ロシア語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/11 01:27 UTC 版)
文例
日本語 | ロシア語 | 備考 |
---|---|---|
こんにちは | ひとつめのвは黙字。 | |
やあ! | 親しみを込めた「こんにちは」 | |
やあ! | 親しみを込めた「こんにちは」 | |
はじめまして | 名前を言った後に言う | |
おはよう | ||
こんにちは | ||
こんばんは | ||
お休みなさい | ||
さようなら | 「また会いましょう、また会うときまで」 | |
さようなら | 当分会えない場合 | |
さようなら | 「また明日」 | |
ありがとう | ||
すばらしい | ||
はい | ||
いいえ | ||
すいません 、ごめんなさい | 「許してください」の意。 | |
どういたしまして | 「全くない」という意味。(英語: Not At All) | |
お名前は? | ||
私は…です。 | 「…」の部分は名前 | |
私はあなたを愛しています。 | тебяを取って最後に名詞の対格を持ってくると「~が好きです」という意味になる。 | |
おかえりなさい | ||
喜んで | 英語: With pleasure | |
残念ながら | К сожалению. | |
幸いなことに | К счастью. | |
夕食はいつか? | Когда ужин? | |
これをロシア語で何という? | Как это по-русски? |
日本語かなのキリル文字表記
あ列 а |
い列 и |
う列 у |
え列 э |
お列 о |
ゃ列 я |
ゅ列 ю |
ょ列 ё | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
あ行 |
あ а |
い и |
う у |
え э |
お о | |||
か行 к |
か ка |
き ки |
く ку |
け кэ |
こ ко |
きゃ кя |
きゅ кю |
きょ кё |
さ行 с |
さ са |
し си |
す су |
せ сэ |
そ со |
しゃ ся |
しゅ сю |
しょ сё |
た行 т |
た та |
ち ти |
つ цу |
て тэ |
と то |
ちゃ тя |
ちゅ тю |
ちょ тё |
な行 н |
な на |
に ни |
ぬ ну |
ね нэ |
の но |
にゃ ня |
にゅ ню |
にょ нё |
は行 х |
は ха |
ひ хи |
ふ фу |
へ хэ |
ほ хо |
ひゃ хя |
ひゅ хю |
ひょ хё |
ま行 м |
ま ма |
み ми |
む му |
め мэ |
も мо |
みゃ мя |
みゅ мю |
みょ мё |
や行 й |
や я |
N/A | ゆ ю |
N/A | よ ё |
N/A | N/A | N/A |
ら行 р |
ら ра |
り ри |
る ру |
れ рэ |
ろ ро |
りゃ ря |
りゅ рю |
りょ рё |
わ行 |
わ ва |
N/A | N/A | N/A | を о |
N/A | N/A | N/A |
が行 г |
が га |
ぎ ги |
ぐ гу |
げ гэ |
ご го |
ぎゃ гя |
ぎゅ гю |
ぎょ гё |
ざ行 дз |
ざ дза |
じ дзи |
ず дзу |
ぜ дзэ |
ぞ дзо |
じゃ дзя |
じゅ дзю |
じょ дзё |
だ行 д |
だ да |
ぢ дзи |
づ дзу |
で дэ |
ど до |
ぢゃ дзя |
ぢゅ дзю |
ぢょ дзё |
ば行 б |
ば ба |
び би |
ぶ бу |
べ бэ |
ぼ бо |
びゃ бя |
びゅ бю |
びょ бё |
ぱ行 п |
ぱ па |
ぴ пи |
ぷ пу |
ぺ пэ |
ぽ по |
ぴゃ пя |
ぴゅ пю |
ぴょ пё |
撥音 | ん н/м |
N/A | N/A | N/A | N/A | N/A | N/A | N/A |
母音の後に続く「い」は и ではなく й を用いる。例えば
- ^ アクセントのないоは[ɐ~ə]、еは[ɪ~ɪ̯ə~ə]に弱化するため、正確にはイ クラトカヤ[ˈi ˈkratkəɪ̯ə]。
- ^ 半母音の й は、主に母音の後ろでのみあらわれ、日本語のヤ、ユ、ヨのように [j] の音の後ろに母音が続く場合は е, ё, ю, я を用いる。
- ^ a b 硬音の子音は微妙に「ウ」の音感、軟音の子音は微妙に「イ」の音感を伴う。
- ^ 硬音記号は、現在では軟母音で始まる単語の前に硬子音で終わる接頭辞が付加される場合(例: под + ехать → подъехать)にしか用いられない。ただし日本語をロシア語式に音訳する際、[n]と後続の母音を分けて発音することを明示する必要がある場合など(例:欽一の「きんいち」が「きにち」にならないようにする)、外国語の表記に用いることがある。
- ^ к、т、чの前のгは/х/となるため、正確にはミャフキイズナク[ˈmʲæxʲkʲɪɪ̯ znak]。
- ^ 軟音記号はそれが伴う直前の子音が軟音であることを現す。
注釈
- ^ 公的なロシア語教育の起源は1871年に外務省が設置した「独魯清語学所」で、これは東京外国語学校に統合された。
- ^ 同年のポーツマス条約で日本が南樺太を領有。サハリンをロシアと南北分割する。1910年の韓国併合で日本領となった朝鮮北東端の日本海沿岸部分が、ロシアの沿海地方と豆満江河口部で接した。
- ^ 杉山は1916年を同大学露語学科の設置年としている。
- ^ 戦後の学制改革で大阪外国語大学となり、2007年に大阪大学へ統合。ロシア語教育の部署は同大学外国語学部ロシア語専攻としてその後も残存。
- ^ 現在の天理大学。2020年現在ではロシア語やロシア文学の単独学科はなく、同大学国際学部地域文化学科ヨーロッパ・アフリカ研究コースにロシア語担当の教員が在籍。
- ^ 一部はソ連とともに日本と戦ったモンゴル人民共和国領内の収容所へ送られた。
- ^ 千島列島南部の国後島や択捉島、北海道東方の色丹島などでは日本政府が領有権の残存を主張している(北方領土問題)。
- ^ 「ゴールデンカムイ」は日露戦争後の北海道が主な舞台となる作品で、登場人物は作品中でサハリンに渡航し、戦後に日本領となった南樺太とロシア領にとどまった北樺太の双方を訪れる。詳細は当該項目参照。
- ^ ノヴォシビルスク出身、現在は日本在住の女性声優。本名はイヴギェーニヤ・ダヴィデューク。
- ^ 但し同大学が本拠地を置く京都市はウクライナの首都キーウと姉妹提携を結んでおり、京都市においても、ロシア・ウクライナ危機を受け、ウクライナ国内の地名をロシア語ではなく、ウクライナ語での表記を行っている。
- ^ 「ヤカガーマ」古い時期の表記でハ行音にхでなくгを使用している
出典
- ^ 岩間他(1979), pp. 260-261.
袴田茂樹. “第5回 ロシア人と外国語――欧米文化に復帰するロシア人”. TMU CONSULTING. 2012年11月27日閲覧。 - ^ 田中克彦『「スターリン言語学」精読』、岩波書店、2000年、171頁
- ^ a b 旧ソ連圏で相次ぐ“ロシア語離れ” 反露感情、ロシアの地位低下を反映か産経新聞 2018年9月30日
- ^ 桂川甫周『北槎聞略・大黒屋光太夫ロシア漂流記』亀井高孝校訂、岩波書店(岩波文庫)1993年(平成5年)、148~156頁、273~332頁
- ^ ロシア語の黎明期渡辺雅司、ロシア語ロシア文学研究15号、1983-09
- ^ a b c “概要”. 早稲田大学文学学術院文学部 ロシア語ロシア文学コース. 2020年12月13日閲覧。
- ^ 杉山、138p。
- ^ 西原史暁、「ロシア語、第二外国語となる―戦後の東京大学の場合」、2011年2月6日公開、2020年12月13日閲覧。この時点では理科一類(工学部系)と理科二類(理学部・農学部・薬学部系)の学生のみ。後に全6科類の学生に対象が拡大。
- ^ “東京物語 Токио Моногатари - ニコライ堂”. ロシア語通訳協会. 2020年12月13日閲覧。
- ^ “京都市も「キーウ」に ウクライナ首都の呼称、4月1日から”. 47NEWS. 2022年4月1日閲覧。
- ^ “キエフを「キーウ」へ変更 ウクライナの首都名称”. 中日新聞. 2022年4月1日閲覧。
- ^ 【追記あり】駅に掲出されていた「ロシア語の案内」が「調整中」に…… ウクライナ侵攻との関連は? JR東に聞いた - ねとらぼ
- ^ 「旧ソ連圏、強まる反露感情 ロシア語離れ加速」『産経新聞』朝刊2018年9月30日(国際面)2019年1月10日閲覧
- ^ 小森 (2007a) 228頁
- ^ a b 小森 (2009) 119頁
- ^ a b 坂井「二つの主要言語」『カザフスタンを知るための60章』、34-38頁
- ^ 淺村卓生「カザフスタンにおける自国語振興政策 及び文字改革の理念的側面」『外務省調査月報』第1号、外務省、2011年、1-24頁。
- ^ “旧ソ連圏で相次ぐ“ロシア語離れ” 反露感情、ロシアの地位低下を反映か”. 産経新聞. (2018年9月29日) 2018年9月30日閲覧。
- ^ 坂井「カザフ語」『中央ユーラシアを知る事典』、117-118頁
- ^ “Статус русского языка в странах бывшего СССР. Справка.”. fito-center.ru. 2013年2月23日閲覧。
- ^ “КОНСТИТУЦИЯ УЗБЕКИСТАНА”. constitutions.ru. 2013年2月23日閲覧。
- ^ “ウズベキスタン共和国基礎情報”. 日ウ投資環境整備ネットワーク. 2013年2月23日閲覧。
- ^ a b 島田志津夫 (2004年4月). “ウズベキスタン留学案内”. ricas.ioc.u-tokyo.ac.jp. 2013年2月23日閲覧。
- ^ ティムール・ダダバエフ『社会主義後のウズベキスタン - 変わる国と揺れる人々の心』アジア経済研究所、2008年。ISBN 978-4-258-05110-6。
- ^ a b “旧ソ連圏、ロシア語回帰 タジキスタン ことばを訪ねて(4)”. 朝日新聞 (2011年10月17日). 2012年5月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年6月25日閲覧。
- ^ “キルギス共和国憲法 (2010年6月27日採択)”. 在キルギス日本国大使館. 2021年2月24日閲覧。
- ^ “旧ソ連圏で相次ぐ“ロシア語離れ” 反露感情、ロシアの地位低下を反映か”. 産経新聞. (2018年9月29日) 2018年9月30日閲覧。
- ^ “アラスカに残る18世紀のロシア語”. ロシア・ビヨンド (2014年2月20日). 2022年12月1日閲覧。
- ^ アラスカでロシア語の方言発見、ロシアNOW、2013年5月30日
- ^ ソ連科学アカデミー東洋学研究所『和露大辞典』ニコライ・コンラド監修、1976年、ナウカ、裏表紙の表の表記に基づいた。
- ^ Габдуллина Лексические заимствования из японского языка в русский: когнитивно-прагматические особенности и процесс ассимиляции // Вест. Челябинского гос. университета. — 2012. — № 2 (256), Филология. Искусствоведение. — Вып. 62. — С. 12—16.
ロシア語と同じ種類の言葉
固有名詞の分類
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古シベリア諸語 ユカギール諸語 ロシア語 アルタイ語 チュクチ・カムチャツカ語族 |
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