ルーター モバイルWi-Fiルーター

ルーター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/10 08:25 UTC 版)

ルーターまたはルータ: router)は、コンピュータネットワークにおいて、データを2つ以上の異なるネットワーク間に中継する通信機器である。通信プロトコルTCP/IPが使われるようになってから普及した。データをネットワーク層で、どのルートを通して転送すべきかを判断するルート選択機能を持つ。


注釈

  1. ^ CATVやADSLが広まった後も、安定したインフラクチャであるナローバンドとしての利用は続いた[4]
  2. ^ ただし、ブロードバンド普及についての経緯や規模は各国の政策、通信事情により異なる[5]
  3. ^ レイヤ2スイッチもASIC実装に至る。
  4. ^ 主にヤマハ製品で使われる呼称。ヤマハはエッジルーターを拠点ルーターと呼ぶ。
  5. ^ 概ね2010年代前半までの機種。2010年代後半以降最新のIPv6/IPv4 over IPv6方式には対応していないものも多い
  6. ^ 本体に穴を開け、PC用ケースファンを設置するユーザもいる[9]
  7. ^ 2010年代後半以降、フレッツ網におけるIPv6でのIPv6 IPoEやIPv4 over IPv6の普及以降は、日本の各メーカーにおいて標準的機能となった。(生産終了機種を除く)
  8. ^ 一部のISP回線事業者(FVNE)での方式
  9. ^ フレッツ網におけるIPv6 IPoEルーティングは、「フレッツv6オプション」を契約により登録して、特定のVNE/ISPに接続(NGN網上の固定ルート設定)する形態であり、フレッツ網側からプレフィクスが広告(RA)される仕組みは共通であり、VNE/ISPによる差異は小さい。
  10. ^ IPv4 over IPv6の方式は各種類があり(基本的にはVNEごとに方式が違う場合がある)、ISP毎に対応する方式が異なる。ルーター側も全方式を網羅している訳ではないため、ルーターが非対応のサービス方式にはそのままでは接続不可。
  11. ^ セッションの発生から終了までを完全に監視し、中間者攻撃リセットパケットによる攻撃を排除する。(家庭用BBRでは基本的機能と言って良い)
  12. ^ (特定のプライベートアドレス機器をポート変換してグローバルIPアドレスとして公開) 
  13. ^ (対応機器は限定的である)
  14. ^ スマートフォンなどモバイル機器の普及により、無線アクセスポイント機能としての開発比重が高まっており、純粋な(ブロードバンド)ルーター的機能は付加的なものとなっている。例えばフレッツではHGW(ホームゲートウェイ)によるルーター機能の提供、フレッツ以外でもISP回線事業者によるレンタルルーター提供などが一般的である。
  15. ^ 2010年代以降、家庭向けルータ機器のCPUパワーでは非現実的となり、サービス終了・機能終了していった。近年ではDNSサービス側でのフィルタリングサービスを選択可能なものもあるが限定的である(サービス終了のものもある)
  16. ^ Infonetics Researchは、「EthernetとIPサービスへの移行が早まっている。2015年までにはATMやフレームリレーは実質的になくなるだろう、一方、専用線はもう少し先まで残る」と予測している[11]
  17. ^ モジュラー型はインターフェースカードをスロットに差し込むことでユニット交換が可能であり、拡張性に優れている。
  18. ^ フレームリレーの場合、ルーターをFRAD (Frame Relay Access Device) に設定し、接続先をデータ回線終端装置 (DCE) とする。
  19. ^ ルーターがIPパケットをルーティングする際、IPパケット・ヘッダーのTTL(Time To Live、IPパケットの寿命を表す数値)を1減らす。また、NAT/NAPTなどのアドレス変換時も、IPパケット・ヘッダーを書き換える。また、転送先のルートに合わせて、IPパケットを分割する場合もある。
  20. ^ cisco社ではアクセスリストまたはアクセス制御リスト (Access Control List) として実装する。
  21. ^ ルーティングテーブルは、宛先アドレス、ネクストホップ、送出元のインタフェースの各情報を持つ。
  22. ^ cisco社では、これをアドバタイズメント (advertisement) と呼ぶ。
  23. ^ ヤマハのRTシリーズなどでは、ネットワークバックアップ機能と呼ばれる[16]

出典

  1. ^ Layer3 Switching Overview (PDF) p.6
  2. ^ a b 日経NETWORK 2005年1月号「発掘!ルーター開発物語」
  3. ^ 経済産業省資料『ルーター・スイッチの現状』
  4. ^ 「Amazingly, AOL still has 3.5 million dialup subscribers」
  5. ^ 「米国のブロードバンド事情」 (PDF)
  6. ^ LANをギガビットに導いた紫の遺伝子の軌跡 2009年8月13日
  7. ^ ルータを大衆化した先駆者「MN128-SOHO」2009年05月05日
  8. ^ ただし、ONUと呼ばれる機器には、純粋なONUであり光 - UTPのイーサネットブリッジであるものと、ONU+ブロードバンドルータ的機能を内包したものとの二種類がある。いずれにせよ、WAN側の光ファイバとLAN側のUTP等イーサネットの間を中継する。
  9. ^ 熱にだって負けない! ファンでクールなブロードバンドルーターを作る!
  10. ^ 無線LANのWEP暗号、60秒でクラッキング”. ITmedia NEWS. 2021年1月20日閲覧。
  11. ^ Ethernet、IP MPLS VPNサービスは2016年に810億ドル 2012年7月27日
  12. ^ ネットワーク機器講座ルータ編
  13. ^ QoS機能の特性と設定のポイント
  14. ^ 優先制御(2012年11月7日)
  15. ^ 帯域幅制限に関するトラフィック ポリシングとトラフィック シェーピングの比較 (PDF)
  16. ^ [1]
  17. ^ 「05群4編5章 IPデータ系システム」電子情報通信学会知識ベース (PDF)
  18. ^ 『日経NETWORK 2004年8月号』 P68の記事2012年12月14日閲覧
  19. ^ SD-WANの新しい使い道 新たなトレンドSDCIとは?|BUSINESS NETWORK”. BUSINESS NETWORK (2023年2月20日). 2024年4月10日閲覧。
  20. ^ 日経クロステック(xTECH). “SD−WANサービス 徹底解剖”. 日経クロステック(xTECH). 2024年4月10日閲覧。






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