同級生 (ゲーム)
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OVA版
『同級生 夏の終わりに』のタイトルで、ケイエスエスがピンクパイナップルレーベルで製作。レンタルビデオ版が先行流通(全2巻、2話ずつ収録)[6]後、シーンを一部追加したセル版が発売された(全4巻、1話ずつ収録)。セル版にシーンが追加されるという手法は、後にアニメのDVDの販売手法として継承されることとなる。
ヒロインは美沙・さとみ・くるみ・舞の4人で、シナリオは一部オリジナルが挟まれるが、大筋は原作となったDOS版に沿った形で進行する。4人以外はサブキャラに留まっており、ひろみ・麗子・ちはる・やよい・太郎・冬彦は登場しない。
Dr.POCHIはOAV化にあたり、本作を選んだ理由として、原作を実際に購入後にプレイし、あるアニメに似ていて、主人公に「あたる」と付けたらピッタリはまったため、OAVにしても、はまるんじゃないかと考えたからで答えている[20]。
後日談として、秋の学園祭を描いた完全オリジナルストーリー『同級生クライマックス』が発売された(全2巻。1話ずつ収録)。前作ヒロイン4人の間で主人公が卒業までの期間限定ハーレム状態を満喫する中、美沙がメインヒロインを務める。また、本作のみのオリジナルヒロインである島本恭子が登場し、前作でくるみに去られてしまった一哉を救済する。さらには『同級生2』のメインヒロインである鳴沢唯も登場し、物語の橋渡し役としてゲストを務めた[注 10]。
なお、発売当時はメーカー自主規制による15禁だった[注 11]が、後のDVD化の際には18禁として販売された。
OVA版オリジナルヒロイン
- 島本 恭子(しまもと きょうこ)
- 声 - 山口由里子
- 『同級生クライマックス』に登場。主人公達のクラスの学級委員長で、「ヒスめがね」というあだ名で呼ばれている。自分の容姿にコンプレックスを抱いており、普段は眼鏡に両三つ編みという地味な容姿だが眼鏡を取ると素顔は美人。最後は一哉と結ばれる。
スタッフ
- 原作 - 蛭田昌人
- 企画プロデュース - Dr.POCHI、天地悠大、浅賀孝郎
- 製作プロデューサー - 岩川広司、高島和光、越中おさむ
- 監督 - よしもときんじ、高瀬節夫、小林孝志(『同級生クライマックス』のみ)
- 脚本 - 富田祐弘
- キャラクター原案 - 竹井正樹
- キャラクターデザイン - 音無竜之介、奥野浩行、佐藤淳(『同級生クライマックス』のみ)
- 作画監督 - 音無竜之介、奥野浩行、佐藤淳(『同級生クライマックス』のみ)
- エンディングテーマ - 「Wake up to your love」
- 作詞 - TOMOMI
- 作編曲・歌 - Tomas UNIT
- アニメーション制作 - Triple X
- 製作 - ケイエスエス、ピンクパイナップル
注釈
- ^ ゲーム進行に伴い、8まで増加。
- ^ 製品版で主人公を「さん」付けで呼び、先輩とも呼ぶことがあるのはその名残[要出典]。
- ^ 日本国内においては、大学薬学部卒業に満たない20歳では国家試験の受験資格が無く、薬剤師免許を取得済みであることはありえないため(詳細は薬剤師#薬剤師資格や薬剤師国家試験を参照)。
- ^ 日本国内においては、大学医学部卒業に満たない23歳では国家試験の受験資格が無く、医師免許を取得済みであることや、校医に就くことはありえないため(詳細は医師国家試験を参照)。
- ^ 読みは「やぶきちょう」。同じ漢字で実在する町とは無関係である。
- ^ 現実には20歳の看護師は存在しない(詳細は看護師国家試験を参照)。看護師業のうち、20歳でも就けるのは准看護師である。
- ^ OVA版では「相原 健児」。
- ^ 真子を例に挙げると、DOS版で主人公を誘惑するシーンがWindows版では主人公の暴走を諭すシーンに変更されたため、シナリオだけがDOS版のものへ戻されたDMM版では、沈痛な面持ちで誘惑してセックスに至るという、チグハグな描写になってしまっている。
- ^ E-ROADとの発売前インタビューの時点では「ノーマルモード」と呼ばれていた[8]。
- ^ ただし、OVA版『同級生2』第10章では、唯が八十八学園転入前の制服だったので、時系列的に乱れが生じている。
- ^ 当時の日本ビデオ倫理協会には15禁の規定は無く、本作は一般作としての規定内だった。
- ^ 本作を執筆した後の1998年以降、漫画『まほろまてぃっく』の原作者として広く知られることになる。
- ^ 小説版第2巻カバー折り返しでの中山の自己紹介文による。
出典
- ^ a b c d “「Kanon」や「CLANNAD」「Angel Beats!」など…「泣きゲー」からアニメ原作まで、美少女IPを仕掛け続けた28年! ビジュアルアーツのユニークなブランド戦略と経営思想を馬場隆博社長に聞いてみた (1ページ目)”. 電ファミニコゲーマー (2019年11月5日). 2019年11月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月6日閲覧。
- ^ a b c ゲームサイド編集部 (著) 2013, p. 7.
- ^ a b “【レビュー】『同級生リメイク』は、オリジナル版ファンも大満足の神ゲーだった”. 萌えゲーアワード (2021年3月29日). 2021年5月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月30日閲覧。
- ^ “elf、『同級生リメイク』Steam版を発売”. E-ROAD (2022年4月14日). 2022年4月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月4日閲覧。
- ^ “Switch/PS4『同級生リメイクCSver』予約開始。PC恋愛アドベンチャーの道を切り拓いた記念碑的タイトルのリメイクを最新ゲーム機で”. PR TIMES (2023年12月16日). 2023年12月20日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l “エルフ『同級生』(1992年)を振り返る。PC恋愛アドベンチャーの道を切り拓いた異例のPCタイトル【アニメ『16bitセンセーション』連動企画 第1回】 | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com”. ファミ通.com (2023年10月8日). 2023年10月8日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n “CHARACTER”. 同級生 リメイク. FANZAGAMES. 2020年10月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年10月23日閲覧。
- ^ a b c d e “『同級生 リメイク』インタビュー!プロデューサーを直撃取材”. E-ROAD (2021年1月9日). 2021年1月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月22日閲覧。
- ^ 週刊ファミコン通信 no.357. 株式会社アスキー. (1995年10月20日). p. 57
- ^ 高橋栄造 (編) 1993, p. 106.
- ^ 高橋栄造 (編) 1993, p. 107.
- ^ 高橋栄造 (編) 1993, p. 109.
- ^ a b “コンピューターゲームの20世紀 第19回…『ときめきメモリアル』 - リアルライブ”. REAL LIVE (2010年6月9日). 2020年10月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月17日閲覧。
- ^ a b 高橋栄造 (編) 1993, p. 108.
- ^ 高橋栄造 (編) 1993, pp. 108–109.
- ^ @DiGination_infoの2020年10月24日のツイート、2020年10月24日閲覧。
- ^ ジサトラハッチ (2021年2月25日). “『同級生リメイク』をいち早く体験!フルHD&フルボイス&イージーモード追加、現代に通じる保存すべき名作だ (3/4)”. ASCII.jp. 2021年6月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月30日閲覧。
- ^ “エルフの恋愛ADV『同級生』のフルリメイク版が、2021年2月26日に発売決定。PC用ソフトで発売元はFANZA GAMES”. ファミ通.com (KADOKAWA Game Linkage). (2020年10月23日). オリジナルの2020年11月23日時点におけるアーカイブ。 2020年10月23日閲覧。
- ^ “美少女ゲームの金字塔「同級生」がまさかの復活!「同級生リメイク」発売決定”. GAME Watch (インプレス). (2020年10月23日). オリジナルの2020年11月29日時点におけるアーカイブ。 2020年10月23日閲覧。
- ^ 高野秀夫 編『同級生 ORIGINAL ANIMATION VIDEO』ケイエスエス、1997年4月27日、90頁。ISBN 4-87709-127-0。
- ^ a b “同級生 -もうひとつの夏休み-”. ワニブックスオフィシャルサイト. ワニブックス. 2022年6月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月13日閲覧。
- ^ a b “同級生 -星空の記憶-”. ワニブックスオフィシャルサイト. ワニブックス. 2022年6月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月13日閲覧。
- ^ “同級生 -きっと、忘れない夏-”. ワニブックスオフィシャルサイト. ワニブックス. 2022年6月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月13日閲覧。
- ^ “麻雀同級生スペシャル (セガサターン)”. ファミ通.com. KADOKAWA Game Linkage (1996年3月29日). 2019年7月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月30日閲覧。
- ^ “同級生麻雀 - ソフトウェアカタログ”. プレイステーション® オフィシャルサイト. Sony Interactive Entertainment LLC. 2019年7月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月30日閲覧。
- ^ “同級生麻雀 (PS)”. ファミ通.com. KADOKAWA Game Linkage (1997年1月17日). 2019年7月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月30日閲覧。
- ^ PlayStationMagazine No.2. 株式会社徳間書店. (1997年1月31日). p. 169
- ^ “PC版『同級生〜Another World〜』がリリース! シリーズヒロインたちと限界突破のポーカーバトル!!”. TG Smart. KADOKAWA (2016年11月15日). 2019年7月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月30日閲覧。
- ^ “DMM.アダルト elf 同級生オリジナル版 -PCゲーム-”. DMM.アダルト. 2007年8月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月23日閲覧。
- ^ 「エロゲー今昔物語 」、『美少女ゲームマニアックス』,p69.
- ^ a b 「影の主役? 主人公たちの挽歌」、『美少女ゲームマニアックス』,p29.
- ^ “【BugBug】「あなたが美少女ゲームにハマるきっかけになったタイトルは?」 3月号掲載の美少女ゲーム売上げランキング&1月号で募集した読者アンケート結果を大発表!!”. BugBug (2022年3月2日). 2022年3月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年3月9日閲覧。
- ^ 1997年1月発売『電撃姫 Vol,1』p.81、あるいは同年6月発売『電撃姫 Vol,2』p.92
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