合金鋼
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/02 00:52 UTC 版)
概要
それぞれの合金元素添加量については下限が定められており、FeとC以外の元素いずれもがその下限に満たないものは、合金鋼と呼ばない。このような鋼は炭素鋼と呼ぶ。
ISOでの下限は、次のようになっているが、特に優れた効果をもつものであれば添加元素と認められる。
Al:0.1、B:0.0008、Co:0.1、Cr:0.3、Cu:0.4La:0.05、Mo:0.08、Nb:0.06、Ni:0.3、Pb:0.4Se:0.1、Te:0.1、Ti:0.05、V :0.1、W:0.1、Zr:0.05 [mass%]
これらの合金元素の合計量が5[mass%]以下ならば低合金鋼、5~10[mass%]ならば中合金鋼、10[mass%]以上ならば高合金鋼と呼ぶ。特に特殊鋼において多元系化が進められており、中でも工具鋼において、最多元系のものが開発されている。
代表的な合金鋼
参考文献
- 『機械材料学』、日本材料学会、太洋堂、2000年、ISBN 4901381008
- 1 合金鋼とは
- 2 合金鋼の概要
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