プルーン プルーンの概要

プルーン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/12 14:51 UTC 版)

プルーン(乾果)
プルーン(生果)
1. レイヌクロード、2. ダムソン、3. ロンバート、4. Maynard、5. イエローエッグ
ミラベル

特徴

中心の大きな種は、ほとんどの品種が、果肉と簡単に外せる。

食物繊維が豊富である。

半生状のドライフルーツや、ペースト状のプルーンシロップに加工されて食されるのが主だが、新鮮なものは生のままでも食される。

旬は7月から9月の夏季。

プレジデントは、インペラスト(ブループラム)系統で、果汁が多く生食向きである。

産地

世界的には、アメリカ合衆国カリフォルニア州が一大産地となっている。

日本の産地

プルーンは雨により裂果が起こりやすいため、日本国内では比較的雨の少ない長野県(日本国内生産量のおよそ6割)、青森県北海道などで栽培されている。日本国内で生産されたプルーンの多くは、生食用として出荷・消費される。

栄養素

プルーンは食物繊維が豊富であり、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の双方をバランスよく含む。また、プルーンに含まれる水溶性食物繊維ペクチンは、善玉菌のエサとなり、腸内環境の改善や便秘の予防・改善に役立つ。

プルーンに含まれる炭水化物の大半は、食物繊維と「ソルビトール」であり、相乗効果で、優れた整腸作用や便秘解消効果を発揮する。ソルビトールの作用は便秘薬や緩下剤の成分として使われることがあるほどである。

ポリフェノールも豊富である。

プルーン(乾果)[1]
100 gあたりの栄養価
エネルギー 1,006 kcal (4,210 kJ)
63.88g
糖類 38.13g
食物繊維 7.1g
0.38g
2.18g
ビタミン
ビタミンA相当量
(5%)
39 µg
(1%)
148 µg
148 µg
ナイアシン (B3)
(13%)
1.882 mg
パントテン酸 (B5)
(8%)
0.422 mg
ビタミンB6
(16%)
0.205 mg
葉酸 (B9)
(1%)
4 µg
コリン
(2%)
10.1 mg
ビタミンC
(1%)
0.6 mg
ビタミンE
(3%)
0.43 mg
ビタミンK
(57%)
59.5 µg
ミネラル
ナトリウム
(0%)
2 mg
カリウム
(16%)
732 mg
カルシウム
(4%)
43 mg
マグネシウム
(12%)
41 mg
リン
(10%)
69 mg
鉄分
(7%)
0.93 mg
亜鉛
(5%)
0.44 mg
マンガン
(14%)
0.299 mg
他の成分
水分 31g
%はアメリカ合衆国における
成人栄養摂取目標 (RDIの割合。
プルーン(生)[2]
100 gあたりの栄養価
エネルギー 205 kJ (49 kcal)
12.6 g
食物繊維 1.9 g
0.1 g
0.7 g
ビタミン
ビタミンA相当量
(5%)
40 µg
(4%)
450 µg
チアミン (B1)
(3%)
0.03 mg
リボフラビン (B2)
(3%)
0.03 mg
ナイアシン (B3)
(3%)
0.5 mg
パントテン酸 (B5)
(4%)
0.22 mg
ビタミンB6
(5%)
0.06 mg
葉酸 (B9)
(9%)
35 µg
ビタミンC
(5%)
4 mg
ビタミンE
(9%)
1.3 mg
ミネラル
ナトリウム
(0%)
1 mg
カリウム
(5%)
220 mg
カルシウム
(1%)
6 mg
マグネシウム
(2%)
7 mg
リン
(2%)
14 mg
鉄分
(2%)
0.2 mg
亜鉛
(1%)
0.1 mg
(3%)
0.06 mg
他の成分
水分 86.2 g
水溶性食物繊維 0.9 g
不溶性食物繊維 1.0 g

ビタミンEはα─トコフェロールのみを示した[3]。別名: ヨーロッパすもも 廃棄部位: 核及び果柄
%はアメリカ合衆国における
成人栄養摂取目標 (RDIの割合。

記念日

2007年7月、プルーンの日を、サンスウィート・インターナショナル日本支社が毎月26日[4]に制定。




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