法で排出管理が厳格化された。

排出ガス規制の遅れていたディーゼル自動車に対しては、自動車NOx・PM法が段階的に強化されたほか、都市部でのディーゼル車規制条例[107]、一定年数を過ぎた使用過程車への自動車税の割増措置(スクラップインセンティブ)が行われている。また、運送業(例:ヤマト運輸宅急便配達)など企業によっては自動車の使用抑制として環境負荷の軽い自転車の活用促進なども行われている。

1970年7月18日に東京都杉並区などで発生した被害が大きく取り上げられて以降、主に自動車排ガス中の炭化水素と二酸化窒素に由来する光化学スモッグが深刻化した。国内の光化学スモッグ注意報などの発表延べ日数は、1973年(昭和48年)に300日を超えてピークに達した後、1984年(昭和59年)に100日以下に減少したがその後100-200日前後を推移、2000年と2007年には200日を超えている[114]。光化学オキシダントの濃度も、2006年から2010年の5年間で環境基準を達成している地点は0.2-0%とほとんどなく、平成24年の環境白書でも「依然として低い水準」とされている[115]。また2000年前後から、対馬などの離島や西日本日本海側などで大陸(主に中国)から越境輸送された汚染物質が影響したと推定される光化学オキシダントの高濃度事例が発生している[116]

これに関連して、原因物質である窒素酸化物や非メタン炭化水素(NMHO)[注 27]の濃度が緩やかに減少しているにもかかわらず、光化学オキシダントの濃度は年間約1%の割合で緩やかに上昇しているという結果が出ている。この原因として、アジアからの越境輸送が広域的に広がり濃度を押し上げているとの指摘がある[116][117]。また、2010年には雨の国内平均水素イオン濃度(pH)は4.78で酸性雨だが、植物被害などは発生していない。ただし、酸性雨の発現には時間差があることから、アジアでの汚染物質排出量が増大しているのに伴って、将来酸性雨による被害が発生する恐れがあるとされている[118]

中国、朝鮮半島からの越境汚染

野焼き

日本に沈着する汚染物質の発生源の解析では、1990年頃は硫黄酸化物の4-5割が国内、1-3割が中国、1割前後が朝鮮半島であった。なお、冬季には北西季節風により中国から排出の寄与度が全体の半分以上に増加するという解析結果がある。また窒素酸化物の発生源(1990年頃)は65-75%が国内、13-18%が中国、10-15%が朝鮮半島とされる[25][119]。ただし、越境汚染は2010年代をピークとして減少しつつあり、硫黄酸化物の減少幅が大きい。一方で、相対的に国内で従来から行われている野焼きによる排出の寄与が割合を増してきているという報告がある[120][121]


注釈

  1. ^ アメリカEPAが規定するAQI 6段階のうち3番目に悪く、呼吸器疾患患者や高齢者だけではなく健康な人でも被害を受けるレベルと定められている。
  2. ^ NMVOC = 非メタン揮発性有機化合物。揮発性有機化合物(VOC)からメタンを除外したもの。
  3. ^ a b 2010年に廃止
  4. ^ 1級は観光地・歴史地区・自然公園、2級は郊外住宅地と農村、3級は工業地帯・交通量の多い地域。
  5. ^ 1ppm(SO2)=2660µg/m2(20℃、1013hPa)、1ppm(NO2)=1880µg/m2、1ppm(O3)=2mg/m2。出典:“Air quality guidelines”2005年、311頁、333頁、397頁
  6. ^ 都市周辺では世界平均で20-90µg/m3(0.01-0.05ppm)。室内環境では火を使う調理や暖房器具の周辺で2,000/m3(約1ppm)を超える場合がある。出典:“Air quality guidelines”2005年、332頁
  7. ^ a b PM10、PM2.5ともに観測される幅が大きい。先進国では通常数十µg/m3だが、発展途上国を中心に数百µg/m3のレベル、稀に1,000µg/m3が観測される。出典:“Air quality guidelines”2005年、218-224頁
  8. ^ 世界平均で60-140µg/m3、ヨーロッパの大都市の道路周辺で8時間平均20-60mg/m3、地下や駐車場、トンネルなど閉鎖的空間では115mg/m3かそれ以上になることがある。出典:“WHO air quality guidelines for Europe”2000年、80-82頁
  9. ^ 室内で30-100µg/m3程度、煙草の煙により350µg/m3程度になることがある。出典:“WHO air quality guidelines for Europe”2000年、87-91頁
  10. ^ アメリカや西ヨーロッパの郊外の大気では0.2µg/m3以下、都市で0.4-1µg/m3、精製設備や駐車場、ガソリンスタンドで6.1µg/m3程度。出典:“WHO air quality guidelines for Europe”2000年、80-82頁
  11. ^ 通常の大気では5µg/m3以下で、屋内では屋外の3倍程度になることがある。塗料などの含有製品を使用した時などには4,000µg/m3程度まで上昇することがある。出典:“WHO air quality guidelines for Europe”2000年、83-86頁
  12. ^ ヨーロッパの都市で0.5-2µg/m3、場合により3µg/m3程度としている。“WHO air quality guidelines for Europe”2000年、143-145頁
  13. ^ 概要の節では十分なエビデンスがないため値を明示していないが、解説文では1µg/m3という目安を記載し"These concentrations will also sufficiently protect human health"(この濃度でも十分に人の健康を守れる)としている。“WHO air quality guidelines for Europe”2000年、143-145頁
  14. ^ 郊外で0.15µg/m3以下、ヨーロッパの都市で0.15-0.5µg/m3程度。“WHO air quality guidelines for Europe”2000年、149-153頁
  15. ^ 鋳物やマンガンを扱う工場の周辺では0.2-0.5µg/m3、時に10µg/m3程度になることがある。出典:“WHO air quality guidelines for Europe”2000年、154-156頁
  16. ^ 冬の都市部では2µg/m3程度まで上昇したという報告もある。出典:“WHO air quality guidelines for Europe”2000年、170-172頁
  17. ^ オランダにおける年間推定値が0.01µg/m3、他ヨーロッパ10カ国の調査でも検出限界である0.3µg/m3よりはるかに低い値であった。物質を扱う工場内では100µg/m3を超えるが、周囲1kmでは10µg/m3未満に低下する。出典:“WHO air quality guidelines for Europe”2000年、59-62頁
  18. ^ a b ヨーロッパの都市付近で0.001-0.01µg/m3程度、郊外で0.001µg/m3以下。出典:“WHO air quality guidelines for Europe”2000年、92-96頁
  19. ^ "Exposure should therefore be kept as low as possible"(可能な限り低く保たれるべき)とされている。“WHO air quality guidelines for Europe”2000年、128-135頁
  20. ^ a b アメリカにおける全職業平均値が0.098ppm、物質を扱う産業では2.12ppm。ヨーロッパの都市周辺の大気では2-20µg/m3以下、カナダの家庭やオフィスで0.3µg/m3程度。煙草は1,2-ブタジエンが含まれ、煙草の煙がある室内では10-20µg/m3になる。出典:“WHO air quality guidelines for Europe”2000年、67-70頁
  21. ^ a b 都市付近で0.001µg/m3程度、室内ではこれよりも高いと推定される。出典:“WHO air quality guidelines for Europe”2000年、97-101頁
  22. ^ a b 都市付近で0.1pg/m3程度と推定されるが変動幅が大きい。出典:“WHO air quality guidelines for Europe”2000年、102-106頁
  23. ^ a b 大気中濃度に関する有力な資料がない。医療用のシスプラチンがIARC分類2Aだが、環境中に大量に放出されるものではないことから特記はされていない。出典:“WHO air quality guidelines for Europe”2000年、166-169頁
  24. ^ a b 大気中濃度はラドンのリスク評価で想定されるレベルよりも低いことから指針値を定めていない。出典:“WHO air quality guidelines for Europe”2000年、209-217頁
  25. ^ a b 使用現場や工場付近では1x105-2x106fiber/m3になる。ロックウール、スラグウール、セラミック繊維など一部はIARC分類2Bである。またセラミック繊維にはユニットリスク値を示すエビデンスがある。しかし、測定対象となる全体のエビデンスがないため指針値を定めていない。出典:“WHO air quality guidelines for Europe”2000年、206-208頁
  26. ^ 最低気温から3-5℃を引いた値の乾燥断熱線と状態曲線の交点が朝の混合層高度の目安となる。
  27. ^ メタンは大気中に存在する炭化水素のうち大きな割合を占めるが、光化学反応性が低いため光化学オキシダントの生成には関与しない。メタンを除外した炭化水素を非メタン炭化水素という。

出典

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