交響詩篇エウレカセブン
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社会的評価
放送当時の視聴率は苦戦していたが、熱心なファンを獲得した[10]。主人公レントンの成長物語[11]、「泣けるアニメ」[12]などとしても評価されている。
国外で人気のある日本アニメ作品の1つ。アメリカやフランスでは、第3期エンディング曲を担当したことからHALCALIの名前が浸透し、CDデビューした[13]。
年 | セレモニー | 賞 | 対象 |
---|---|---|---|
2005年 | 第20回デジタルコンテンツグランプリ | 優秀賞 | 交響詩篇エウレカセブン |
第10回アニメーション神戸賞 | 個人賞 | 吉田健一[注 28] | |
2006年 | 第5回東京国際アニメフェア | テレビ部門優秀作品賞 脚本賞 キャラクターデザイン賞 |
交響詩篇エウレカセブン 佐藤大 吉田健一 |
Anime Expo 2006 SPJA Award | 最優秀テレビ長編賞 最優秀女性キャラクター賞 |
Eureka seveN エウレカ |
劇場版
テレビシリーズ放送終了後、「交響詩篇エウレカセブン」シリーズの展開は長編の劇場版アニメ制作・上映を中心としている。
交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい
2009年4月25日より公開。「別宇宙」を舞台に、もうひとりのレントンとエウレカの物語を描く。制作はボンズから制作委託されたアニメーションスタジオ・キネマシトラスが、配給は東京テアトルが担当。一部でTVシリーズの既存カットを使っている。
ハイエボリューション3部作
「ハイエボリューション(Hi-Evolution)」と銘打たれた3部作が2017年より年1作ペースで随時公開中。スタッフは概ね各作で共通。配給は前作『ポケットが虹でいっぱい』の東京テアトルから、ショウゲートに変更された。
名称の由来
本節の出典は特筆のない限り、Psalm of Planets Eureka seveN DICTIONARY[14]による。
- 登場人物
-
- レントン・サーストン:小説・映画『トレインスポッティング』の主人公のマーク・レントン。及び、ロックバンド、ソニック・ユースのサーストン・ムーア
- エウレカ:1992年打ち上げのロケット「EURECA」から。作中に登場するロケット「EUREKA」とは綴りが異なる
- タルホ・ユーキ:漫画・アニメ『宇宙海賊キャプテンハーロック』の登場人物、有紀蛍(ゆうき けい)
- ムーンドギー:サーフィン映画『ギジェット』の主人公の恋人、ムーンドギー
- ウォズ:Apple Computer(現・アップル)創業者の1人、スティーブ・ウォズニアックの愛称から
- ミーシャ: モスクワオリンピックのマスコットキャラクター、こぐまのミーシャ
- モーリス、メーテル、リンク:童話『青い鳥』の作者、モーリス・メーテルリンク [注 29]。
- ユルゲンス:ドイツ人俳優、クルト・ユルゲンス
- アネモネ:小説『コインロッカー・ベイビーズ』の同名のヒロイン
- ダイアン:映画『トレインスポッティング』の同名のヒロイン
- ティプトリー:SF作家のジェイムズ・ティプトリー・Jr.。また、ティプトリーの台詞『たったひとつの冴えたやりかた』は代表作の一つ
- ウィリアム・B・バクスター:SF作家のスティーブン・バクスター
- グレッグ・ベア・イーガン:SF作家のグレッグ・ベアとグレッグ・イーガン
- ノルブ:映画『リトル・ブッダ』の同名の登場人物
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- メカニック用語
- (→「メカニック」へ戻る)
- その他の用語
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- サマー・オブ・ラブ:1967年アメリカの音楽ムーブメント、サマー・オブ・ラブ
- セブンスウェル:波のうねりを意味する英語"swell"
- ハッシェンダ、FAC51:イギリスにあったクラブの名称、ハシエンダと経営元のファクトリー・レコードにおける同クラブのカタログ番号、FAC51
- トレゾア:ドイツのハードテクノレーベルおよびクラブの名称、トレゾア。また、物語中で同所員が被るヘルメットのマークは同レーベルマークと同じ
注釈
- ^ 公式資料などでは不詳とされる。劇中に登場する住民票では16歳と記載。マシューの見立てによると、15、16歳。オリジナルシナリオ・51話『ニュー・オーダー』では14歳。小説版は世界観設定の関係上おおよその年齢が明示されている。
- ^ 劇中に「王の金枝」というアイテムは登場しない。兄のデューイは劇中で「この星で与えられる王冠は生贄の王だ」「ホランドは母を殺してこの世に生を受けた。父はそれを証と取ったようだ」と語っている。
- ^ 次回予告のナレーションも担当。
- ^ 小説版では中盤で艦を降りてしまう。
- ^ 「ケンゴー」は、エンディングのクレジット表記。BONESの公式サイトでは「ケンゴウ」、エンディング・アニメーションなどのラテン文字表記は「KEN-GOH」。
- ^ 小説版では訛りはない。原作同様レントンへの対抗意識を持ち、意図的に悪態をつく描写が所々でされている。
- ^ 期限欄には「2005年06月08日まで有効」とあり、放送日時点では既に期限が切れている。
- ^ 小説版ではムーンドギーやギジェットもカイルと同じ目的で参加し、ゲッコーステイトにはリフボーダーとして所属している。ただしアニメ同様にそれ以外の仕事もこなしている。
- ^ 小説版では1歳前後の孤児としてメーテルのみ登場。レントンとエウレカの絆を深める重要な存在となる。
- ^ デューイの当該役職への就任時期については、劇中で明確な描写がないため不明。
- ^ デューイからは陰で「アレ」と呼ばれている。
- ^ 小説版では ぬいぐるみ、『ANEMONE』ではアネモネが幼い頃から大好きな架空の創作キャラという設定になっている。
- ^ Hiroshi Watanabe a.k.a.Quadraによる本作品用書き下ろし曲。
- ^ 雑誌掲載時にはアネモネに投与されていたものに類似した薬物を自ら投与する描写があったが、単行本収録の際にカットされている。
- ^ ミドルネームのBはブランドン。
- ^ メーテルはこの病院で生まれており、母親が亡くなった後にエウレカが連れ出した。
- ^ 漫画版では最終決戦時にドミニクが搭乗。
- ^ 開発中止の理由は、高コスト化とこれ以上の機体性能の進化が望めないと判断されたため。
- ^ 『エウレカセブン NEW VISION』の機体解説では、「ホランド以外に乗りこなせる者がいないという悲運な機体」と解説されている。
- ^ 書籍『ワールドガイドエウレカセブン TR:1NEW WAVE THE MAGAZINE OF GAME ray=out』参照。
- ^ チャールズ曰く、スペック的にはニルヴァーシュを圧倒している。
- ^ アウトドア用品メーカー、パタゴニアの2004年モデル衣類製品におけるカラーラインナップ中の一色。2002年モデルのカラーに黄緑色のゲッコーグリーンがある。
- ^ この時、コンパク・ドライヴの色が通常の緑から赤へと変色する。
- ^ 「情報量子学」は劇中に登場する架空の科学分野。
- ^ a b 「BONES」は本作品の制作会社、ボンズの原作者名義での表記。
- ^ 第50話スタッフロールのみ「総作画監督」としてクレジット。
- ^ a b 本作の製作委員会「Project EUREKA」参加企業は、株式会社バンダイ、バンダイビジュアル株式会社、BANDAI ENTERTAINMENT INC.(バンダイエンターテインメント)、株式会社ボンズ、株式会社博報堂DYメディアパートナーズ。この他、テレビアニメの製作には毎日放送が加わる。協賛企業「EUREKA Partners」は、株式会社角川書店、株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント、株式会社アニプレックス、株式会社バンダイチャンネル、株式会社USEN。
- ^ 本作の実績を主な授賞理由として、アニメーター吉田に対して贈られた。
- ^ 名前を年長順に並べると、モーリス・メーテルリンクになるが、劇中では彼らを年長順に呼ぶことは控えられている。
- ^ 限定版の方が、先に発売された。
- ^ 1日目はテレビ東京製作アニメ作品の関連イベント。本作を含む毎日放送製作作品のイベントは2日目のプログラム。
- ^ Bivattcheeは不参加。
出典
- ^ 『ワールドガイドエウレカセブン TR:1NEW WAVE THE MAGAZINE OF GAME ray=out』、株式会社メディアワークス、2006年1月30日、3ページより。
- ^ 第50話、21分25秒頃に、住民票の登録年月日として記載されている場面がある(母親のブラウ・サーストンの死亡日付と同じ)。
- ^ a b アニメ本編34話での会話。
- ^ アニメ本編33話での会話。
- ^ 『交響詩篇エウレカセブン・コンプリートベスト』より。
- ^ バンダイビジュアル公式サイト 「トラパーって何?」
- ^ a b 『交響詩篇エウレカセブン・コンプリートベスト』付属ブックレット。岡崎の表題はビートルズの同名曲から。
- ^ a b “Psalm of Planets Eureka seveN DICTIONARY”. トルネードベース. 2010年1月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年6月27日閲覧。
- ^ “放送情報”. エウレカセブンAO公式サイト. Project EUREKA AO. 2011年12月23日閲覧。
- ^ “エウレカセブン」でわかった番宣の新しいカタチ”. (2016年3月14日)
- ^ “【アニメ漫画キャラの魅力】ヘタレな少年から大きく成長!「レントン・サーストン」の魅力『交響詩篇エウレカセブン』” 2016年3月21日閲覧。
- ^ . https://gakumado.mynavi.jp/gmd/articles/20482+2016年3月21日閲覧。
- ^ “ハルカリ仏デビュー!パリ、カンヌでライブも”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2008年1月6日). オリジナルの2008年1月17日時点におけるアーカイブ。 2009年12月12日閲覧。
- ^ Psalm of Planets Eureka seveN DICTIONARY
- ^ コンプリートベスト付録の用語辞典より。
- ^ CDアルバム『交響詩篇エウレカセブン オリジナルサウンドトラック2』付属冊子(ライナーノート)中のインタビュー記事「a dialogue with Mr.Sato 佐藤直紀(音楽) x 佐藤大(シリーズ構成)」。
- ^ “交響詩篇エウレカセブン (5)”. ウェブカドカワ. 2007年9月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月30日閲覧。
- ^ CR交響詩篇エウレカセブン公式サイト※音量注意
固有名詞の分類
2005年のテレビアニメ |
機動新撰組 萌えよ剣 Capeta 交響詩篇エウレカセブン まじめにふまじめ かいけつゾロリ シュガシュガルーン |
アニメ作品 こ |
昆虫物語 みなしごハッチ KO世紀ビースト三獣士 交響詩篇エウレカセブン コボちゃん ことなかれヒーロー じんじゃーまん |
毎日放送のテレビアニメ |
まんが日本昔ばなし サクラ大戦TV 交響詩篇エウレカセブン 花の係長 とんでぶーりん |
日本の漫画作品一覧 |
CLOVER HoneyBlue 交響詩篇エウレカセブン GO!GO!HEAVEN! ロックマンX |
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