二科会 二科会の概要

二科会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/10/14 14:07 UTC 版)

沿革

現在、絵画部・彫刻部・デザイン部・写真部からなる。

結成の経緯、名前の由来、気風

文展は官展(=政府主催の展覧会)であり、大正初めには、画家の登竜門のひとつとして重要な存在になっていた。その日本画の部門は、新旧の二科に分かれており、新しい傾向の画家たちも比較的活動しやすかったのに比べて、洋画部門はそのようになっていなかった。そして、審査側が硬直的・停滞的な体質に陥っていた。

山下新太郎津田青楓有島生馬ら、新帰朝者(国費留学の経験者。当時の呼称)を中心にしたグループは、1913年の文展の審査に不満を持ち、洋画についても二科制とするよう政府側に建白書を提出したが、受け入れられそうにないため、新しい美術の発展を図るために文展を脱退し、“旧科”文展に対する“新科”の「二科会」を結成した。会員たるには文展に出展しないことが参加条件であった。創立メンバーには、山下・津田・有島の他に石井柏亭、田辺至、梅原龍三郎、柳敬助、小杉未醒、斎藤豊作、坂本繁二郎湯浅一郎らがいた。

後に独立美術協会一水会行動美術協会二紀会、一陽会が独立した。その後も、創立時の気風は受け継がれ、新しい傾向の作家に活躍の場を提供、多くの芸術家を輩出している。

応募と受賞

  • 工藤静香(2010年時点で「入選」14回と「特選」。これは「30代では極めて異例」と事務局も驚くほどの快挙)、石坂浩二八代亜紀五月みどりなど芸能人がしばしば入選することでも話題になる。また黒澤明佐藤春夫なども入選したことがある。乃木坂46若月佑美は2012年芸能人としてデザイン部初「入選」。以降3年連続「入選」。特に2014年には芸能人史上初の自由テーマ・ポスター部門と特別テーマ部門の2部門同時入選を果たした。[1][2]
  • 第95回二科展(2010年)統計データより
  • 絵画部 応募数 3,007点 入選数 689点 入選率 22.9%
  • 彫刻部 応募数   88点 入選数 67点  入選率 76.1%
  • デザイン部 応募数 2,448点 入選数 306名 入選率 12.5%
  • 写真部 応募数 17,785点 入選数 1,083点 入選率 6.1%

総応募点数 23,328点 総入選数 2,145点 入選率 9.2% 

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