レターパック レターパックの概要

レターパック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/09/21 05:46 UTC 版)

第一種郵便物 > レターパック

このサービスは簡単に言えば、「準速達で、郵便料金込みの専用封筒付き」のサービスである。レターパックプラスは速達簡易書留に取扱の厳密性を無くしたものに近い。レターパックライトは速達特定記録に速達性を少し落としたものに近い。

かつては、「レターパック500」「レターパック350」と称していたが、2012年5月下旬に現名称に変更された[1]。発売当時は旧名称の示す通り、料金それぞれ500円、350円だったが、2014年4月1日消費税率が改定(5%→8%)されたことにともない10円ずつ値上げされた。なお、旧料金時代に購入したレターパックを使用するには、別途10円分の切手を貼る必要がある。

概要

郵便局ゆうゆう窓口など[注 1]で販売されているレターパック(専用封筒)を購入し、切手を貼らずに郵便ポストや郵便窓口で差し出す。

日本国内限定のサービスであり、海外への発送はできない。料金は発着地域に関わらず一律だが、それぞれ封筒付きの料金で510円の「レターパックプラス」と360円の「レターパックライト」の2種類がある[注 2]。また、「郵便物扱い」となるため信書の送付も可能である[注 3]

封筒サイズは340mm×248mmで、A4サイズの普通紙であれば100枚程度を入れることが可能である。なお、郵便ポストに投函できるとされているが、封筒サイズが比較的大型であるため、ポストによっては差し入れ口に入らないことがある[注 4]

重量は最大4kg以内。また、レターパックライトは厚さが3cm以内に制限されている。

紛失や破損時の補償は一切なく、封筒には精密機器や貴重品を送付しないよう注意を喚起する文面が記載されている。最近では振り込め詐欺の一種でレターパックを利用して送金させる事案が発生している[2]ことを受け、封筒の折り返し部分に「『レターパックで現金を送れ』は全て詐欺です。」と大書きされるようになった。

当サービスに特殊取扱を付けることはできない。従って書留や配達日指定などを付けることはできない。

封筒には、航空機による輸送が可能かどうか判別するため「品名」を記載する欄がある[注 5]

日曜・祝日も配達を行う[3]が、配達先が会社や学校のように日曜・祝日が休業となっている場合は基本的に配達しない。

配達状況は、日本郵便のウェブサイトで追跡番号(お問い合わせ番号)を入力することにより追跡が可能である。

サービスの詳細

レターパックプラス

  • 旧名称は「レターパック500」。
  • 料金は510円。集荷も行う。デザインは赤。
  • 手渡し配達(対面配達)であり、受取人が受領証に押印か署名をする。
  • 「配達時」に配達完了の端末入力を行う。
  • 約款において「速達扱い」を謳っていないが、実際の送達日数は、在宅ならば速達に近い。ただし留守の場合は受け取れないので配達日は受取人が再配達希望して受け取った日となる。なお、正式な速達扱いではないので、配達が遅れたとしても速達料金相当の料金が返還されることはない。土日祝は会社や学校宛ては休業が多いので月曜回しになることが多い。
  • 遠方宛ての場合で、品名が不詳、または電子機器のように航空搭載できない内容品の場合は、陸送となるため、送達が1日~数日遅れる。
  • 留守の場合、宅配ボックスのあるマンションならば、受取人の承諾がなくても、宅配ボックスに配達する。(宅配ボックスに必ず入れて欲しい場合は住所欄末尾に「不在時宅配ボックス希望」と書き、逆に、宅配ボックスに入れて欲しく無い場合は住所欄末尾に「宅配ボックス禁止」と書く。)

レターパックライト

  • 旧名称は「レターパック350」。
  • 料金は360円。厚さは3cm以内。局にある3cmゲージを通らなければ引受拒否となる。集荷は行わない。デザインは青(レターパック350時代は薄ピンク)。
  • 郵便受けに配達する。(郵便受けが小さくて入らない場合は、二つ折りに折り曲げて郵便受けに配達する)
  • 「配達後」に配達完了の端末入力を行う。
  • 約款において「速達扱い」を謳っていない。実際には、「郵便局間の輸送」は速達扱いであるものの、「配達」は速達やレターパックプラスとは異なり、最先便配達の義務がなく、朝や昼過ぎまでに配達局に到着したものを当日夜までに配達すれば良いことになっているので、速達よりは遅い。土日祝は会社や学校宛ては玄関が閉まっていて配達員が郵便受けに行けないことがあるので月曜回しになることが多い。

スマートレター

2015年4月3日から始まったサービス。料金は180円である[4]。サイズは250mm×170mm(A5サイズ相当)で、郵便約款上は「小型特定封筒」と呼ばれる。郵便受けに配達する。重量は1㎏以内、厚さは2cm以内。追跡番号が無いので追跡はできない。品名の記載欄はない。日曜・祝日の配達は行わない。

レターパックと同じ「レター」という名称が付いているものの、レターパックとは全く異なるサービスであり、速達性は全く無い。いったん引き受けた後は、区分・輸送・配達を定形外普通郵便と区別することなく行うため、送達日数は定形外普通郵便と全く同じである。

当初は東京都内の郵便局、切手類販売所及びオンライン通販でのみ販売されていたが、2015年5月に販売地域を千葉県埼玉県神奈川県等に拡大し、8月3日から全国拡大した[5]




  1. ^ コンビニエンスストアでも店舗によっては販売されている。
  2. ^ 封筒はそれぞれ専用のものを使用するため、「レターパックライト」用の封筒で差額150円の支払い(または切手の貼付)をしても「レターパックプラス」として利用することはできない。
  3. ^ エクスパック荷物扱いのため、信書を送付できなかった。
  4. ^ 1997年ごろから設置が始まった新型ポスト(郵便差出箱10号 - 14号など)については差し入れ口が幅広に作られているため問題なく入る。
  5. ^ 同様の記載欄があるゆうパックやエクスパックでは、品名の記載がない場合は航空便による輸送ができない旨の案内がある。※参考:ゆうパック・エクスパック500をご利用いただく前に、ご確認ください! - 郵便事業
  1. ^ [1] (PDF) (報道発表資料) - 郵便事業(2012年5月16日付、同日閲覧)
  2. ^ ご注意ください! レターパックを使った詐欺犯罪が増えています(プレスリリース) - 日本郵便株式会社(2014年7月3日)
  3. ^ 祝日における郵便物等の集配業務 - 郵便事業
  4. ^ 「スマートレター」の販売・提供開始”. 日本郵便 (2015年3月6日). 2015年4月10日閲覧。
  5. ^ 「スマートレター」の全国販売開始”. 日本郵便 (2015年7月31日). 2016年2月26日閲覧。
  6. ^ 電子郵便サービスの改善及び「特定封筒」の発行等(ニュースリリース) - 郵便事業(2009年7月17日付、2010年9月7日閲覧)
  7. ^ (2)商品・サービス一覧(p.32) - 日本郵政(2010年7月発行、同年9月7日閲覧、上位リンク:日本郵政グループ ディスクロージャー誌 2010


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