僕だけがいない街 小説

僕だけがいない街

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/07 14:20 UTC 版)

小説

僕だけがいない街 Another Record』(ぼくだけがいないまち アナザー・レコード)のタイトルで、電子書籍雑誌『文芸カドカワ』2015年11月号から2016年3月号まで連載された。著者は一肇。表装画と扉絵イラストは原作者の三部けいが担当している。

犯人側の手記と最終回後の弁護士を務めるケンヤの視点と、2つの原作とは別視点の物語が描かれる。連載時には犯人側の手記のみが掲載され、それ以外は単行本で加筆された。

単行本は、2016年3月30日に角川書店KADOKAWA)からソフトカバー装丁で発売された[7]ISBN 978-4-04-103383-8

2018年には文庫化され、角川文庫レーベルより2018年8月24日に発売されており、一肇と原作者の三部けいとの対談が単行本より新たに収録されている。ISBN 978-4-04-107224-0

テレビアニメ

2016年1月8日より、3月25日までフジテレビノイタミナ』枠ほかにて放送された。第十話までは比較的原作に沿っていたが、この時点ではまだ原作が完結していなかったため、第十一話の途中からは原作とはやや違うオリジナルストーリーとなっている。ただし原作サイドから終わり方は伝えられており、大凡の結末は同じ[8]

スタッフ

主題歌

Re:Re:
オープニングテーマ。作詞は後藤正文、作曲は後藤正文と山田貴洋、編曲・歌はASIAN KUNG-FU GENERATION[9]
「それは小さな光のような」
エンディングテーマ。作詞・作曲は梶浦由記、編曲は江口亮、歌はさユり[10]
第1話では未使用。

各話リスト

話数サブタイトル脚本絵コンテ演出作画監督放送日
(フジテレビ)
第一話走馬灯 岸本卓伊藤智彦佐々木啓悟2016年
1月8日
第二話石井俊匡伊藤公規1月15日
第三話安永豊鹿間貴裕1月22日
第四話達成 岸本卓綿田慎也横田匡史1月29日
第五話逃走 安永豊平川哲生星野真新井博慧2月5日
第六話死神 岸本卓森大貴山名秀和2月12日
第七話暴走 安永豊江崎慎平石井俊臣小野田貴之2月19日
第八話螺旋 古住千秋こさや2月26日
第九話終幕 岸本卓伊藤智彦
  • 佐々木啓悟
  • 横田匡史
  • 山名秀和
  • 戸谷賢都
  • 秋月彩
  • 古住千秋
3月4日
第十話歓喜 鹿間貴裕前田学史3月11日
第十一話未来 江崎慎平星野真
  • 伊藤公規
  • 杉崎由佳
3月18日
第十二話宝物 石井俊匡
  • 佐々木啓悟
  • 横田匡史
3月25日

放送局

フジテレビ系列 / 放送期間および放送時間[11]
放送期間 放送時間 放送局 対象地域 [12] 備考
2016年1月8日 - 3月25日 金曜 0:55 - 1:25(木曜深夜) フジテレビ 関東広域圏 製作委員会参加
岩手めんこいテレビ 岩手県
さくらんぼテレビ 山形県
金曜 1:00 - 1:30(木曜深夜) テレビ愛媛 愛媛県
金曜 1:20 - 1:50(木曜深夜) 秋田テレビ 秋田県
金曜 1:35 - 2:05(木曜深夜) テレビ静岡 静岡県
金曜 1:45 - 2:15(木曜深夜) 新潟総合テレビ 新潟県
テレビくまもと 熊本県
金曜 1:55 - 2:25(木曜深夜) 福島テレビ 福島県
関西テレビ 近畿広域圏 製作委員会参加
テレビ西日本 福岡県
金曜 2:00 - 2:30(木曜深夜) テレビ新広島 広島県
金曜 2:05 - 2:35(木曜深夜) 仙台放送 宮城県
鹿児島テレビ 鹿児島県
金曜 2:15 - 2:45(木曜深夜) 東海テレビ 中京広域圏
2016年1月9日 - 3月26日 土曜 0:40 - 1:10(金曜深夜) サガテレビ 佐賀県
2016年1月11日 - 4月4日 月曜 1:00 - 1:30(日曜深夜) 北海道文化放送 北海道 作品の舞台 / 第11話・第12話は2話連続放送
2016年1月23日 - 4月9日 土曜 1:50 - 2:20(金曜深夜) 岡山放送 岡山県・香川県
2016年1月27日 - 4月13日 水曜 1:55 - 2:25(火曜深夜) 長野放送 長野県
日本国内 インターネット配信 / 放送期間および放送時間[13]
配信期間 配信時間 配信サイト 備考
2016年1月8日 - 金曜 12:00 更新 フジテレビオンデマンド
dアニメストア
GYAO! 当初は全話有料、1月28日から第1話無料
2016年1月15日 - バンダイチャンネル 全話有料、第1話・第2話同時配信開始

BD / DVD

発売日 収録話 規格品番
BD DVD
2016年3月23日 第1話 - 第6話 ANZX-12041〜4 ANZB-12041〜4
2016年6月22日 第7話 - 第12話 ANZX-12045〜8 ANZB-12045〜8

WEBラジオ

dアニメストア presents 「僕だけがいない街」土屋太鳳×伊藤智彦監督 スペシャルWEBラジオ!』は、2016年1月14日から3月24日までdアニメストアにて配信された番組。隔週木曜日正午更新。パーソナリティは、土屋太鳳(藤沼悟 役)、伊藤智彦(監督)。[14]

映画

僕だけがいない街
監督 平川雄一朗
脚本 後藤法子
原作 三部けい「僕だけがいない街」
製作 春名慶
丸田順悟
内山雅博
出演者 藤原竜也
有村架純
石田ゆり子
及川光博
音楽 林ゆうき
主題歌 栞菜智世
「Hear 〜信じあえた証〜」
撮影 斑目重友
編集 坂東直哉
制作会社 オフィスクレッシェンド
製作会社 映画「僕だけがいない街」製作委員会
配給 ワーナー・ブラザース映画
公開 2016年3月19日
上映時間 120分
製作国 日本
言語 日本語
興行収入 14億円[15]
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2016年3月19日公開[16]。前半は比較的原作に沿った流れだが、尺の問題や撮影当時まだ原作が完結していないこともあり、途中から大きく異なった展開へと変わっていく。特に最後は製作陣の「悲劇でもいいんじゃないか」という考えにより、ハッピーエンドであった原作・アニメとは全く違う結末を迎える。一方、監督の平川の「悲劇でも単なる絶望では終わらず、ラストで希望を描いてほしい」というリクエストにより、映画独自のエンディングが出来上がった[17]

キャスト(映画)

スタッフ(映画)


  1. ^ この能力の説明として、作中ではあらすじに記載の「再上映」という言葉だけが使われ、「タイムリープ」や「タイムトラベル」という言葉は使われない。1巻裏表紙の内容紹介では、「時が巻き戻る」という表現が使われている。
  2. ^ a b 作中では当初「28歳」と書かれていた(初版初刷2巻63-64頁など)が、1988年3月に5年生の誕生日(11歳)を迎えるためには2006年5月の時点では29歳である必要があり、矛盾していた。本件については6巻巻末のあとがき漫画「非日常的な日常」で、作者本人のミスであったと謝罪し、29歳であると訂正している。





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