佐賀空港 佐賀空港の概要

佐賀空港

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/04/11 17:34 UTC 版)

佐賀空港
Saga Airport
Saga airport.JPG
IATA:HSG-ICAO:RJFS
概要
国・地域 日本の旗 日本
設置場所 佐賀県佐賀市
空港種別 商業
運営者 佐賀県
運営時間 06:30 - 22:00
00:30 - 04:30
標高 2 m・6 ft
位置 北緯33度08分59秒
東経130度18分08秒
座標: 北緯33度08分59秒 東経130度18分08秒
滑走路
方向 ILS 全長×全幅 (m) 表面
11/29 YES 2,000×45 舗装
リスト
空港の一覧

概要

佐賀県南部の有明海に面した干拓地に作られた空港。愛称は「有明佐賀空港」(ありあけさが くうこう)で、佐賀県などがこの名称を使用している。

干拓地に近い立地のためバードストライクが多発しており、離島空港を除けば全国で最も発生率の高い空港の1つである[1]。そのため、当空港では対策として爆音機の導入や滑走路のパトロール、散弾銃での威嚇(いかく)射撃などを行っている。

開港以来、福岡空港の混雑を避けたチャーター便の発着が見られ、アジア圏への定期的チャータープログラムが組まれることもある。空港における年間利用客数は、国内313,200人(2012年度)[2][3]、国際34,142人(2012年度)[3]

佐賀県は利用客を増やそうと、乗合タクシーにおいても佐賀市南部エリア発着を除き補助金を支出している。また、佐賀県の補助において、航空機の夜間滞泊(ナイトステイ)が東京/羽田便において行われている。東京発最終便が乗客を降ろした後、当空港で夜を明かし、翌朝早朝に東京に向けて出発する。これによって東京日帰り出張が可能と謳い、結果として東京便は開港当初の1日2往復から3往復となった(その後さらに増えて4往復になる)。県は乗務員の宿泊費用などの負担や、夜間の駐機料を免除するなどの補助を行っている。

マルチエアポート制

2008年(平成20年)7月1日より、福岡空港・北九州空港・佐賀空港の3空港発着の航空券にて、変更可能な航空券であれば乗降地を変更できる「マルチエアポート」制を実施している(ただし航空会社は就航している全日本空輸 (ANA) に限定される)。

航空管制

2014年3月30日0000(JST)から佐賀空港のRDO管制に変更がある

  • 0800~1930は、佐賀RDO
  • 0630~0800,1930~2200,0030~0430は、福岡空港からのリモート運用

九州国際空港案

都心部に近い福岡空港は、市街地における騒音問題から早朝深夜に運用出来ず、空港の拡張も難しい等の制約を抱えている。このことから、既存の佐賀空港を拡張し、成田関西中部に次ぐ国際空港にしようとする案を佐賀商工会議所などが提唱している[4]

福岡市熊本市長崎市などへも周辺の道路や鉄道を利用する事で1時間前後でアクセスすることができ、北部九州における経済効果が見込まれる。しかしコストや需要の問題などから、現在まで実現の目途が立っていない。また、福岡空港の混雑解決策を検討した、国土交通省福岡県、福岡市による「福岡空港調査連絡調整会議」は、近隣空港との連携は福岡空港の混雑の抜本的な解決策にはなり得ないと判断したため、実現の可能性は低くなっている。

夜間貨物便の就航

「空港から半径2キロ以内に民家がなく、空港周辺の騒音被害の心配がない」という触れ込みで2004年に夜間貨物便の誘致に成功した[5][6]。 重量のある貨物機の運航により着陸料が増え、旅客便に比べ1便当たりの収入が3倍になっている[7]

しかし、空港周辺は佐賀市沿岸部の人口希薄地帯であるため騒音被害は発生していないが、飛行経路上には福岡県柳川市の人口密度の高い地域も位置しているため、福岡県の自治体で騒音被害が問題となった。協議の末、住宅密集地域の上空を避けて飛行するなど妥協案を案をとることとなったため、深夜の空港付近での飛行ルートは昼間とは違うルートを採用している。

一般航空

佐賀空港内に本社を置くエス・ジー・シー佐賀航空が空中写真撮影や宣伝飛行、農薬散布、飛行訓練などの航空機使用事業や、不定期航空運送事業である遊覧飛行を行っており、ゼネラル・アビエーションの利用も行われている。

歴史

  • 1998年平成10年)7月28日:開港。
  • 1999年(平成11年)4月1日:西鉄バスが定期路線を廃止。
  • 1999年(平成11年)7月20日:昭和バス西肥バスが定期路線を廃止。
  • 1999年(平成11年)8月31日:祐徳バスが定期路線を廃止。
  • 2000年(平成12年)7月:東京国際空港便の夜間駐機開始。
  • 2001年(平成13年)9月1日:日本エアシステムの大阪国際空港便休止。
  • 2002年(平成14年)11月1日:大阪国際空港便増便(1日2往復)。
  • 2003年(平成15年)2月1日:名古屋空港便休止。
  • 2004年(平成16年)7月8日:東京国際空港との間で夜間貨物便が就航。
  • 2005年(平成17年)10月1日:東京国際空港便増便(1日3往復)。
  • 2006年(平成18年)2月24日:中部国際空港との間に貨物専用機での貨物便就航。
  • 2006年(平成18年)8月1日:中部国際空港路線を利用した国際貨物輸送開始。
  • 2007年(平成19年)10月5日チャイナエアラインのチャーター機が滑走路をオーバーラン。離陸には成功したが過走帯灯1灯を破壊。
  • 2008年(平成20年)1月7日:関西国際空港との間の夜間貨物便就航。(中部国際空港路線からの変更)
  • 2008年(平成20年)7月1日:佐賀空港発東京国際空港行と、関西国際空港発佐賀空港行の夜間貨物便運休。北部九州#マルチエアポート制開始。
  • 2008年(平成20年)11月1日:東京国際空港便増便(1日4往復)。
  • 2011年(平成23年)1月5日:大阪国際空港便休止。
  • 2012年(平成24年)1月18日春秋航空による上海浦東国際空港(上海)線(プログラムチャーター便)が就航。
  • 2013年(平成25年)9月2日:有明佐賀空港 - 福岡直行高速バス路線(西鉄バス)が運行開始。
  • 2013年(平成25年)12月:国際線ターミナルビル完成[8]
  • 2013年(平成25年)12月20日ティーウェイ航空による仁川国際空港(ソウル)線が就航[8]
  • 2014年(平成26年)6月27日:春秋航空日本による成田国際空港(東京)線が就航予定[9]



[ヘルプ]
  1. ^ 発生率 佐賀空港首位 バードストライク 九州注意 総件数 福岡など上位 - 西日本新聞 2009年3月12日
  2. ^ 佐賀県有明佐賀空港「国内定期便の搭乗客数(2012年度)」 国内線利用客は開港翌年の平成11年度の341,196人が最高値で伸び悩みが続いている。
  3. ^ a b “管内空港の利用状況概況集計表(平成24年度速報値)” (PDF) (プレスリリース), 国土交通省大阪航空局, http://www.ocab.mlit.go.jp/about/total/report/pdf/riyou_h24d.pdf 
  4. ^ 九州国際空港誘致期成会
  5. ^ 夜間貨物便について
  6. ^ ANA Cargo 佐賀から2路線。物流拠点としての機能が一段と加速[リンク切れ]
  7. ^ 2010年2月8日放送 総力報道!THE NEWS 特集「開港まで一カ月だが国内の定期運航はゼロ 周囲空き地の茨城空港」
  8. ^ a b “福岡“独り勝ち”→進む役割分担 北部九州3空港”. MSN産経ニュース. (2014年1月23日). http://sankei.jp.msn.com/region/news/140123/fkk14012303080000-n1.htm 
  9. ^ 春秋航空日本、東京/成田〜高松・広島・佐賀線に2014年6月27日就航! ダイヤを発表! Traicy 2014年3月25日付
  10. ^ 佐賀空港に野ざらしYS-11 化粧直し後に公開へ[リンク切れ] 『読売新聞』 2009年12月14日
  11. ^ 佐賀空港の貨物便ダイヤ変更 土日祝運休へ - 佐賀新聞2010年9月1日
  12. ^ 高速バス「佐賀空港~福岡線」時刻表(2013年12月20日~) 佐賀県、2013年12月20日(2013年12月22日閲覧)
  13. ^ 「空港乗り合いタクシー」利用低迷 - 佐賀新聞2008年6月3日


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