名門大洋フェリー 船舶

名門大洋フェリー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/01 04:30 UTC 版)

船舶

ファンネルマークは赤地に白い円の中にアルファベットの「M」と「T」をあしらった青色のマークが入っている。1984年12月の名門大洋フェリーとしての運航開始時より使用されている。

船体の塗装は上半分が白色で、下半分が青色、そして下半分の青色の部分に白帯と白文字で「CITY LINE」の愛称が入っている。

運航中の船舶

フェリーふくおか2
フェリーおおさか2
 
フェリーふくおか2(特別室)

いずれも鉄道建設・運輸施設整備支援機構と共有、三菱重工業下関造船所建造。 2002年に就航した「フェリーきょうと2」「フェリーふくおか2」は本格的なバリアフリー対応になっており、特に2等洋室は、いずれも2段ベッドでありながら梯子を廃止して上段ベッドへの昇り降りを階段に変更している。また、下段ベッドとは互い違いに配置しているため、各ベッドの上段・下段それぞれの客を気にせずに利用できるのが特徴である。

2015年3月竣工、2015年9月16日就航。14,920総トン、全長183m、幅27m。
旅客定員713人。車両積載数:12mトラック146台・乗用車105台。
2015年7月竣工、2015年11月29日就航。14,920総トン、全長183m、幅27m。
旅客定員713人。車両積載数:12mトラック146台・乗用車105台。
2021年12月就航。15,025総トン、全長195m、幅27.8m。
旅客定員675名。車両積載数:12mトラック162台、乗用車140台。
2022年3月就航。15,025総トン、全長195m、幅27.8m。
旅客定員675名。車両積載数:12mトラック162台、乗用車140台。

過去に就航していた船舶

名門カーフェリー
フェリーはこざき
6,496総トン、全長140.9m。林兼造船下関造船所建造。
航路休止により日本カーフェリーに売却、「さいとばる」に改名。
1978年9月6日1時45分頃、来島海峡にて韓国船タンカー「CHAN WON(チャン ウォン)」と衝突、浸水。曳航中に沈没。
6,490総トン、全長140.9m。林兼造船下関造船所建造。
1979年、ギリシャへ売却。「EL GRECO」→「EL GRECO」→「CAPTAIN ZAMAN」→「CAPTAIN ZAMAN」と会社、船名を変えながら地中海航路に就航していた。2008年2月、解体のためインドへ。
7,270総トン、全長138.6m。林兼造船下関造船所建造。
旅客定員900名。車両積載数:トラック100台・乗用車90台。
1992年、フィリピンへ売却。現在は、SuperFerrySuperFerry 2」→2GO「St. Thomas Aquinas」。
2013年8月、セブ島沖で貨物船と衝突し沈没した。[1]
7,267総トン、全長138.6m。尾道造船建造。
旅客定員900名。車両積載数:トラック100台・乗用車90台。
1992年、「フェリーコスモ」に改名しドック代船用として尾道造船の所有となる。関西汽船などでも運航された。1996年、フィリピンへ売却。現在は、SuperFerry「SuperFerr 5」→2GO「St. Joan of Arc」。
大洋フェリー
7,174総トン、全長140.9m。林兼造船下関造船所建造。
旅客定員700名。車両積載数:トラック90台・乗用車100台。
白色の船体に流れ星が描かれ、煙突(ファンネル)の色は、商船三井が打ち出した「オレンジファンネル構想」に基づいてオレンジ1色となった。
「さんふらわあ」「さんふらわあ2」就航後、常石造船に係船された後、フジフェリー(商船三井系)が「おりおん」を用船して1978年11月より東京~松阪航路に就航。1979年11月の営業譲渡後、関西汽船に売却。「フェリーにしき丸」に改名され、1980年12月より阪神~今治~松山~別府航路に就航したが、1984年に「さんふらわあ」「さんふらわあ2」と等価交換され、船名を戻して復帰。1989年、ギリシャへ売却。Minoan LinesDAEDALUS」を経て、現在はアルバニアAdria Ferries「RIVIERA ADRIATICA」(2006年のみ Algerie Ferries に貸与)。
7,167総トン、全長140.9m。林兼造船下関造船所建造。
白色の船体に流れ星が描かれ、煙突(ファンネル)の色は、商船三井が打ち出した「オレンジファンネル構想」に基づいてオレンジ1色となった。
竣工直後の1973年4月から7月に日本沿海フェリー(商船三井系)に傭船。「さんふらわあ」「さんふらわあ2」就航後、常石造船に係船された後、貨物専用フェリー会社として設立された九州急行フェリー(商船三井系)に売却され、1977年5月より東京~苅田航路に就航。フジフェリーが同社へ営業譲渡後は松坂にも寄港し1981年まで旅客営業を行った。
1984年、ギリシャに売却。ANEK LinesAPTERA」として地中海航路に就航していた。
12,130トン(改装後)、全長185.0m。川崎重工業神戸工場建造。
船首部に「おりおん」「ぺがさす」に描かれていた流れ星のバウマークが描かれた。また、コンパスデッキにはイメージキャラクターとして、2つの頭を持った空を飛ぶ架空の鳥“どんぐるくん”が描かれた。1979年の改装工事では、船尾両舷にあったランプウェイの撤去のほか、屋外プールの屋内温水プール化、上部に展望台を兼ねたレストラン・シアターを増設などが行われた(改装工事は常石造船で実施)。1984年に関西汽船「フェリーこがね丸」「フェリーにしき丸」と等価交換された後に、来島どっくに売却されチャーターバックの上就航。2000年、韓国に売却。さらに2005年、北朝鮮に売却。
12,105トン(改装後)、全長185.0m。川崎重工業神戸工場建造。
「さんふらわあ」「さんふらわあ2」は、船首部に「おりおん」「ぺがさす」に描かれていた流れ星のバウマークが描かれた。また、コンパスデッキにはイメージキャラクターとして、2つの頭を持った空を飛ぶ架空の鳥“どんぐるくん”が描かれた。1979年の改装工事では、船尾両舷にあったランプウェイの撤去のほか、屋外プールの屋内温水プール化、上部に展望台を兼ねたレストラン・シアターを増設などが行われた(改装工事は来島どっくで実施)。1984年に関西汽船「フェリーこがね丸」「フェリーにしき丸」と等価交換された後に、来島どっくに売却されチャーターバックの上就航。1998年4月、日本国外へ売却。
名門大洋フェリー
7,189総トン、全長132.0m。日本海重工業建造。
旅客定員686名。車両積載数:トラック90台・乗用車100台。
太平洋沿海フェリー「あるごう」→関西汽船「フェリーこがね丸」として就航したのち、「さんふらわあ」「さんふらわあ2」と等価交換され1984年就航。
1989年、ギリシャへ売却。Dane Sea LinesやBlue Star Ferriesで「RODOS」として就航していた。
2006年、退役&解体を前提に売却。「ROD」に改称され係船ののちインドへ。
9,320総トン、全長160m。尾道造船建造。出力26,400馬力、航海速力22.9ノット。
旅客定員780名。車両積載数:トラック155台・乗用車100台。佐伯重工業建造。
1989年就航、1992年「フェリーきょうと」に改名。船舶整備公団との共有船。2002年、フィリピンへ売却。
9,320総トン、全長160m。尾道造船建造。出力26,400馬力、航海速力22.9ノット。
旅客定員780名。車両積載数:トラック155台・乗用車100台。佐伯重工業建造。
1989年就航、1992年「フェリーふくおか」に改名。船舶整備公団との共有船。2002年、フィリピンへ売却。
フェリーきたきゅうしゅう
9,479総トン、全長160.0m、幅25.0m、出力27,000馬力、航海速力22.9ノット(最大25.9ノット)。
旅客定員814名。車両積載数:トラック160台・乗用車100台。佐伯重工業建造。
1991年5月竣工、1992年1月22日就航、2002年改造。2015年9月16日引退。
9,476総トン、全長160.0m、幅25.0m、出力27,000馬力、航海速力22.9ノット(最大26.2ノット)。
旅客定員814名。車両積載数:トラック160台・乗用車100台。佐伯重工業建造。
1991年9月竣工、1992年4月17日就航、2002年改造。2015年11月27日引退。
2001年10月竣工、2002年9月3日就航、2005年改造。9,731総トン、全長167.0m、幅25.6m、出力19,860kW(27,000馬力)、航海速力23.2ノット(最大25.7ノット)。
旅客定員697名(最大841名)。車両積載数:トラック180台・乗用車100台。2015年に船名の数字表記をアラビア数字からローマ数字に変更。2022年1月13日引退。
2001年11月竣工、2002年10月18日就航、2005年改造。9,731総トン、全長167.0m、幅25.6m、出力19,860kW(27,000馬力)、航海速力23.2ノット(最大25.7ノット)。
旅客定員697名(最大841名)。車両積載数:トラック180台・乗用車100台。2015年に船名の数字表記をアラビア数字からローマ数字に変更。2022年3月27日引退。

  1. ^ 船内にキッズルームも 「フェリーきょうと」が就航”. 産経ニュース (2021年12月15日). 2021年12月15日閲覧。
  2. ^ 「来月一日から一年間運休」『交通新聞』交通協力会、1976年3月13日、1面。
  3. ^ ブッキング・ドットコム、日本国内のフェリーの客室販売開始 - Traicy(2019年1月15日)
  4. ^ 【名門大洋フェリー×music.jp】無料マンガコーナー配信開始のお知らせ - 名門大洋フェリー
  5. ^ 2021年12月分運航スケジュール - 名門大洋フェリー
  6. ^ 2022年03月分運航スケジュール - 名門大洋フェリー
  7. ^ 「フェリーきょうと2」から改名。
  8. ^ 「フェリーふくおか2」から改名。






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