レシプロエンジン レシプロエンジンの概要

レシプロエンジン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/02 19:18 UTC 版)

熱機関 > 内燃機関 > レシプロエンジン

燃料燃焼による熱エネルギーを作動流体圧力膨張力)として利用し、まず往復直線運動に変換し、ついでクランクを用いて回転運動力学的エネルギーとして取り出す原動機である。初期の蒸気機関においてポンプに使われたそれのように、往復運動を直接利用する場合もある。燃焼エネルギーをそのまま回転運動として取り出すタービンエンジンヴァンケル型ロータリーエンジンと対置される概念でもある。

船舶自動車非電化区間向けの鉄道車両航空機といった乗り物の他、発電機やポンプなどの定置動力にも用いられ、一般的な動力源として広く普及した。20世紀中盤以降、航空機では大排気量・高出力のものからガスタービンエンジンに置き換わり、21世紀に入ると、分野によっては、再生可能エネルギーを利用したカーボンニュートラル化が容易な電動機に置き換わりつつある。


注釈

  1. ^ 日本語訳でフリーピストン機関とされている事が多いが、英語のFree-piston engine(ドイツ語ではFreikolbenmaschine)とは別物なので注意が必要。

出典

  1. ^ 『学習漫画早わかり航空会社のしくみ』128頁。


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