レターパック レターパックの概要

レターパック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/04/03 07:32 UTC 版)

専用封筒の正式名称を「特定封筒」といい、これを用いた郵便物を「特定封筒郵便物」と呼称するが、一般的には愛称である「レターパック」の呼称が広く用いられている[1][2]。レターパックの発売に伴い販売を終了したエクスパック500の事実上の後継として、旧 郵便事業時代の2010年4月1日からサービスを開始した[3]

かつては、サービス内容(後述)により「レターパック500」「レターパック350」と称していたが、2012年5月下旬以降(在庫が終了次第)は現名称に変更された[4](以下、名称は全て新名称で記述)。

概要

郵便局ゆうゆう窓口など[注 1]で販売される専用封筒を購入し、切手を貼らずに郵便ポストや郵便窓口で差出する。

日本国内限定のサービスであり、国外への発送はできない。料金は発着地域に関わらず一律だが、それぞれ封筒付きの料金で500円の「レターパックプラス」と350円の「レターパックライト」の2種類がある[注 2]。また、「郵便扱い」となるため信書の送付も可能である[注 3]

封筒サイズは340mm×248mmで、A4サイズの普通紙であれば200枚以上を入れることが可能である。なお、郵便ポストに投函できるとされているが、封筒サイズが比較的大型であるため、ポストによっては差し入れ口に入らないことがある[注 4]

重量は最大4kg以内となっており、エクスパックの最大30kgからは大幅減となった。

紛失や破損時の補償は一切なく、封筒には精密機器や貴重品を送付しないよう注意を喚起する文面が記載されている。

当サービスでの特殊取扱は、「レターパックプラス」に自動的に付加される「交付記録[5]」のみであり、書留や配達日指定などは利用することができない。

封筒には、航空機による輸送が可能かどうか判別するため「品名」を記載する欄がある[注 5]

日曜・祝日も配達を行う[6]

配達状況は、日本郵便のウェブサイトで固有の番号(お問い合わせ番号)を入力することにより照会が可能である。

サービスの詳細

両方とも封ができるテープが付いている。

レターパックプラス

交付記録郵便とする特殊取扱を付加した特定封筒である。旧名称は「レターパック500」である。

  • 料金は500円(2014年4月1日以降は510円[7])。厚さ制限なし(ただし専用封筒に入ること)。集荷も行う。デザインは赤。
  • 手渡し配達(対面配達)であり、受取人が受領証に押印か署名をする。
  • 配達時点に配達完了の端末入力が行われる。
  • 約款において「速達扱い」を謳っていないが、実際の取扱は速達並みの所要時間で配達されている[要出典]。なお、正式な速達扱いではないので、配達が遅れたとしても速達料金相当の料金が返還されることはない。

レターパックライト

旧名称は「レターパック350」である。

  • 料金は350円(2014年4月1日以降は360円[7])。厚さは3cm以内。集荷は行わない。デザインは青(レターパック350時代は薄ピンク)。
  • 受箱(郵便受け)に配達する。
  • サービス開始時は配達出発前に配達完了の端末入力が行われていたが、2011年4月以降は順次、この入力を配達時点に行うよう変更している[8][注 6]
  • 配達の所用時間は、引受の締切時刻についてはレターパックプラスと同等としている[9]。また、約款において「速達扱い」を謳っていないが実際の配達において、支店間の輸送は速達扱いであるものの配達は速達やレターパックプラスと違って最先便配達の義務がないので、それらよりも最大1日程度遅れることがある[要出典]

他のサービスへの影響

  • レターパックの販売開始に伴い、専用封筒のサイズが同一であるなど、レターパックプラスと類似のサービス(郵便物か否かおよび、重量制限について相違する)であるエクスパックの販売は終了となったが、差出は同サービスが終了する2014年3月31日[10]まで可能である。
  • サービス内容がレターパックライトと部分的に重複するポスパケットは、本サービス開始に伴い料金が400円から350円に値下げされている。

  1. ^ 一部のコンビニエンスストアローソンミニストップ)でも販売されている。
  2. ^ 封筒はそれぞれ専用のものを使用するため、「レターパックライト」用の封筒で差額150円の支払い(または切手の貼付)をしても「レターパックプラス」として利用することはできない。
  3. ^ エクスパックは荷物扱いのため、信書を送付できない。
  4. ^ 1997年ごろから設置が始まった現行型ポスト(郵便差出箱10号 - 14号など)については差し入れ口が幅広に作られているため問題なく入る。また、従来型ポストにおいても差し入れ口を幅広に改造したものがあり、こちらも問題なく入る。
  5. ^ 同様の記載欄があるゆうパックやエクスパックでは、品名の記載がない場合は航空便による輸送ができない旨の案内がある。※参考:ゆうパック・エクスパック500をご利用いただく前に、ご確認ください! - 郵便事業
  6. ^ 同様の入力方法だった特定記録も同月より同じ扱いとなっている。 ※参考:特定記録 - 郵便事業(2011年10月16日閲覧)
  1. ^ 電子郵便サービスの改善及び「特定封筒」の発行等(報道発表資料) - 郵便事業(2009年7月17日付、2010年9月7日閲覧)
  2. ^ (2)商品・サービス一覧 (p.32) - 日本郵政(2010年7月発行、同年9月7日閲覧、上位リンク:日本郵政グループ ディスクロージャー誌 2010
  3. ^ 「レターパック」4月1日サービス開始(報道発表資料) - 郵便事業(2010年2月2日付、同年9月7日閲覧)
  4. ^ レターパックの愛称とデザインが変わります (PDF) (報道発表資料) - 郵便事業(2012年5月16日付、同日閲覧)
  5. ^ 当サービスにあたって新設された取り扱いである。※参考:郵便約款の変更の認可申請の概要及び審査結果(「特定封筒」の発行及び「交付記録」の新設) (PDF) - 総務省(2009年7月17日付)
  6. ^ 祝日における郵便物等の集配業務 - 郵便事業
  7. ^ a b 郵便料金の変更認可申請及び変更届出等 (PDF) - 日本郵便(2013年12月2日付、同月6日閲覧) ※料金の詳細は、同ページのリンク(「別紙1」)を参照。
  8. ^ レターパック - 郵便事業(2011年10月16日閲覧)
  9. ^ お届け日数を調べる > ご利用上のご注意 - 郵便事業(2011年10月16日閲覧)
  10. ^ エクスパックの取扱終了(プレスリリース) - 日本郵便(2013年12月2日付、同月6日閲覧)


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