ミネルバ (ガンダムシリーズ) 劇中での活躍

ミネルバ (ガンダムシリーズ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/13 03:04 UTC 版)

劇中での活躍

アーモリーワンにおいて進水式を控えての停泊中、カオスアビスガイアのセカンドステージシリーズMSがファントムペインにより強奪され、急遽その追撃任務に着く。デュランダル議長の避難所として活用され、しばらくデュランダル議長が居座ることになった。

ユニウスセブン落下テロ事件において、ユニウスセブンの地球への落下阻止に投入され、ユニウスセブンの破片をタンホイザーで破砕しながら地球へ降下する。地球連合プラントとの関係が緊張していく中、カーペンタリア基地ではセイバーを、ディオキアではグフイグナイテッド(ハイネ・ヴェステンフルス専用機)を、ジブラルタル基地ではデスティニーとレジェンドを受領するとともに、各地を転戦する。 ガルナハンの敵の地球軍の陽電子砲(ローエングリン)の砲台破壊作戦ではレジスタンス(少女コニールら)の協力を得て鉱山跡の通路を利用した奇襲作戦を行う。ザフト軍は積極的自衛権行使の大義名分で領土的野心がないとしているので前大戦同様の大規模降下作戦ができないので、ラドル隊がバクゥやガズウートの大群で大規模作戦を展開したが失敗しことごとく撃破され苦戦していた。再度のラドル隊の攻撃作戦に協力させられ、デュランダル議長自身の発案でザフト軍の切り札にされる。タリアはマハムール基地での作戦会議でデュランダル議長をタヌキ呼ばわりしている。

ヘブンズベース戦ではデュランダル議長やザフト軍の上層部もブリッジに乗艦し、事実上の旗艦でブリッジがザフト軍の戦闘指揮所となった。

ロゴス側の返答なし強引開戦でザフト軍が降下作戦を開始したら、ロゴス側にニーベルング照射され降下部隊が撃破され、いきなりデストロイを5機も出されて、味方の対ロゴス同盟軍の東アジア共和国軍のイージス艦やザフト軍潜水艦ボズゴロフ級などを多数撃破され、ザフト軍が手をこまねいていてシンが出撃要請をしてタリアも迷っていた際に、デュランダルは頼むと一言だけ発言し、タリアもデュランダル議長に忖度する形でミネルバが出せるMS3機全てを出撃させ、ザフト軍全体の呼び水となる大活躍し、デストロイを撃破してヘブンズベース制圧に貢献する。

戦闘終了後、パイロット3人にデュランダルはネビュラ勲章(シンは2個目)およびシンとレイには特務隊フェイス権限を与える授賞式を行い、デュランダル議長はミネルバを降りてプラントに帰国準備とジブリール追討作戦を行い、オーブに逃げ込んだという情報をつかみ、ジブリール逮捕の名目でオーブ侵攻を行う。

オーブ侵攻戦の後、アルザッヘル基地レクイエムを発動させたロード・ジブリールを討つべく、カーペンタリア基地から再び宇宙へ上がる。ジブリールを取り逃がしたが、オーブではカガリ(アスハ代表)による侵攻への抗議の世界的メッセージ放送が流され、デュランダルの命令と反論でミーアの偽ラクスによるオーブ非難放送を流すが、オーブ側では本物のラクスがカガリとともに連携していて、デュランダル側のラクスが偽物であると明言する。 オーブ侵攻では旗艦セントヘレンズがアークエンジェルに撃沈されたため、ジブリール拘束の作戦失敗というタリアの判断でミネルバが旗艦になり、ザフト全軍の撤退を決める。

民衆世論は2人のラクス(しかもプラント側が偽物で、ロゴス討伐作戦を支持した民衆や、それ以前の地球軍の開戦後の横暴による侵攻から解放した、ガルナハン攻略作戦のレジスタンスで味方となった少女コニールら、ザフト軍やデュランダル議長に感謝している味方の民衆にさえ動揺が広がった)で世界に衝撃が走った。 2人のラクスの件は、レイはデュランダルを信望し動揺せず何も反応していないが、シンは激しく動揺したがデュランダル議長支持を続けた。

デュランダル議長のデスティニープラン発表直後にデュランダル議長にシンとレイが呼び出され、メサイヤでデュランダル議長直々に激励(2人ともデスティニーとレジェンドの機体でミネルバから即時移動している)が行われており、2人ともデュランダル議長のデスティニープランに賛同した。

メサイア攻防戦において、レクイエムの1次中継ステーションを巡る戦闘ではアークエンジェルを追い詰めるも、タンホイザーの一撃をムウ・ラ・フラガ(ネオ・ロアノーク)搭乗のアカツキに防御された上に、タンホイザー本体を破壊されたことで甚大な被害を受ける。

最終決戦では月面上空でアークエンジェルと正面から交戦するが、アークエンジェルが一瞬の隙を突いてバレルロールを敢行し、背面飛行で上空に占位する。直上への攻撃手段を持たないため、為す術も無くアークエンジェルの斉射を受けて主砲ビームとMSカタパルトを損傷した上に、機関部へインフィニットジャスティスファトゥム-01の体当たりによる突貫攻撃(小説版ではムラサメのビーム)を受けて大破し、月面へ不時着する。その後、乗員は退艦したことが副長アーサー・トラインに後を任せるタリアの台詞からうかがえるが、終戦後の動静(曳航修理や退役・除籍など)は不明。

タリア(グラディス艦長)は退艦後にレイのレジェンドもメサイアに向かい、キラとギルバートの対峙の場面に立ち会い、レイはもちろんギルバートを支持しキラを殺害しようと銃を構えてキラを狙って待っていたが、論戦でキラの明日を取る決意を固め、寝返ってギルバートに銃撃し、タリアもデュランダルに殉死することを決意(レイはもともとクローン人間で余命短いので殉死)しキラ(リマスター版ではキラとアスラン)にマリューへの子供を預ける旨を託し、レイは最後に母のように接してくれたタリアに感謝し、3人はメサイアに残り炎に包まれた。


  1. ^ 正式配備されたものではなく、アーモリーワン襲撃時にデュランダルと極秘で会談していたオーブ連合首長国代表カガリ・ユラ・アスハとその護衛アレックス・ディノが搭乗し、ミネルバに収容された機体である。


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