交流 蓄電

交流

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/18 22:15 UTC 版)

蓄電

交流は常に極性が変わるため、化学変化を利用して一方向へ電気を送ることで放電蓄電を行う電池に用いることはできず、交流のまま電気を貯めておくことができない。全ての電池の出力直流であることはもちろん、二次電池充電にも交流電源はそのまま使えず、整流が必要となる。

整流せずに交流機器のみで電力の出し入れを行う場合は、揚水発電フライホイール・バッテリーなど、一旦位置エネルギー運動エネルギーに置き換える必要がある。

脚注

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参考文献

  • 飯島重孝; 西尾和憲 『電気回路入門』(1版)槇書店、1990年。ISBN 4-8375-0541-4 
  • 電気学会編 編 『電気回路論 改訂版』(41版)オーム社、1993年。 

関連項目


注釈

  1. ^ ボルトアンペアをかけたもので、ワットに等しいが、皮相電力を表すことを示すために区別して用いられる。
  2. ^ 発電ではないが、無停電電源装置には停電時に矩形波を発生させるものもある。
  3. ^ レシプロ機などの小型機は今も直流発電機ダイナモ)を使用する。また昭和初期までの古い船舶、1960年代までの自動車も直流発電機であった。なお、一定の周波数で発電することが非常に重要な航空機などは、発電用エンジンの回転数変化の影響をなくすために定速駆動制御装置 (CSD : constant speed-drive unit) などによって規定の周波数を維持しなければならない。

出典

  1. ^ a b 日本国語大辞典,世界大百科事典内言及, ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典,デジタル大辞泉,百科事典マイペディア,世界大百科事典 第2版,日本大百科全書(ニッポニカ),精選版. “交流とは” (日本語). コトバンク. 2021年3月16日閲覧。
  2. ^ 定速駆動制御装置 - 日本航空・航空実用辞典 > 電気系統(更新日不明/2017年3月8日閲覧)


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