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写真

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/02 21:41 UTC 版)

1875年ごろの白黒写真を彩色した彩色写真英語版
  • 狭義には、レンズを通して、被写体から発される光線を再構成して実像を結ばせ、感光剤に焼きつけたのち、現像処理をして可視化したもの。このとき、感光剤に焼きつけるまでを行う機器は、基本的にカメラと呼ばれる。
  • 広義には、電磁波粒子線などによって成立する、弁別可能で存続性の高い

英語の “photograph” という語は、イギリス天文学者ジョン・ハーシェルが創案した。photo- は「光の」、-graph は「かく(書く、描く)もの」「かかれたもの」という意味で、日本語で「光画」とも訳される。“photograph” から、略して「フォト」と呼ぶこともある。

暗室セルフポートレイト

日本語の「写真」という言葉は、中国語の「真を写したもの」からである[2]


注釈

  1. ^ ピンホールのように絞ってしまうと、像の絶対的な暗さのために、回折現象による像のボケ(いわゆる小絞りボケ)によって結局ピンボケ的な像になってしまうため、この目的のための適切な絞りは各種の諸元に基づいた、ある程度の値となる。目安の一つは、多くの製品ではそれに組み込まれている絞りの最小設定値である(顕微鏡など、絞らない状態で最適になるよう設計される機器もある)。一般的には、フォーカスを適切に設定した上で、ピントを合わせたい範囲の最近接距離と無限遠における錯乱円が、意図する許容範囲に入る所まで絞り込む。
  2. ^ ジョージ・ガーシュウィンの従兄弟で、レオポルド・ゴドフスキーの息子である。
  3. ^ 感光樹脂は貯蔵中に劣化が避けられない。
  4. ^ 例:レンズが通常のものだったか広角だったか、どのフィルターを使ったかなど。
  5. ^ 例:撮影時にカメラが斜め視点から撮影してたので、プリント時に修正した。
  6. ^ アナログ写真でプリントだけではなく「ネガフィルムの提出」を求められるのと同様である。
  7. ^ 元々35mmフィルムは映画用フィルムであり、このフォーマットは映画フィルムの1フレームサイズであるため「シネマ版=シネ版」であったが35mmフィルムを写真用として定着させたライカ版を「35mmフルサイズ」とする考え方から写真用途においては「ハーフサイズ」として定着している。
  8. ^ ドガはアングルを尊敬していたことも知られている。

出典

  1. ^ 日高優 編 2016, p. 24.
  2. ^ 増井金典『日本語源広辞典』ミネルヴァ書房
  3. ^ 日高優 編 2016, p. 27.
  4. ^ 「星男ルポ 冷却カメラひとすじ古田俊正さん」『天文ガイド別冊 天体写真NOW』第1号、誠文堂新光社、1977年、54頁。 
  5. ^ Benjamin S. Beck (2011年12月14日). “First colour photo” (英語). 2012年1月8日閲覧。
  6. ^ 日本写真学会 編『写真工学の基礎』(非銀塩写真編)コロナ社、1982年12月。ASIN B000J7IV3CNCID BN0137506XISBN 4-339-06564-1、ISBN-13:978-4-339-06564-0、全国書誌番号:83010853 
  7. ^ 菊池眞一、「電気化学と写真化学の間」『生産研究』 1969年 21巻 8号 479-486頁, 東京大学生産技術研究所
  8. ^ 『有機系非銀塩感光材料』学会出版センター、1992年1月。ISBN 4-7622-5711-7、ISBN-13:978-4-7622-5711-7。 
  9. ^ 高分子学会 編『光機能材料』共立出版〈高分子機能材料シリーズ ; 第6巻〉、1991年6月。ISBN 4-320-04281-6、ISBN-13:978-4-320-04281-0。 
  10. ^ 笹井明、「非銀塩写真の動向」 『テレビジョン』 1965年 19巻 11号 p.795-799, doi:10.3169/itej1954.19.795
  11. ^ a b アサヒカメラ』、朝日新聞社、2006年6月。 
  12. ^ 300年データを保つゴールドディスク - ITmedia NEWS
  13. ^ 金の反射膜で寿命2倍 長期保存用DVD-R、三菱化学メディアが発売 - ITmedia NEWS
  14. ^ N・E・ゲンジ(N,E.Genge) 著、安原和見 訳 『犯罪現場は語る 完全科学捜査マニュアル』株式会社河出書房新社、2003年、ISBN 4-309-20394-9、p.275-277、300-301「デジタル写真を法廷証拠にするための注意事項」
  15. ^ N・E・ゲンジ(N,E.Genge) 著、安原和見 訳 『犯罪現場は語る 完全科学捜査マニュアル』株式会社河出書房新社、2003年、ISBN 4-309-20394-9、p.280-285
  16. ^ 日高優 編 2016, p. 28.
  17. ^ a b 日高優 編 2016, p. 29.
  18. ^ 日高優 編 2016, p. 31.
  19. ^ 日高優 編 2016, p. 25.
  20. ^ a b 日高優 編 2016, p. 36.
  21. ^ 日高優 編 2016, p. 31-32.
  22. ^ a b 日高優 編 2016, p. 33.
  23. ^ 日高優 編 2016, p. 30.
  24. ^ a b 日高優 編 2016, p. 32.
  25. ^ 日高優 編 2016, p. 35.
  26. ^ 写真工業出版社『ファインプリントテクニック:高品質モノクロプリントのすべて』写真工業出版社〈Photo expert〉、1992年。ISBN 4-87956-029-4OCLC 675466171全国書誌番号:93030321 






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