周期性四肢麻痺 分類

周期性四肢麻痺

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/25 05:57 UTC 版)

分類

遺伝性の周期性四肢麻痺

通常は常染色体優性遺伝し、家族間の表現型に大きな広がりを持つ。つまり、片方の親だけに遺伝子変異があれば優性遺伝に従って子供は発症するが、同じ変異を有する家族の間で重症度が同じとは限らない。

  • 正カリウム性周期性四肢麻痺(正K性, normKPP):高カリウム性、正カリウム性、先天性パラミオトニアは共通の遺伝子SCN4Aに原因があり、3者を同一の疾患と考える見方がある。
  • Andersen-Tawil症候群 (Online 'Mendelian Inheritance in Man' (OMIM) 170390): 気絶や突然死を引き起こす顕著な不整脈を含む周期性四肢麻痺。カリウム濃度は発作の間、低い、高い、正常の場合がある。脊柱側彎症、合指症、斜指症、小顎症、低位耳介といった骨格異常を伴うことがある。

二次性周期性四肢麻痺

なんらかの原疾患があり、それに伴うカリウム異常によって発症するもの。以下に挙げる疾患などが原因となる[3]

  • 低カリウム性周期性四肢麻痺:甲状腺機能亢進症、嘔吐や下痢、尿中へのカリウム排泄の増加(利尿薬や腎泌尿器疾患など)など
  • 高カリウム性周期性四肢麻痺:慢性原発性副腎皮質機能低下症、薬剤、腎不全、カリウムの過剰投与など



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