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君が代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/02 02:28 UTC 版)

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1885年制定の信号ラッパ譜『君が代』 (in G)


\header { tagline = ##f }
\score {
  \new Staff \with{ \magnifyStaff #2/3 }{
    \transposition g   % ← G管のビューグルを想定
    \once \omit Score.MetronomeMark
    \tempo 4 = 54    % ← midiの演奏テンポ
    \time 4/4
    %\set Staff.midiInstrument = #"trumpet"
    \override Score.SpacingSpanner #'common-shortest-duration = #(ly:make-moment 1 4)
    \new Voice {
      \relative c' {
        c4 g'4 c8 c8 e4 c,4 g'4 c8 c8 e4 e8 e8 g4 e8 e8 g4 e8 c16 e16 g8 g,8 e'8 c16 c16 c4 
        g'8 g,16 g16 g8 g8 e'8 c8 e8 c8 g'8 g,16 g16 g8 g8 e'8 c8 e8 c8 
        c,4 g'4 c8 c8 e4 c,4 g'4 c8 c8 e4 e8 e8 g4 e8 e8 g4 e8 c16 e16 g8 g,8 e'8 c16 c16 
        \once \omit Score.MetronomeMark \tempo 4 = 27 c4 \bar "|."
      }
    }
  }
  \layout {indent = 0\mm line-width = 78\mm}
  \midi {}
}
信号ラッパ譜の『君が代』[76][77]旧日本陸軍[76][77][78]海軍[76][79] および海上自衛隊[80] が使用)
音楽・音声外部リンク
山口常光作曲の信号ラッパ譜『君が代』
kimigayo_rappa.mp3 - 陸上自衛隊公式ウェブサイト[81]にて公開
  1. 1885年に制定されて旧日本陸海軍がかつて使用し、現在は海上自衛隊が使用している曲[80](右の譜例と試聴用サウンドファイル参照)
  2. 山口常光作曲で、陸上自衛隊が使用している曲[81](右の試聴用外部メディア参照)
  • 皇子さま(久保田宵二作詞、佐々木すぐる作曲) - 上皇明仁が生まれた時の奉祝の歌のひとつとして発表された。
  • 『7つの連合国国歌によるパラフレーズ』作品96(アレクサンドル・グラズノフ) - 第1次世界大戦の連合国7か国(ロシア、セルビア、モンテネグロ、フランス、イギリス、ベルギー、日本)の国歌が使用されている[82]
  • 日本行進曲』 - ヨーゼフ・シュトラウスが1862年に作曲した行進曲。この曲の第2主題が改訂版の『君が代』(1880年)からの引用ではないかという説があったものの、第2主題は1800年前後に出版された複数の書籍に掲載されていた旋律であることが判明している(日本行進曲 (ヨーゼフ・シュトラウス)#主題の引用元を参照)。
  • 『皇軍万歳』-日本の軍歌、曲の終わりに君が代のメロディが使用されている
  • 『行進曲「日本海海戦」』-軍歌「日本海海戦」の行進曲編曲版。トリオに君が代が使用されている。

注釈

  1. ^ 文部省『合唱 国歌 君が代(一)』及(二)。日本コロムビア
  2. ^ 国旗国歌法の表記では「いわお」()や「こけ」()はひらがな。歴史的仮名遣いでは、「巌」の仮名書きは「いはほ」である。
  3. ^ 『古今和歌集』巻十九雑体の部の長歌の前に「短歌」と誤り記して以来、長歌を短歌、短歌を長歌と呼ぶことがなされ、その呼び方が歌謡名に用いられたものと考えられる。「そよ」は囃し詞。志田延義校注『梁塵秘抄』(1965)pp.340-341
  4. ^ 原文は「陛下御宇、于今九載。仁流秋津洲之外、惠茂筑波山之陰。淵變爲瀨之聲、寂々閉口、砂長爲岩之頌、洋々滿耳。」。佐伯梅友校注『古今和歌集』「真名序」(1958)p.341
  5. ^ ユズリハは、若葉が伸びてから古い葉が落ちる常緑樹であることから、子女の成長を見届けて親が身を引くというめでたい植物とされ、古来正月飾りに用いられた。「裏白」とは、裏の白い大型のシダのことで裏返しても心が白いという潔白さの証しであると同時に白髪になるまでの長寿を意味する縁起物であった。「田作り」は、カタクチイワシを干したもので、田に蒔けば高級飼料となることから豊作祈願として用いられてきた。小田(2018)pp.125-127
  6. ^ 「君が代」「勅語奉答」「一月一日」「元始祭」「紀元節」「神嘗祭」「天長節」「新嘗祭」の8曲。
  7. ^ 1961年(昭和36年)1月18日制定の「儀礼曲の統一に関する通達」に、「海軍禮式令」同様の規定がある。
  8. ^ 新情報センターが委託を受け調査した。
  9. ^ 振り子式メトロノームの目盛りに70がなく、69の次が72であったことから最近似の数値を採用したものと考えられる[54]

出典

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  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w 『世界大百科事典 7』(1988)山住「君が代」p.134
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  70. ^ 宇宿允人の世界23~ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱つき」他 宇宿允人 / フロイデフィルハーモニー、CDジャーナル。- 2017年2月6日閲覧。
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  81. ^ a b 陸上自衛隊:サウンド”. 陸上自衛隊公式ウェブサイト. 2019年6月4日閲覧。
  82. ^ 『7つの連合国国歌によるパラフレーズ』の楽譜 - 国際楽譜ライブラリープロジェクト






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