中国 関連項目

中国

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/29 22:29 UTC 版)

中国(ちゅうごく、: 中國)は、ユーラシア大陸アジア大陸)の東部を占める地域、及びそこで成立した国家をさす用語。日本では、1972年日中国交正常化以降、中華人民共和国の略称としても使用されている[1][2][3]


注釈

  1. ^ 例えば軍人勅諭には、「昔神武天皇自ら大伴物部の兵どもを率ゐ、中国のまつろはぬものどもを討ち平らげ給ひ…」とある。
  2. ^ 西域都護の領域が「中国」と認識されていたかどうかについては別途出典を要する
  3. ^ そもそも中国大陸には近代まで「国家」という概念はなく、皇帝は中華思想のもと自らを地上で唯一の天子だと考えた。そして、各時代において民衆は、その圧制から逃れるために万里の長城を越えて周辺地域に移り住み、それを中央が再度取り込み膨張していったのが中国(概念)であり、その過程において近代になって注目され始めたのがチベットやウイグル、モンゴルなどで見られる民族宗教の問題である。

出典

  1. ^ 外務省:中華人民共和国
  2. ^ 中国 - Yahoo!ニュース Archived 2014年6月15日, at the Wayback Machine.
  3. ^ 地球の歩き方 > 中国の概要[リンク切れ]
  4. ^ a b 佐川, 英治、杉山, 清彦『中国と東部ユーラシアの歴史』NHK出版、2020年2月1日、14-15頁。ISBN 4595321899 
  5. ^ 漢書西域伝卷4「及秦始皇攘卻戎狄,築長城界中國」
  6. ^ 漢書溝恤志卷29
  7. ^ 『塩鉄論』「五二功業について」p250で南越王国の征服のくだりで、「南越は中国に従った」と記載がある
  8. ^ 邦訳『塩鉄論』「十四物価の安定について(輕重第十四)」p76-77(辺境の郡(邊郡)が中國に対置されている。 辺郡とは辺境の郡のことであり、郡とは行政機構の郡であるから、辺郡とは武帝が新規に征服した「中国」の外部の地域であると考えられる。「十六領土の拡張について(地廣第十六)」p85でも辺境の郡は中国に対置されている。 他に「四四秦の評価について(誅秦第四十四)」p216などがある。
  9. ^ 邦訳『塩鉄論』「二農業に力を入れることについて(力耕第二)」p12-13、「六復古について(復古第六)p33」、「十六領土の拡張について」p88、など
  10. ^ 「三七 礼をとうとぶことについて(崇禮第三十七)」p189
  11. ^ 東洋文庫『塩鉄論』39章p199の訳では「中夏」
  12. ^ 「四三和議をむすぶことについて(結和第四十三)」p211
  13. ^ 「五二功業について(論功第五十二)」p218「今、漢の領土は広く(今以漢國之大)」
  14. ^ 新唐書 卷215上 突厥上, 6023頁
  15. ^ 新唐書巻220列伝第145高麗伝に「遼東故中國郡縣」(遼東は今は高句麗の領土であるが嘗ては中国の郡県であった)という文章があり、明史巻320列伝第209「外国二/安南」の記載にも「安南本中國地」(安南(ベトナム社会主義共和国の中北部)は、もとは中国の地であった)とある。
  16. ^ 後藤多聞『ふたつの故宮』NHK出版
  17. ^ 《欽定大清会典》卷五十六「夫對遠人頌述朝廷,称中國,或称天朝,乃一定之理」
  18. ^ 間宮林蔵述村上貞助編『東韃紀行』国立公文書館デシタルアーカイブ 東韃地方紀行 中巻(文化八年(1811年)筆原本画像)
  19. ^ 閻立「<論考> 「大清国籍条例」の制定・施行と日本 (経営学部特集号)」『大阪経大論集』第63巻第4号、2012年11月、283-298頁、ISSN 0474-7909CRID 1050282677460618752 
  20. ^ a b 佐川, 英治、杉山, 清彦『中国と東部ユーラシアの歴史』NHK出版、2020年2月1日、215-218頁。ISBN 4595321899 
  21. ^ 川島真「最初の歴史教科書問題」(日本経済新聞、2009年10月26日)
  22. ^ 1906年中国革命同盟会の機関誌『民報』誌上で発表。
  23. ^ 佐川, 英治、杉山, 清彦『中国と東部ユーラシアの歴史』NHK出版、2020年2月1日、228-230頁。ISBN 4595321899 
  24. ^ 精衛 (1905-11-26). “民族的国民”. 民報 (1・2). 
  25. ^ 中国之新民(梁啓超) (1903-10-04). “政治学大家伯倫知理之学説”. 新民叢報 (38・39合併). 
  26. ^ 烏澤聲「満漢問題」1907年
  27. ^ a b 佐川, 英治、杉山, 清彦『中国と東部ユーラシアの歴史』NHK出版、2020年2月1日、217-218頁。ISBN 4595321899 
  28. ^ 清朝とは何か P.2
  29. ^ 金振雄「日本における「清朝史」研究の動向と近年の「新清史」論争について―加藤直人著『清代文書資料の研究』を中心に」『Quadrante : クァドランテ : 四分儀 : 地域・文化・位置のための総合雑誌』第20巻、東京外国語大学海外事情研究所、2018年3月、169-174頁、doi:10.15026/91617hdl:10108/91617ISSN 1344-5987CRID 1390290699788158080 
  30. ^ レジナルド・ジョンストン新訳紫禁城の黄昏』本の風景社https://books.google.co.jp/books?id=aiiz4H-sExkC&printsec=frontcover&dq=%E6%96%B0%E8%A8%B3%E7%B4%AB%E7%A6%81%E5%9F%8E%E3%81%AE%E9%BB%84%E6%98%8F&hl=en&ei=JDDMTPyiBoqEvgOHu6UQ&sa=X&oi=book_result&ct=result&resnum=1&ved=0CCUQ6AEwAA#v=onepage&q&f=false 
  31. ^ 佐川, 英治、杉山, 清彦『中国と東部ユーラシアの歴史』NHK出版、2020年2月1日、19-20,254-257頁。ISBN 4595321899 
  32. ^ “中国で勢い増す「黄帝」崇拝 愛国心鼓舞、少数民族抑圧と紙一重”. 北海道新聞. (2014年5月18日). https://web.archive.org/web/20150424010908/http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/international/international/1-0124959.html 2014年5月18日閲覧。 
  33. ^ この訳語は、「中国」という言葉と一致しない、という見解があるが、新唐書列傳第146上/西域上/天竺國には、当時のインドの用語「シナ」を唐側では「中国」と理解していた用例が残っている。唐から当時北インドを支配していたヴァルダナ朝マガダ国に使者が送られ、唐使を迎えたマガダ王が家臣に「いにしえよりマハーチーナ(大シナという意味)の使者がわが国に来たことはあったのか?」と問い、家臣が「ありません」と回答した文章に続いて、「戎(えびす)の言葉では中国をマハーチーナ為す」との解説が付されている。原文は以下「「自古亦有摩訶震旦使者至吾國乎?」皆曰:「無有。」戎言中國為摩訶震旦」






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