佐賀空港 佐賀空港の概要

佐賀空港

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/04/07 15:26 UTC 版)

佐賀空港
Saga Airport
Saga airport.JPG
IATA:HSG-ICAO:RJFS
概要
国・地域 日本の旗 日本
設置場所 佐賀県佐賀市川副町
空港種別 商業
運営者 佐賀県
運営時間 06:30 - 22:00
00:30 - 04:30
標高 2 m・6 ft
位置 北緯33度08分59秒
東経130度18分08秒
座標: 北緯33度08分59秒 東経130度18分08秒
滑走路
方向 ILS 全長×全幅 (m) 表面
11/29 YES 2,000×45 舗装
リスト
空港の一覧

概要

佐賀県南部の有明海に面した干拓地に、1998年7月28日に開港[1]

干拓地に近い立地のためバードストライクが多発しており、離島空港を除けば全国で最も発生率の高い空港の1つである[2]。そのため、当空港では対策として爆音機の導入や滑走路のパトロール、散弾銃での威嚇(いかく)射撃などを行っている。

開港以来、福岡空港の混雑を避けたチャーター便の発着が見られ、アジア圏への定期的チャータープログラムが組まれることもある。

年間利用客数は、国内323,414人、国際48,609人(2013年度)[3]

開港当時から赤字が続いており[1]、2011年度の赤字は約2億200万円[4]。佐賀県は利用客を増やそうと、乗合タクシーにおいても佐賀市南部エリア発着を除き補助金を支出している。また、佐賀県の補助において、航空機の夜間滞泊(ナイトステイ)が東京/羽田便において行われている。東京発最終便が乗客を降ろした後、当空港で夜を明かし、翌朝早朝に東京に向けて出発する。これによって東京日帰り出張が可能と謳い、結果として東京便は開港当初の1日2往復から3往復となった(その後さらに増え、2014年7月現在は5往復[1])。県は乗務員の宿泊費用などの負担や、夜間の駐機料を免除するなどの補助を行い、2011年度までに総額約76億円を支出している[1]

歴史

  • 1998年平成10年)7月28日:開港。
  • 1999年(平成11年)4月1日西鉄バスが定期路線を廃止。
  • 1999年(平成11年)7月20日昭和バス西肥バスが定期路線を廃止。
  • 1999年(平成11年)8月31日祐徳バスが定期路線を廃止。
  • 2000年(平成12年)7月:東京国際空港便の夜間駐機開始。
  • 2001年(平成13年)9月1日:日本エアシステムの大阪国際空港便 運休。
  • 2002年(平成14年)11月1日:大阪国際空港便 増便(1日2往復)。
  • 2003年(平成15年)2月1日:名古屋空港便 運休。
  • 2004年(平成16年)7月8日:東京国際空港との間で夜間貨物便が就航。
  • 2005年(平成17年)10月1日:東京国際空港便 増便(1日3往復)。
  • 2006年(平成18年)2月24日:中部国際空港との間に貨物専用機での貨物便就航。
  • 2006年(平成18年)8月1日:中部国際空港路線を利用した国際貨物輸送開始。
  • 2007年(平成19年)10月5日チャイナエアラインのチャーター機が滑走路をオーバーラン。離陸には成功したが過走帯灯1灯を破壊。
  • 2008年(平成20年)1月7日:関西国際空港との間の夜間貨物便 就航。(中部国際空港路線からの変更)
  • 2008年(平成20年)7月1日:佐賀空港発東京国際空港行きと、関西国際空港発佐賀空港行きの夜間貨物便 運休。北部九州マルチエアポート制開始。
  • 2008年(平成20年)11月1日:東京国際空港便 増便(1日4往復)。
  • 2010年(平成22年)10月31日:羽田-佐賀、佐賀-関空間夜間貨物便減便(土日祝運休)
  • 2011年(平成23年)1月5日:大阪国際空港便 運休。
  • 2012年(平成24年)1月18日春秋航空による上海浦東国際空港(上海)線(プログラムチャーター便)が就航。
  • 2013年(平成25年)9月2日:有明佐賀空港 - 福岡直行高速バス路線(西鉄バス)が運行開始。
  • 2013年(平成25年)12月:国際線ターミナルビル完成[5]
  • 2013年(平成25年)12月20日ティーウェイ航空による仁川国際空港(ソウル)線 就航[5]
  • 2014年(平成26年)2月4日:夜間貨物便の運航ルートを関西-羽田-佐賀-関西の片道運航から羽田-佐賀間往復運航に変更。
  • 2014年(平成26年)7月1日:全日本空輸による東京国際空港線 増便(1日5往復)[6][7]
  • 2014年(平成26年)7月:防衛省は2015年度から陸上自衛隊に導入される新型輸送機 MV-22オスプレイ の全17機を佐賀空港に配備を目指す意向を表明した。[8]
  • 2014年(平成26年)8月1日:春秋航空日本による成田国際空港(東京)線 就航[9][10][11]
  • 2014年(平成26年)8月10日:米軍普天間飛行場に配備されている新型輸送機オスプレイの佐賀空港への暫定移駐案を防衛省が当面見送る考えを示した。[12]

施設

国内線ターミナル

佐賀空港搭乗カウンター

国際線ターミナルビル完成までは、国内線の空き時間に国際線を受け入れ、そのたびに税関や出入国管理、検疫に必要な審査台を運び入れるなどしていた。

  • 1F:出入口 搭乗カウンター 自動販売機コーナー 到着ロビー
  • 2F:むっぴースカイショップ(土産物売場) 出発ロビー 搭乗待合室(制限区域内) スナック「CRUISE」(制限区域内)
  • 3F:スカイギャラリー レストランCAMPHOR 有料待合室
  • RF:展望・送迎デッキ(有料)

国際線ターミナル

コストを抑え、国際線に欠かせない機能だけを配置した設計で、搭乗ブリッジやチェックインカウンターなどは国内線ターミナルと共用である。

  • 1F:税関 手荷物受取所 動植物検疫所
  • 2F:入国審査 免税店 搭乗待合室
  • 3F:保安検査場 出国審査

その他

佐賀空港公園に展示されているYS-11A-500R

敷地内には、現役引退後のYS-11機(JA8733)が保存されていた。この機体は、「空港に駐機する航空機が少なくて寂しい」として佐賀県がエアーニッポンに譲渡を要望、開港時の1998年7月に寄贈を受けたものである[13]。2005年までは一般に公開され、その後は貨物ターミナルの増設と管理区域への立ち入り規制の厳格化に伴って非公開とされた。屋外に設置されていることによる損傷が目立っており、2009年12月に隣接する佐賀空港公園へ移動。再塗装などの整備を受けた上で2010年3月28日から一般公開されている。




[ヘルプ]
  1. ^ a b c d e “オスプレイ配備検討 佐賀空港はどんな場所?”. Yahoo!ニュース. 乗りものニュース. (2014年7月22日). http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140722-00010000-norimono-l41 
  2. ^ “発生率 佐賀空港首位 バードストライク 九州注意 総件数 福岡など上位”. 西日本新聞. (2009年3月12日) 
  3. ^ “管内空港の利用状況概況集計表(平成25年度速報値)” (PDF) (プレスリリース), 国土交通省大阪航空局, http://www.ocab.mlit.go.jp/about/total/report/pdf/riyou_h25d.pdf 
  4. ^ “佐賀空港 11年度収支は2億円の赤字”. 佐賀新聞. (2012年12月21日). http://www1.saga-s.co.jp/news/saga.0.2357934.article.html 
  5. ^ a b “福岡“独り勝ち”→進む役割分担 北部九州3空港”. MSN産経ニュース. (2014年1月23日). http://sankei.jp.msn.com/region/news/140123/fkk14012303080000-n1.htm 
  6. ^ 2014年サマーダイヤ 国内線路便計画の一部変更について 〜7月より羽田=佐賀線を増便いたします!〜 〜夏休み期間に羽田=沖縄線をはじめとするリゾート路線の増便を行います!〜 全日本空輸 2014年4月23日付
  7. ^ 佐賀-羽田線増便(5便化)記念セレモニーを実施します 佐賀県 2014年6月26日付
  8. ^ “佐賀空港配備方針を表明 オスプレイ導入で防衛相”. 佐賀新聞. (2014年7月21日). http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/85682 
  9. ^ 春秋航空日本、東京/成田〜高松・広島・佐賀線に2014年6月27日就航! ダイヤを発表! Traicy 2014年3月25日付
  10. ^ 中国系LCCの「春秋航空日本」も就航延期 パイロット不足で8月まで Sankei Biz 2014年6月6日付
  11. ^ 国内3路線に中国系格安航空=成田拠点の「春秋日本」 時事ドットコム 2014年8月1日付
  12. ^ “オスプレイ佐賀空港移駐案 見送り報道”. 佐賀新聞. (2014年8月10日). http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/92590 
  13. ^ 佐賀空港に野ざらしYS-11 化粧直し後に公開へ[リンク切れ] 『読売新聞』 2009年12月14日
  14. ^ 春秋航空の高松・佐賀-深セン線、上海発着に - AviationWire
  15. ^ 佐賀空港の貨物便ダイヤ変更 土日祝運休へ - 佐賀新聞2010年9月1日
  16. ^ 高速バス「佐賀空港~福岡線」時刻表(2013年12月20日~) 佐賀県、2013年12月20日(2013年12月22日閲覧)
  17. ^ 「空港乗り合いタクシー」利用低迷 - 佐賀新聞2008年6月3日
  18. ^ 構想概要”. 九州国際空港(佐賀空港地区). 九州国際空港誘致期成会. 2014年7月23日閲覧。
  19. ^ 夜間貨物便について[リンク切れ]
  20. ^ 総力報道!THE NEWS. TBS. 2010年2月8日放送.
  21. ^ “オスプレイ:佐賀空港へ配備方針、地元は驚きと困惑”. 毎日jp: p. 2. (2014年7月22日). http://mainichi.jp/select/news/20140723k0000m040064000c2.html 


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