助六 助六の概要

助六

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/05 04:21 UTC 版)

『助六所縁江戸櫻』
天保三年三月(1832年4月)江戸市村座の「八代目市川團十郎襲名披露興行」における『助六所縁江戸櫻』。中央に七代目市川團十郎改メ五代目市川海老蔵の花川戸助六、左は五代目岩井半四郎の三浦屋揚巻、右は五代目松本幸四郎の髭の意休。

江戸の古典歌舞伎を代表する演目のひとつ。「粋」を具現化した洗練された江戸文化の極致として後々まで日本文化に決定的な影響を与えた。歌舞伎宗家市川團十郎家のお家芸である歌舞伎十八番の一つで、その中でも特に上演回数が多く、また上演すれば必ず大入りになるという人気演目である。


注釈

  1. ^ これは歌舞伎における「世界」の指定という、設定上の伝統的な決まり事であって、『助六』は実際の曾我兄弟の仇討ちを題材にしたものではなく、また史実の曾我五郎時致が花戸川助六のような痛快な色男だったという史料も伝承もない。
  2. ^ 石切梶原」も演者によって外題が異なる場合がある(市村羽左衛門の「名橘誉石切」など)が、「助六」ほど顕著ではない。

出典

  1. ^ 添田唖蝉坊浅草底流記』近代生活社、1930年 p.295
  2. ^ a b 助六の塚”. 足立区. 2022年8月22日閲覧。


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