ポーカー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/03 00:01 UTC 版)
ポーカーに関連する内容
ポーカーを楽しむための用具
- ポーカーゲームを始めるために必要な用具は、手札の強さだけの勝負の場合は、トランプのみである。ベッティングを行う場合は基本的にはトランプとチップがあれば十分運営、進行することができる。トランプは繰り返しゲームを進行しても傷みにくいプラスティック製のカードを使用することが好ましい。チップはデノミ(数字表示)の入った3種類から4種類のポーカーチップがあれば十分である。本格的な持ち運び用のポーカーチップセットには、必要となる数種類のデノミ(1,5,10,25,100,500など)のチップとディーラーボタンとトランプが含まれている。
店舗やトーナメント大会などで本格的にポーカーを運営する場合には、この他に、ポーカーテーブル、カットカード、ディーラーボタンを用意してほしい。カードについては、「1回の使用でカードを破り捨て廃棄するバカラほどではないがそれなりの頻度でのカード交換が望ましく、特に新たにテーブルをオープンする際には封の切られていないカードをすべてのプレイヤーの目の前で開封することが望ましい」「カードの再利用を前提とした、カードの傷みを厭うことに起因する不十分なシャッフルでゲームを壊すことは望ましくなく、使い捨てを前提とすることによってより激しいシャッフルを行える」「客によるカードの破損によるカード消費コストを抑えるとともに、客にそれを遠慮させないように配慮する(通常、客はカードを折り曲げるといった荒い扱いを行うことも十分あり得る)」という理由により、本格的な運営をするならば使い捨て可能な安価な紙製カードを用いることが望ましいとされていたが、高品質で耐久性に優れるプラスチック製カードの普及により、前述のワールドシリーズ・オブ・ポーカーをはじめとするポーカー大会や一部のカジノではプラスチック製のものが採用されている。 最近では、ディスカウントストアや百貨店で販売しているので手軽に調達できる。 その他、通販ショップなどでもトランプ専門店、カジノ専門店などで良心的なお店が多く、手軽に安全に購入できる。
ポーカーに関連する単語
ポーカー用語の一覧
- ポーカーフェイス (poker face)
- 心の動きを隠してつくった無表情な顔つきや様子のこと。とぼけ顔。ポーカーをする際、相手に持ち札の良し悪しを悟られないように表情を変えないようにすること(戦術)に由来する[7]。
ポーカー関係者・大会・表彰
- 大会
- ポーカートーナメント
- 表彰
- Poker Hall of Fame - ポーカー殿堂[8]。
ポーカーを題材にした映画
ポーカーが主題
- テキサスの五人の仲間(1965)
- シンシナティ・キッド(1965)
- 5枚のカード(1968)– 原題:Five Card Stud
- スティング (映画)(1973)– 原題:The Sting
- マーヴェリック(1994)
- ラウンダーズ (映画)(1998)
- シェイド (映画)(2003) - シルベスタ・スタローンも出演している。
- ラッキー・ユー(2007) - 2003年のポーカー世界選手権をモチーフにした作品
- モリーズ・ゲーム(2017)
一部で登場する
- カジノ・ロワイヤル(2006)- 長時間テキサス・ホールデムをするシーンが描かれており、少々ポーカーのルールを理解していないと理解しにくい場面もある(1967年版映画と原作はポーカーではなくバカラである。)。
- ターミネーター2 - カップに五枚のカードが描かれている「Wildcard Poker」というゲーム要素がある自動販売機が登場する。警備員が購入したカップの役はフルハウスであり、運が良いと言った直後にターミネーターに殺害されるシーンがある。ポーカーハンドの強さを知らないと何故運が良いのか理解しにくい場面でもある。
ポーカーを主題にした小説
- カナリア殺人事件(1927年)-S・S・ヴァン・ダイン著
- 悪党どものお楽しみ(1929年) - パーシヴァル・ワイルド著
- 偶然の音楽(1990年) - ポール・オースター著
- 殺人カジノのポーカー世界選手権(2003年) - ジェイムズ・マクマナス著(ドキュメンタリー小説)
- Fake(2004年) - 五十嵐貴久著
- ポーカーはやめられない ポーカー・ミステリ書下ろし傑作選(2007年) - オットー・ペンズラー編(15人の作家が書き下ろした「ポーカー・ミステリ」15編を収録)
ポーカーを主題にした漫画
- 武装ポーカー(1980年) - ポーカー勝負を描いた荒木飛呂彦のデビュー短編。
- 100万$キッド(1986-1988年) - 石垣ゆうきの漫画(原案協力:宮崎まさる)。全79話中、第35話まではラスベガスなどでのポーカー(クローズド・ポーカー)のトーナメントが描かれる。第64話はインディアンポーカー、第65話から第71話はファイブカード・スタッド、第72話から第79話(最終話)はクローズド・ポーカーの勝負が描かれる。
- ジョジョの奇妙な冒険 Part3 スターダストクルセイダース(1989-1992年) - 荒木飛呂彦の漫画。1エピソードである「ダービー・ザ・ギャンブラー」(全6話)では、超能力を利用したイカサマの指摘、レイズ、ブラフが登場する。
- 世紀末博狼伝サガ(1995-1998年) - 宮下あきらの漫画。
- LIAR GAME(2005-2015年) - 甲斐谷忍の漫画。カードを17枚(絵札以上の合計16枚とジョーカーのみ)しか使わない変則ポーカー『17(セブンティーン)ポーカー』が登場するほか、必要なカードを全て入札により得る『入札ポーカー』にも登場する。
- 嘘喰い(2006-2018年) - 迫稔雄の漫画。イカサマを利用したゲームだけでなく、通常のギャンブルとしても何度かプレーされている。
- 賭博堕天録カイジ 和也編(2009-2012年)および賭博堕天録カイジ ワン・ポーカー編(2013-2017年) - 福本伸行の漫画。1対1で、互いに1枚のカードを使って勝負する「ワン・ポーカー」が登場する。役はないためトランプゲームの戦争に近い。また、同作者の賭博覇王伝 零 ギャン鬼編にて、双方1セットずつ、ジョーカーを除いた100枚のトランプを用いた変則ルールの「100枚ポーカー」が登場する。
- ジャンケット(2010-2011年) - 原作:赤木太陽、作画:紅林直。テキサス・ホールデムが主題の漫画。
- BET - 押川雲太朗の漫画。交換する手札を公開するクローズドポーカーや、トーナメント・チップが金銭的価値を持つ変則ルールのポーカーが登場する。
ポーカーを題材にしたゲーム
ゲーム内のミニゲームとして遊べる作品を除く。
- 逆転裁判4ではポーカーがストーリーの鍵となっている。
- 咎狗の血 - トランプのスートが刻まれたドッグタグを暴力で奪い合い、特定のハンドを揃えることを目指すデスゲーム「イグラ」が物語の軸となる。
- 一億人のテキサスポーカー - 日本では馴染みの薄いテキサスホールデムをテーマにしたAndroidゲームアプリ。
- ドラゴンポーカー - ロールプレイングゲームとポーカーが融合したiOS/Androidゲームアプリ。
- ポーカースタジアム - テキサスホールデム・ポーカーで競い合うネット対戦のアーケードゲーム。
ポーカーを題材にしたドラマ
- 仮面ライダー剣 - 本作品で仮面ライダーはトランプを模した「ラウズカード」に怪人(アンデッド)を封印していく(ライダーのモチーフもトランプのスート)。また、ライダーたちはそれらの封印されたトランプの力で変身し、最強形態の仮面ライダーブレイドのキングフォームはポーカーのハンド名にちなんだ技を繰り出す。
ポーカーを題材にした楽曲
- 「ハートで勝負」 - 石野真子が1980年4月にリリース、通算9枚目のシングルの楽曲
- 「ロイヤル・ストレート・フラッシュ」 - 近藤真彦が1983年11月にリリース、通算12枚目のシングルの楽曲
- 「closed POKER」 - UVERworldが2010年4月にリリース、5枚目のアルバム『LAST』に収録された楽曲
- ^ Rules of Card Games: Poker Hand Ranking(pagat.com) にさまざまな変種を集めてある
- ^ “New Jersey Casino Control Commission - Chapter 46. Gaming Equipment”. state.nj.us (2006年7月30日). 2006年7月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年9月17日閲覧。
- ^ a b Parlett's Historic Card Games: Poker
- ^ Cowell (1844), p. 94.
- ^ 日本経済新聞社・日経BP社. “日本人初・ポーカー世界王者「勝利の極意は株式投資」|エンタメ!|NIKKEI STYLE”. NIKKEI STYLE. 2023年3月17日閲覧。
- ^ “ポーカーとは”. 内閣府認証NPO法人日本ポーカー協会. 2023年3月17日閲覧。
- ^ 『大辞林 第三版』(三省堂、2006年)
- ^ “ポーカープレーヤーのフィル・ヘルムートJr ポーカー殿堂入りを果たす”. www.afpbb.com (2007年7月6日). 2023年6月12日閲覧。
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