佐賀県 人口

佐賀県

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/08 15:28 UTC 版)

人口

佐賀県の人口は2023年1月現在、約79万9千人で全都道府県中42位であり、九州・沖縄地方では最も人口が少ない。県人口は戦前の60万人台から第一次ベビーブームを経て1954年昭和29年)ごろに977,000人とピークを迎えたが、高度経済成長の進展とともに急速に減少して1973年(昭和48年)には82万2,000人と底を打った。その後は緩やかに増加して80万人台の半ばを推移し、1990年代後半以降は減少し続けている[10]。人口減少と少子高齢化が進行しているものの、合計特殊出生率は1.61(2020年)、年少人口(0 - 14歳)比率は13.45%(2020年)といずれも全国平均と比較してかなり高い。これに伴って、今後もその進行速度は非大都市圏の県としては比較的緩やかと予想される。

人口が多いのは佐賀市(約23万人)、唐津市(約13万人)、鳥栖市(約7万人)などであるが、中小規模の都市が多く点在し経済的・人口的に求心力の強い都市が無いという特徴がある。県面積の3分の1を占める南東部の佐賀平野に県人口の半数である40万人が暮らし、玄界灘沿岸や杵島丘陵の盆地にも人口集積がある。平地に偏っていることを除けば人口分布に大きな偏りはなく、2005年の国勢調査によれば総人口に占めるDID(人口集中地区)人口の比率が28.4%と島根県に次いで47都道府県中2番目に低く、人口が都市に偏らず比較的分散していることが読み取れる。

佐賀県市町村人口増減率分布図(2005年度と2010年度国勢調査から算出)
佐賀県と全国の年齢別人口分布(2005年) 佐賀県の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 佐賀県
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性

佐賀県の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より

総人口の推移

1920年~2010年の県人口の推移
総計 [単位 人]

西暦 人口
1920年 673,895
1925年 684,831
1930年 681,565
1935年 686,117
1940年 701,517
1947年 917,797
1950年 945,082
1955年 973,749
1960年 942,874
1965年 871,875
1970年 838,468
1975年 837,674
1980年 865,574
1985年 880,013
1990年 877,851
1995年 884,316
2000年 876,654
2005年 866,369
2010年 849,709

注釈

  1. ^ 県内の高専進学希望者は主として久留米高専佐世保高専に進学する。
  2. ^ 特に県西部の唐津市・伊万里市・武雄市・嬉野市など。
  3. ^ 九州朝日放送(KBC。ANN系列)、RKB毎日放送(RKB。JNN系列)、福岡放送(FBS。NNNNNS系列)、TVQ九州放送(TVQ・テレQ。TXN系列)の4局であるが、TNCが応援に入る場合もある。
  4. ^ これは日本の都道府県では唯一の事例であった。

出典

  1. ^ 帝国書院 『小学生の県名認知度』『中学生の県名・国名認知度』、2012年7月29日閲覧。
  2. ^ 詳しくは 佐賀地方気象台のホームページ を参照。
  3. ^ 金本良嗣「都市雇用圏(Urban Employment Area)コード表」、東京大学空間情報科学研究センター、2018年3月18日閲覧。
  4. ^ 府県の変遷(九州地方)
  5. ^ 佐賀段階と新佐賀段階 農業農村整備情報総合センター
  6. ^ 享保の飢饉 寶樹山德善院
  7. ^ 日外アソシエーツ編集部編 編『日本災害史事典 1868-2009』日外アソシエーツ、2010年、70頁。ISBN 9784816922749 
  8. ^ 佐賀県公文書館犬上 「SAGA EXPO’69 ―ようこそ佐賀大博覧会へ―」pdf
  9. ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、146頁。ISBN 978-4-10-320523-4 
  10. ^ 平成16年人口動態統計-佐賀県- 第1表 人口動態総覧 年次推移 佐賀県、2008年3月18日。excelファイル
  11. ^ “=知事選= 山口氏、14日公務スタート”. 佐賀新聞 (佐賀新聞LIVE). (2015年1月13日). http://www.saga-s.co.jp/senkyo/governor/30301/144749 2015年1月13日閲覧。 
  12. ^ 統一地方選2011 佐賀県 【県政の課題】<1>有明海再生 開門へ丁寧な議論を 西日本新聞、2011年3月15日。
  13. ^ 中・長期開門調査を巡る経緯 佐賀県、2012年6月1日。
  14. ^ 統一地方選2011 佐賀県 【県政の課題】<6>佐賀空港 地域浮揚の方策必要 西日本新聞、2011年3月20日。
  15. ^ http://www.saga-chiji.jp/kaiken/06-11-1/shitsumon14.html
  16. ^ 玄海原子力発電所2、3号機の定期検査の状況について 九州電力、2011年3月24日。
  17. ^ 統一地方選2011 佐賀県 【県政の課題】<2>がん治療施設 地域浮揚戦略も鍵に 西日本新聞、2011年3月16日。
  18. ^ 選挙区見直しに伴う候補者調整で比例九州ブロック単独候補に回り、自民党の末席(8人目)で当選した。
  19. ^ a b 佐賀県のすがた2012 土地、気象、工業、商業 (PDF) 」佐賀県、2012年5月16日、2013年1月13日閲覧
  20. ^ 昭和30年国勢調査 産業(大分類),従業上の地位および男女別15才以上就業者数-全国・都道府県・6大都市」e-Stat、2013年1月13日閲覧
  21. ^ [1] (PDF) 」経済産業省、2013年1月13日閲覧
  22. ^ 産業別就業者数の推移」 社会実情データ図録、2013年1月13日閲覧
  23. ^ 佐賀県のすがた2012 農業 (PDF) 」佐賀県、2012年5月16日、2013年1月13日閲覧
  24. ^ 平成19年度県民経済計算 Archived 2010年12月20日, at the Wayback Machine.
  25. ^ World Economic Outlook Database
  26. ^ 事業紹介 佐嘉吉野ヶ里ソーラー合同会社。
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  28. ^ 放送エリアのめやす(久留米中継局・A-PAB)
  29. ^ 放送エリアのめやす(熊本局・A-PAB)
  30. ^ 各県ケーブルテレビの一覧 九州総合通信局、2021年7月
  31. ^ ケーブルテレビの現状 総務省、2021年9月。
  32. ^ NHK佐賀放送局受信情報
  33. ^ RKBラジオタイムテーブル(4月、5月、6月) (PDF)
  34. ^ 企業情報(九州朝日放送)
  35. ^ radiko配信エリアを【佐賀】にも拡大!
  36. ^ 佐賀県の災害・防災情報を発信!ラジオ放送のインターネット配信サービス「radiko(ラジコ)」で佐賀県でも配信開始 ~12月6日スタート~
  37. ^ 放送普及基本計画第2の2の(1)のウの規定による一般放送事業者の行う超短波放送のうちの外国語放送を行う放送局の放送対象地域(総務省)
  38. ^ LOVE FM放送エリア
  39. ^ 会社概要 FM FUKUOKA
  40. ^ CROSS FM エリアマップ
  41. ^ FM熊本サービスエリア
  42. ^ エフエム長崎会社概要






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