レターパック レターパックの概要

レターパック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/07/10 14:55 UTC 版)

このサービスは簡単に言えば、「準速達で、郵便料金込みの専用封筒付き」のサービスである。レターパックプラスは速達簡易書留に取扱の厳密性を無くしたものに近い。レターパックライトは速達特定記録に速達性を少し落としたものに近い。

かつては、「レターパック500」「レターパック350」と称していたが、2012年5月下旬以降は現名称に変更された[1](以下、名称は全て新名称で記述)。発売当時は旧名称の示す通り、料金それぞれ500円、350円だったが、2014年4月1日消費税率が改定(5%→8%)されたことにともない10円ずつ値上げされた。

概要

郵便局ゆうゆう窓口など[注 1]で販売される専用封筒を購入し、切手を貼らずに郵便ポストや郵便窓口で差し出す。

日本国内限定のサービスであり、国外への発送はできない。料金は発着地域に関わらず一律だが、それぞれ封筒付きの料金で510円の「レターパックプラス」と360円の「レターパックライト」の2種類がある[注 2]。また、「郵便物扱い」となるため信書の送付も可能である[注 3]

封筒サイズは340mm×248mmで、A4サイズの普通紙であれば100枚程度を入れることが可能である。なお、郵便ポストに投函できるとされているが、封筒サイズが比較的大型であるため、ポストによっては差し入れ口に入らないことがある[注 4]

重量は最大4kg以内。ライトの方は加えて厚さが3cm以内に制限されている。

紛失や破損時の補償は一切なく、封筒には精密機器や貴重品を送付しないよう注意を喚起する文面が記載されている。最近では振り込め詐欺の一種でレターパックを利用して送金させる事案が発生している[2]ことを受け、封筒の折り返し部分に「『レターパックで現金を送れ』は全て詐欺です。」と大書きされるようになった。

当サービスに特殊取扱を付けることはできない。従って書留や配達日指定などを付けることはできない。

封筒には、航空機による輸送が可能かどうか判別するため「品名」を記載する欄がある[注 5]

日曜・祝日も配達を行う[3]が、配達先が会社や学校のように日曜・祝日が休業となっている場合は基本的に配達しない。

配達状況は、日本郵便のウェブサイトで固有の番号(お問い合わせ番号)を入力することにより照会が可能である。

サービスの詳細

レターパックプラス

  • 旧名称は「レターパック500」。
  • 料金は510円。集荷も行う。デザインは赤。
  • 手渡し配達(対面配達)であり、受取人が受領証に押印か署名をする。
  • 「配達時」に配達完了の端末入力を行う。
  • 約款において「速達扱い」を謳っていないが、実際の送達日数は、在宅ならば速達に近い。留守だと受け取れないので実際の配達日は遅れる。なお、正式な速達扱いではないので、配達が遅れたとしても速達料金相当の料金が返還されることはない。もちろん土日祝は会社や学校宛ては休業が多いので月曜回しになることが多い。
  • 留守の場合、宅配ボックスのあるマンションならば宅配ボックスに配達する。

レターパックライト

  • 旧名称は「レターパック350」。
  • 料金は360円。厚さは3cm以内。局にある3cmゲージを通らなければ引受拒否となる。集荷は行わない。デザインは青(レターパック350時代は薄ピンク)。
  • 受箱(郵便受け)に配達する。
  • 「配達後」に配達完了の端末入力を行う。
  • 約款において「速達扱い」を謳っていない。実際には、郵便局間の輸送は速達扱いであるものの、配達は速達やレターパックプラスと違って最先便配達の義務がなく、昼過ぎまでに配達局に到着したものは当日夜までに配達すれば良いことになっている。もちろん土日祝は会社や学校宛ては休業が多いので月曜回しになることも多い。

スマートレター

2015年4月3日から始まったサービスで、レターパックより小さな封筒を用い、封筒付き料金は180円である[4]。サイズは250mm×170mmで、郵便約款上は「小型特定封筒」と呼ばれる。受箱(郵便受け)に配達する。レターパックと異なり、重量は1㎏以内、厚さは2cm以内で、郵便追跡サービスの利用はできないため追跡番号やバーコードは印刷されておらず、品名の記載欄もない。配達も日曜・祝日は行われない。

当面は東京都内の郵便局、切手類販売所及びオンライン通販でのみ販売されるが、2015年5月中に販売地域を千葉県埼玉県神奈川県等に拡大し、以後も順次拡大される予定である。なお、差出し・配達先については当初から日本全国で可能である。


  1. ^ 一部のコンビニエンスストアローソンミニストップ)でも販売されている。
  2. ^ 封筒はそれぞれ専用のものを使用するため、「レターパックライト」用の封筒で差額150円の支払い(または切手の貼付)をしても「レターパックプラス」として利用することはできない。
  3. ^ エクスパックは荷物扱いのため、信書を送付できない。
  4. ^ 1997年ごろから設置が始まった新型ポスト(郵便差出箱10号 - 14号など)については差し入れ口が幅広に作られているため問題なく入る。
  5. ^ 同様の記載欄があるゆうパックやエクスパックでは、品名の記載がない場合は航空便による輸送ができない旨の案内がある。※参考:ゆうパック・エクスパック500をご利用いただく前に、ご確認ください! - 郵便事業
  1. ^ [1] (PDF) (報道発表資料) - 郵便事業(2012年5月16日付、同日閲覧)
  2. ^ ご注意ください! レターパックを使った詐欺犯罪が増えています(プレスリリース) - 日本郵便株式会社(2014年7月3日)
  3. ^ 祝日における郵便物等の集配業務 - 郵便事業
  4. ^ 「スマートレター」の販売・提供開始”. 日本郵便 (2015年3月6日). 2015年4月10日閲覧。
  5. ^ 電子郵便サービスの改善及び「特定封筒」の発行等(ニュースリリース) - 郵便事業(2009年7月17日付、2010年9月7日閲覧)
  6. ^ (2)商品・サービス一覧 (p.32) - 日本郵政(2010年7月発行、同年9月7日閲覧、上位リンク:日本郵政グループ ディスクロージャー誌 2010


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