マクロファージ 関連項目

マクロファージ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/24 01:32 UTC 版)

マクロファージ(Macrophage, MΦ)は白血球の1種。生体内をアメーバ様運動する遊走性[1]食細胞で、死んだ細胞やその破片、体内に生じた変性物質や侵入した細菌などの異物捕食して消化し、清掃屋の役割を果たす[1]。とくに、外傷炎症の際に活発である[1]。また抗原提示細胞でもある。免疫系の一部を担い、免疫機能の中心的役割を担っている。 名称は、ミクロファージ(小食細胞)に対する対語(マクロミクロ)として命名されたが、ミクロファージは後に様々な機能を持つリンパ球などとして再分類されたため、こちらのみその名称として残った。大食細胞大食胞組織球ともいう[1]


  1. ^ a b c d e 新井康允「マクロファージ」 『日本大百科全書小学館https://kotobank.jp/word/%E3%83%9E%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%82%B8-135969#E6.97.A5.E6.9C.AC.E5.A4.A7.E7.99.BE.E7.A7.91.E5.85.A8.E6.9B.B8.28.E3.83.8B.E3.83.83.E3.83.9D.E3.83.8B.E3.82.AB.292019年7月30日閲覧 
  2. ^ 食細胞”. マイペディア日立ソリューションズ. コトバンク (2010年5月). 2013年3月1日閲覧。
  3. ^ http://www.tmd.ac.jp/mri/koushimi/shimin/ooteki.pdf 市民公開講座_20180223 からだをまもる免疫の研究
  4. ^ 宮坂昌之ほか『標準免疫学』、医学書院、第3版、2016年2月1日 第3版 第2刷、343ページ
  5. ^ 宮坂昌之ほか『標準免疫学』、医学書院、第3版、2016年2月1日 第3版 第2刷、343ページ


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